磯での「イシガキダイ」釣りで2kg超え頭に5尾 いよいよ最盛期突入か?
2021年11月10日 17:00
抜粋
大江(熊本県天草市)の磯で、イシガキダイの食いが活発。釣れる確率も高く、最盛期に突入した模様だ。10月24日に釣行した時の様子をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
大江のイシガキダイ釣り
大江のイシガキダイは秋から初冬がシーズン。ガンガゼをエサにしたブッコミ釣りで狙うのが一般的な釣り方だ。
例年だと9月ごろから見え始め、10月半ばには本格化するパターンが多いものの、今年はやや遅れて開幕。10月も後半になってようやく釣果が上向いてきた。
平均サイズ
型は1~1.5㎏が平均サイズ。時折2kg級が交じるうえ、2~3kgの本イシ(イシダイ)もくる。サイズ的には離島に比べると小さいが、脂が乗って丸々と肥えているのが特徴だ。
イシガキダイ釣りの仕掛け
午前5時半ごろ、釣り仲間の辻さん(熊本市)と一緒に黒瀬崎に渡った。辻さんはイシ物釣り3回目。これまで本命の釣果はなく、「今度こそは1尾釣りたい」と意気込む。
2人ともほぼ同じ場所に釣り座を構え、仕掛けの準備に取りかかる。海底は起伏が激しい岩礁のため、捨てオモリ式に。ハリは強固で刺さりのいい石鯛ワイヤーを選択し、ハリにエサをセット。
エサ
カンガゼの剣(トゲ)を切らずに丸掛けにし、まずは15mほどの深ダナから探りを入れた。
深ダナ反応なく浅ダナに
深ダナの置きザオでアタリを待つこと10分以上。全く反応がなく仕掛けを回収すると、ガンガゼがそのままの状態で残っていることから、今度は10m前後の浅ダナを攻めてみた。するとエサを軽く突くアタリが出始めた。
魚信は次第に大きくなり、ガツンガツンとサオ先を叩く。しかし、なかなか食い込まず、エサをチェックすると、芯まできれいになくなっている。ここでイシ物と確信し、手数を増やしていった。
魚が走るまで待ち本命手中
浅ダナが的中したのか、魚信はどんどん強くなり、押さえ込むようなアタリにかわってきた。ここでサオを静かに持ち、ゆっくりと送り込んでいくうちにようやく魚が走った。軽いやり取りの末に水面を割ったのはキロ級のイシガキダイだ。
辻さんにも浅ダナで送り込むよう促すと、すぐにサオを曲げてみせた。リールを力強く巻き、浮かせたのは同型のイシガキダイだった。
アタリは間断なく続くが、やはり仕掛けを置くだけでは食い込まない。送ったり、宙釣りで狙ったりを繰り返しながら、魚が走るまで待った。これが奏功し、私は同型を3尾追加。しかし、辻さんは2尾目が出ないまま時間が過ぎていった。
ラストに納得サイズ登場
ガンガゼも残りわずかになった午前10時過ぎ。サイズアップを目指し、ひたすら手返しを繰り返した。すると2人ほぼ同時にサオが曲がった。
腰を落として(リールを)巻きにかかると、魚は横走りしながら真下に潜る。ここで強引に浮かせたのは2kgを超える良型だ。辻さんも1.5㎏ほどを抜き上げ、「めっちゃ嬉しい。感動した」と大喜び。互いにラストを締めくくる納得の1尾に顔を見合わせて笑った。
今後の展望
現地のイシものは例年12月ごろまで狙える。今年はシーズン入りが遅れた分、釣期がやや後ろにずれるかもしれない。
<松田正記/TSURINEWSライター>
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