ドーム船ワカサギ釣り必須アイテム一挙公開 あると嬉しいのは座布団?
2021年11月11日 11:00
抜粋
今やワカサギ釣りの主流となっているのが、「専用電動リール」を使った釣り方。ここでは、ドーム船でのワカサギ釣りに必要なアイテムを紹介。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版オーナーばり・服部和彦)
ワカサギ釣りに必要な道具
ワカサギ釣りに必要な道具は、電動リール、穂先、可変アダプター、外部電源バッテリー、リールを置く台、仕掛け、オモリ、バケツ、ハリ外し、エサ、エサ箱、ハサミ、クーラーボックス、チャック付きビニール袋、魚探にクッションシートなど多岐に渡る。
穂先
穂先は、グラスソリッドやカーボンファイバーを平たくした専用竿で、25~30cmが使いやすい。先調子はアタリが見やすく、胴調子は巻き上げ途中にバレにくい。どちらも使用するオモリの負荷に合わせた硬さのものを使用する。
電動リール
電動リールには、あらかじめミチイト(PEライン)を巻き、サキイトを付けておく。サキイトを付けておいたほうが、誤ってリールの巻き上げスイッチが押された場合でも、穂先を折らずに済む。
電動リールと穂先は可変アダプターで接続し、穂先の角度を調整。穂先の向きを水面から水平にするほどアタリは見やすくなり、逆に穂先の向きを下げるほどアワせたときのブレが少なく、魚は掛かりやすくなる。初めは、水平から約20度くらい下げるぐらいがちょうどいい。電動リールは落下防止のため、リールを置く台とコードで接続。
オモリ
オモリは魚の大きさや活性、水深に合わせる。魚が大きいとき、活性が高いときはハリに掛かるとよく暴れるので、重めのオモリで動きを抑える必要がある。逆に活性が低いときに大きいオモリを使うと魚が驚いて散る場合もある。5~8gを基準に、状況に合わせて軽いものや重いものを追加する。
ハリハズシ
釣れた魚はバケツに添え付けた専用のハリハズシを使用すると簡単に早く外すことができる。
オモリに近い、下の魚から順番に外し、オモリはバケツの外に出しておく。
ある程度、魚が貯まったら、チャック付きビニール袋に入れ、氷(保冷剤)の入ったクーラーボックスに移す。
エサ
エサはサシを使う。紅サシと白サシに大別できるが、湖によって食いが異なるので、釣行する際は船宿に確認するといい。ハリに付けたら適当な大きさにハサミでカットする。
ワカサギはサシの体液を食べている。カットしないと体液が出ずに食いが極端に落ちる。サシの頭と尻にハリを刺し、真んなかをカットすると一度に2つのハリにエサ付けできる。このとき、オモリを釣り座の外に垂らしながら行うことで、つねに仕掛けが張られ、絡みにくく、タオルや服にもハリが刺さらない。
サシはエサ箱に入れておく。不要なおがくずを振り落とす、ふるいとセットになったものが便利。エサは早め早めに交換。
魚が掛からなくても、水中で誘う間にぽろぽろ体液が出ていく。これがコマセの役割になってワカサギが寄ってくる。エサを替えないと寄ってこない悪循環に陥る。釣れていても、釣れていなくてもエサは定期的に替えるようにする。また、虫エサが苦手な人には人工エサがオススメ。
なお、ドーム船でのワカサギ釣りは胡坐(あぐら)をかいて行うのが一般的。腰への負担を考慮し、座椅子やクッションを持参するといい。
特効アイテム「魚探」
釣果を伸ばすための特効アイテムが魚探(魚群探知機器)。水中の様子が分かることで集中力が増す。中層の魚群をいち早く察知し、画面に映ったオモリを見ながら群れに仕掛け位置を合わせられる。群れで泳いでいるワカサギは活性が高く、エサに食いつきやすい。連掛けも狙えるので釣果倍増。
アタリが出ない時間帯も、魚がいないのか、いるのに食わないのかが分かるだけで対応が変わってくる。上級者のなかには「ワカサギは魚探で釣るもの」という人もいるほど。それだけ魚探の役割は大きいということ。
入門者には、なかなか手を出しづらい高額製品だが、この釣り以外でも使用用途は幅広いので、釣果アップを目指すなら検討したいアイテムだ。
ベテランのひと工夫
ミチイトにサキイトをつないで、もしものときに穂先破損防止。
電動リールの船べり停止ガイドで止まる最小のサルカンをミチイトに結び、サキイトとしてフロロカーボンライン0.6号、その先に穂先のガイドを通る大きさのサルカンを結んでセット完了。
このサキイトを結ぶことで、誤って余計にリールを巻いてしまったり、船べり停止の誤差による巻き込みでも、穂先を破損することを防いでくれる。
また、穂先交換の際も素早く行うことができる。サキイトの長さは穂先から5cmほど垂らす程度。
<週刊つりニュース関東版オーナーばり・服部和彦/TSURINEWS編>
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