アマダイ五目船で本命ほかオニカサゴやキダイ手中 船中40cmの良型も
2021年11月11日 16:00
抜粋
相模湾小坪の椿丸は、季節に応じて各種仕立船、各種乗合船で出船中。アマダイ五目乗合で釣行した、10月19日（火）の模様をリポートする。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版APC・木津光永）
椿丸でアマダイ五目
都心に近い自宅を車で出発。首都高速～横浜横須賀道路・朝比奈インター経由で逗子マリーナの南側にある小坪港まで1時間ほどで到着。6時になると船着き場の左端に第7椿丸が接岸され、佐藤謙一船長とあいさつを交わした。
椿丸船長と（提供：週刊つりニュース関東版APC・木津光永）6時半、左舷ミヨシに益子さん、トモ側に山口さん。右舷ミヨシに私、トモ側に梅本さんの4人が座って出港。航程20分で佐島沖のポイントに到着。釣り場の天候は曇り時々雨。風は北北東から7～8mと強かったが、三浦半島が盾になり波高は最大でも1.5m程度に抑えられている。潮色は澄んだ青緑色で、1ktくらいの速度で南へ流れている。
多彩なゲスト魚が顔見せ
7時。風上に船首を向けて安定すると「はい、どうぞ。水深は60mです。オモリを海底から30cm程度上げてやってみてください」と丁寧な口調で開始のアナウンス。
底ダチを取るとすぐに小さなアタリがでて、その後も投入のたびにエサ取りの攻撃を受けた。正体は14～15cmのエソやトラギスなどだ。
タックル図（作図：週刊つりニュース関東版APC・木津光永）船長から「水深が70mまで下がりました。深くなっていきますが、もう少し流しますね」のアナウンスがあった直後、ゴンゴンと強いアタリで24cmのアヤメカサゴが登場。上バリを食っていたので「仕掛けを下げすぎている」と判断、その後はタナを1.5mに上げることに。
あまりにエサ取りの攻撃が激しいため、20分で流し変えになったが、今度は14～15cmのキダイが猛攻。小さいのでリリースしたいが、多くが水圧の変化に耐えられずに昇天。持ち帰って食べることにする。船中では梅本さんが25cmのメダイを上げたり、山口さんが同型のマハタやムシガレイを仕留めるなど魚種多彩でにぎやか。
アマダイの時合い到来
手返しを速めて投入回数を増やすと、水深80mまで下がったところでゴンゴンと強いアタリ。置き竿にして電動リールで巻き上げを開始する。海底近くと、海面下20～30mで激しく暴れたので「アマダイだろう」と確信。電動リールが止まりそうになったら竿先を持ち上げて天ビンを引き寄せる。
仕掛けを手繰ると30cm級の、ピンクとホワイトのグラデーションが奇麗な魚が見えてきた。中バリに掛かってきたのは予想通りの魚で、タナ取りは正解だったということだろう。
40cm級も登場（提供：週刊つりニュース関東版APC・木津光永）ほぼ同時に右舷トモでも27cmが取り込まれ、時合いが来たようだ。水深90mのポイントでは益子さんが40cmを抜き上げた。
アマダイ求めて転戦
8時。船は水深70m前後の釣り場に移動。船長から「ここは時折、良型のマダイがでますのでタナを5mくらいに上げてやってみると面白いかもしれませんよ」のアナウンスがある。
釣り座の様子（提供：週刊つりニュース関東版APC・木津光永）アマダイ仕掛けのまま10分ほどマダイを狙うが不発。水深が下がり始めた辺りからタナを海底から1.5mに戻すと25cmオニカサゴ。梅本さんも同じ魚をゲットする。
船は良型のアマダイを求めて南下。油壷沖や三崎沖、城ケ島沖の水深60～100mの釣り場を転戦するが、波が高くなる分だけタナが上ずってしまうようで、15～20cmキダイとヒメコダイの入れ食い状態が続く。
本命ほか多彩に入れ食いで満足
私は3mの3本バリの仕掛けにチェンジしてタナボケのカバーを試みる。すると、20cmのアマダイと25～30cmアヤメカサゴ2尾を追釣できたが、良型には仕掛けが届かず、13時に沖上り。
船中釣果は、20～40cmアマダイ0～2尾、14～20cmキダイ10～20尾、20～30cmアヤメカサゴやオニカサゴ、そのほかもろもろの魚が絶え間なく釣れた。
船長いわく、「これから乗合船はカイワリ・アマダイ五目を主体に受け付けます。ナギの日にはチカメキントキがたくさん釣れる場所に遠征できますよ」とのことで、こちらも楽しみだ。
＜週刊つりニュース関東版APC・木津光永／TSURINEWS編＞
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