「足元のキワ」狙い撃ちシーバスゲーム ヒットするもバラシ連発の謎
2021年11月11日 11:30
抜粋
ここ最近、大阪湾でメタルジグを投げまくっている。するとある朝、キワの巻きでシーバスのパターンがあることを知った。しかしすべてエラ洗いバラシで泣いている。決着をつけにいった10月24日、秋の大阪湾釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大阪南港で釣行
当日は中潮回り、風がやや強いが、キワにメタルとバイブレーションを落として巻くだけなので、さほど問題にはならない。しかし、二日前にもアジング釣行してわかったことだが、夜はもう冬の寒さだ。暑くても死なないが寒いと死ぬというか釣りができないので、しっかりと防寒して釣り場に立った。
狙いは、ここ二、三週連続でバラシに泣かされているシーバスとの決着。目測でおよそ50cm程度とそんなに大きくないのに、なぜか獲れない。
日の高い時間からイン
エントリーは午後3時ごろ。気持ちいい気候だが、潮はほぼ下げきり。それでも大丈夫だろうと、まずは小手調べにサバを、などと甘く思っていたらまったく釣れなかった。しばらくは静かな時間を過ごした。チヌがプカプカと海面直下を泳いでいたりする。見えている魚は釣れない。
日が沈みかけて、時合いに近づくに釣れてサバが反応し始めた。しかし、たった2日空けただけでも、サバの魚影が薄い。ここ日は、関西ではガツンと気温が下がった。その影響もあるのだろうか。まして水温に敏感なアジなど、今はまだ安定して釣れないだろう。
今回はタチウオ特色のメタルジグ、紫×グローカラーも持ち込んだ。しかしこれにもサバしか食わない。9月下旬に一度入ったタチウオだが、私の知る限り、そこから10月までは無だ。
シーバス決着ならず
ほぼ暗くなりかけてから、温めていたキワを打ち出した。微妙に光量があるうちは、メタルでさーっとリトリーブ。しかし、もしかするとここ数週間の私のバラシで学習されてしまったのか、メタルには食わない。一尾だけ表層まで追尾してきたが見切られた。
暗くなると焦燥感が募る。鉄板バイブ、アタらない。バイブレーションヘッドにワームをつけた、ハード&ソフトルアー、ハーフ&ハーフみたいなリグで探る。
今日はもうダメだろうな、と本当に独り言を呟いたそのあとの巻き上げで食った。ほとんどテクトロみたいにしていて、テンションをかけて巻きだしたところでヒット。表層近くだったのだろうか、すぐにシーバスが大口をあけてまともにこちらを向いて飛び出してくる。エラ洗い、バラシ。その間、体感で約3秒。
まただ、と膝をついた。またしてもだ。またしても、またしても、バラシた。どれだけ時間をかけてやっても、勝負は一瞬。ワンチャンス、逃せば終わり。バラシの釣行記を書くのは面白くない。何かこうして悔しさを綴ることがまた悪い運を呼び込む気さえする。
しかしその後も、ワームをかえると小アタリは続いた。もしかするとカサゴがワームの尾を突いているだけかもしれないが、何か感触はある。次は必ずしとめると決意を強めた。
次は7ft台ロッドで
最近釣っている釣り場は、足場が低い。そしてキワひとつでしか反応しない。新調した8ftのサオをいろんな実験の意味で使っているのだが、ほとんど水面から1mもない足場のキワを釣ると、このレングスは持て余す。エラ洗いされたときに、瞬時にサオ先のテンションを抜く所作も、少し遅れる。
今度はバスロッドを持っていこう。7ftのML、これでなんとかバラシを逃したい。
手数を増やしていこう
シーバスを狙う上では、「手数を増やす」ことも絶対条件。学習する魚で、一度見たものは食わないので、こちらの手数を増やして食わせるしかない。メタルも新しいものを買い足した。ワームもジグヘッドも、今準備中。にわかにガチシーバスめいてきた。シーバスはソルトを始めたばかりの頃していたが、ルアー単価が高いのに閉口してやめていたのだ。
他魚種の状況
大阪湾近郊では、この秋、他魚種の反応も薄い。どうもサバ以外いない気がする。アジはそろそろ入っていいはずだが先にサバが食う。メバルもまだ、タチウオ無。今はサバかシーバスしか釣り物がいない。大物を狙うなら、シーバスの活性は高いようでオススメである。
<井上海生/TSURINEWSライター>
南港
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