投げ釣りをスタートしたい!投げ方やおすすめタックル特集
2021年11月13日 07:01
抜粋
投げ釣りをスタートしたい!投げ方やおすすめタックル特集
シロギスやマゴチ・ヒラメ・カレイ・ロックフィッシュなど、さまざまな種類の魚をターゲットにした、投げ釣りに人気が集まっています。
そろそろ始めてみようかな?と考えている初心者アングラーも、結構いるのではないでしょうか。
ここでは、投げ釣りの特徴や投げ方のコツ、おすすめのタックルについてご紹介します。
そもそも投げ釣りってどんな釣り方なの?
投げ釣りとは、専用の仕掛けを天秤オモリなどを使ってロングキャストし、沖合いのポイントに居る魚たちを狙う釣り方のことです。
魚はあらゆる場所に居ますが、沖合いのポイントなら、アングラーによるプレッシャーを受けていません。
警戒心が低いままの状態なら、釣れる確率は自ずとアップしますよね。
また岸際より深い水深を探ることになるので、釣れる対象魚が幅広く豊富になりますよ。
最も有名なのはシロギスですが、カレイやヒラメも底周辺に居付いていますから、投げ釣りでしっかり狙うことができます。
マゴチやロックフィッシュなども、沖合いの底付近で捕食活動をおこなっているかも。
何が釣れるか分からないドキドキ感を、じゅうぶん満喫できそうです。
動画サイトなどをチェックすると、本格的な投げ釣りのシーンに出会いますが、相当長いロッドやロングノーズの専用リールを使っていますよね。
それらをスリークォーターやオーバヘッドなどの投げ方でキャストしている姿は、大迫力です。
でも、初心者アングラーに同じようなアプローチを強いる釣り方ではありません。
もっと気軽に投げ釣りを楽しむスタイルでスタートさせるのがいいでしょう。
まず最初に出向きたい釣り場は、砂浜です。
足場の低いシチュエーションですから、安定感のあるキャストを繰り出しやすいですよ。
周囲に誰もいないことを確認してから、キャスティングの準備にかかりましょう。
持ち込みたい投げ釣り用ロッドは、振出式と並継式の2種類から選べます。
本格的な仕様は、並継式になりますが、気軽に始めるなら振出式がおすすめですね。
長さは4m前後が投げ釣りに適しているとされています。
長過ぎると振り切るのが難しくなりますよ。
短いロッドは、振り切りはバッチリ決まるのですが、飛距離も短めになります。
自分の釣りスタイルに合わせて、長さを選ぶようにしましょう。
投げ方は、ロッドティップからの垂らしを1m以上取って、振り子の要領でラインにテンションをかけます。
あまりチカラを込めずに、前方へ押し出すようにしてキャストすると、徐々に飛距離が伸びていくようになりますよ。
砂浜から軽くキャストする方法を分かりやすく解説している動画はこちら
投げ釣りに使うリールを選ぼう!
投げ釣りに用いるリールは、ロングノーズの専用タイプという印象が強いですね。
でも他の釣りに転用するのが難しいリールですから、もっと汎用性の高いものを最初は選んでいいのではないでしょうか。
具体的には、スピニングリールの4000番クラス。
これならラインキャパもじゅうぶんありますし、さほど重くないので、長い時間投げ釣りをしていても疲れにくいですよね。
ライトショアジギングやサーフゲームのアプローチにも転用できるので、使い勝手はバツグンです。
PEラインの1.0号前後を200m以上巻いて、ショックリーダーラインを結んでおけば、投げ釣りに対処可能でしょう。
ロングキャストにこだわらなくていい投げ釣りスタイルもある!
投げ釣りでロングキャストアプローチをしない釣りスタイルもあります。
その名は、ちょい投げ釣り。
ほんのちょっぴり投げるだけでも、底に棲む魚たちを釣り上げることができますよ。
水深が急に変化するブレイクラインなどは、ちょうどこのちょい投げ釣りで届く辺りに走っています。
地形変化の上に仕掛けを落とし込んで待っていれば、さまざまな魚たちが反応してくれるでしょう。
エサは、ゴカイや青イソメなどの虫系を、適度な長さにカットして用いるのがおすすめ。
エサ盗りも多いので、こまめに仕掛けを巻き上げて、エサが無くなっていないかチェックしてくださいね。
堤防からのちょい投げ釣りを解説している動画はこちら
投げ釣りに使ってみたいおすすめタックルを選んでみた!
それでは投げ釣りに使ってみたい、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
振出式のロッドなら、携行性が高まるので釣り場まで持ち込みやすくなりますよ。
4mあればロングキャストを狙えるのですが、初心者アングラーならもっと短い方が、キャスティングのコツをマスターしやすいかもしれませんね。
リールは、汎用性の高いスピニングリールを選ぶようにしましょう。
ダイワ(DAIWA) ちょい投げ・振出投げ竿 リバティクラブ ショートスイング 10-300 釣り竿
ダイワのリバティクラブシリーズに、ショートスイングが仲間入りしました。
投げ釣りのエントリーモデルとして、とても扱いやすい振出式のロッドです。
全長は2.95mと短めなので、初心者アングラーも振り切りやすいでしょう。
継数は5本ですから、仕舞寸法は71cmにまで縮まります。
これならクルマに乗せておいても邪魔になりませんし、釣り場ポイントまでの持ち運びも楽にこなせますよね。
自重は215gと軽めで、先径/元径は1.6/22.0mmです。
錘負荷は5号から15号なので、軽めの天秤を用意して仕掛けを連ねるようにしてください。
ブランクスのカーボン素材含有率は、30%です。
実際に手にしてみると、とても軽くて曲がり込みのしなやかなブランクスに仕上がっています。
錘負荷に対してしっかり曲がるので、キャストの際にブランクスの復元力で前方に飛ばせますよ。
軽く振ってしっかり飛距離が出るロッドは、とても扱いやすいです。
実売価格は8千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
投げ釣りはもちろん、防波堤からのサビキ釣りなどにも使えますから、1本用意しておけば休日の釣りが楽しくなりそうですね。
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 クレスト LT4000-CXH (2020モデル)
クレストLTシリーズの4000番ですから、ラインキャパ多めで投げ釣りを中心にいろいろ使えますよ。
ギア比が6.2対1なので、ハンドル1回転につき99cmのラインを巻き取ることができるようになっていますよ。
最大ドラグ力は10kgもありますから、大きな負荷が掛かっても対処可能でしょう。
標準自重は270gで、ハンドル長は60mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを150m巻けます。
PEラインなら、1.5号を200m巻けますから、ロングキャストにも対応できますね。
ボールベアリングを4個搭載していて、ハンドルノブタイプはT型です。
実際に手にしてみると、コンパクトにまとめられたデザインで、各部の回転も滑らかな印象です。
ベールを起こしてラインを指で引っ掛けてからの操作も、とてもスムーズにおこなえますよ。
実売価格は5千円台と、とても安い価格帯に収まっています。
投げ釣りメインで使いながら、ライトショアジギングやサーフゲームなどにも転用しやすいのが、大きなメリットですね。
使用後は、ラインローラー周りま水洗いを丁寧におこなってください。
砂や塩気が残っていると、ラインローラーに錆びがまわってトラブルの原因になりますよ。
投げ釣りのコツをマスターしてさまざまな魚たちを釣り上げたい!
投げ釣りの特徴や投げ方・釣り方、おすすめのタックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
投げ釣りはキャスティングの爽快感と、魚か釣れる満足感が得られる釣りスタイルです。
多くのアングラーが釣り場で実践していますが、やはりキャストの際に仕掛けが後ろ側へ振られるので、危険が伴う釣りでもあります。
必ず自分の背後や周囲に目を配って、誰も居ないことを確かめてから、キャスティング動作へ移るようにしましょう。