河川での穴釣りで良型カジカ15匹 巣穴を丁寧に探れば連続ヒット
2021年11月12日 06:00
抜粋
ちょっと渋め気配の2021年カジカ釣り。しかし、巣穴を1つ1つ丁寧に探り、2時間半で15匹を手中に納めることに成功しました。短時間でしたが大満足の釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
大谷川でカジカ釣り
この日のカジカ釣りのポイントは栃木県の大谷川(だいやがわ)の、鬼怒川との合流地点付近。流れも緩やかでゴロタも多く、かつ駐車スペースからも近いことから、比較的初心者にもオススメできるポイントです。
とはいえ、いい日もあれば渋い日もあるカジカ釣り。お出かけになる際は準備等ぬかりなく!
カジカ釣りのタックル
サオは90cmの釣り堀用金魚ザオ。丁寧に穴を探れるよう、アタリがとりやすいコシが強めのサオを準備しました。ハリは袖3号(赤虫バリ)のカジカにしては小さめから始めて、魚のサイズや食いによって大きくしていく作戦。状況により柔軟に対応しようと思います。
エサはイクラ。前回の余りを冷凍保存しておいたので、これを解凍して使用。その他、ミミズや川虫などでもOKです。
カジカの釣り方
カジカは比較的流れの緩やかな場所の石の隙間で、ジッと上流から流れてくるエサを待ち構えています。狙うポイントはサッカーボールサイズかそれ以上の石と石の隙間(穴)。そんな石が集まったゴロタ場は絶好のポイント。また、単独の石であっても、側面の隙間を探れば釣れる可能性はあります。
アタリは明確で、サオ先がブルブルっときたらそ~っと引き抜きます。また、イクラエサでやれば、魚がエサを食った際白いモヤモヤが見えるので、それもアタリだと思っていいです。
また、カジカは水深20~30cmの浅い所にいるので、箱メガネを持参して「見釣り」やってみても面白いです。箱メガネは見釣り以外でも、やや深いポイントでは水中の穴を見つけるのにも役に立ちます。
コンスタントにカジカヒット
日の出直後の6時過ぎに今回のポイントである大谷川と鬼怒川の合流地点に到着。川を確認すると、鬼怒川を挟んだ対岸には明らかにカジカ狙いの釣り人2人が確認できたものの、大谷川には釣り人の姿はなく、また朝イチ到着ということから、先に誰かに入られた心配もありません。水量もしっかりあって落ち着いて釣りができそう。早速ウェーダーを着用し川に入ります。
穴を見つけてはじっくり丁寧に探っていくと、百発百中、ではありませんが、高確率でカジカがヒット!一つの穴に対してちょっと時間がかかりすぎてしまいましたが、朝イチから順調に数を重ねていきます。
この日は朝から食いがよく、袖3号バリを飲み込まれることも多々あったことから、途中ハリのサイズをハゼ5号にサイズアップ。思惑通り効率の悪さが改善しました。
箱メガネが重宝
この日の天気は晴れ予報のため、時間を気にしつつ、少しずつ上流に移動しながら探っていきます。サッカーボールクラスの石の隙間は当然のこと、ハンドボールクラス、そしてソフトボールクラス(直径約10cm)の石の隙間にも意外とカジカはいたりするので、水深がそれなりにある所では箱メガネも重宝。太陽の光が水面で乱反射していたので、偏光サングラスも役に立ちました。
夢中になって穴を探っていると、あっという間に時間は9時過ぎ。前方にヤマメ狙い?の釣り師の姿が見えたことから、これより先の移動は控えることに。また、ここまでかなり丁寧に探ってきたので、復路も同じように探るのはどうかと思い、ここで納竿としました。
最終結果
小型も目立ちましたが、半分以上は10cmオーバーの合計15匹。2時間半、特に出だしの1時間では11匹確保したことを考えると、効率いい釣りだったと思います。
日によってはピーカンでも終日食いはかわらない日もあるのですが、この日は朝イチに集中して食いが立っていた様子。短時間でしたがとても楽しい釣行でした。帰ってからの料理も実に楽しみです。
大谷川、鬼怒川の渓流釣りシーズンは6月から11月末まで。渓流日釣り券はコンビニで購入が可能。詳しくは栃木県鬼怒川漁業協同組合HPでご確認ください。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
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