今週のヘラブナ推薦釣り場【静岡県・野守の池】
2021年11月16日 16:00
抜粋
温暖な静岡県内にあって、無料・整った設備・よく釣れるとなれば、島田市にある野守の池が代表格だろう。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース熊谷充)
野守の池の概況
今期は秋の訪れが遅く、まだまだ両ダンゴで爆釣できるほどの高活性。しかし今後水温が下がれば、底釣りがより楽しめる時期となる。まれにびっくりするほどの良型が出る意外性もあり、また近くをSLが通るので観光をかねた釣行も面白い。
温暖な静岡は、水温も関東の平場と比べて1~2度以上高い感じがする。よって魚の活性はまだまだ高く、日並み次第では両ダンゴのカッツケでも数釣りが可能なほど。水位は平常。水色も良好。
アベレージサイズは9寸~尺1寸だが、尺半クラスや口をほとんど使っていない美ベラが顔を出すこともある。
近年は新東名・島田金谷ICが開通し、関東方面からのアクセスも良好となった(都心部から所要約3時間)。しかし、そこから現地まで向かう大井川沿いの道は急カーブが多く、また工事箇所も多数なので運転には十分注意したい。
周辺のコンビニは現地手前にミニストップ。インターを出てすぐ右側にローソンがある。なお野守の池から至近の大井川鉄道・家山駅は、レトロムードたっぷりの木造駅舎。しかもSLの停車駅なので、一見の価値あり。また祝祭日がメインのSLだが、秋の行楽シーズンは平日も運行。汽笛を聞きながら竿を振れる貴重な釣り場だ。
ポイント
野守の池のポイントを紹介しよう。
新幹線桟橋
コンクリート製の固定桟橋で、釣り台またはスノコが必要。人気なので常に釣り人がいて、エサ打ちがされている。通称・運転席と呼ばれる左端が1級だが、他のエリアでも好釣果は望める。たんに運転席がよすぎるだけ。
茶畑桟橋
桟橋が異様なほど後ろ側に傾いているので釣り台必携だが、釣況は新幹線桟橋とほぼ同じ。なおこの左にフロートタイプの浮き桟橋も設置されたが、ロープが張られているので入釣可能かどうかは不明。
扇桟橋
万力を付けるタル木があるので釣り台不要だが、位置によって傾斜があるので釣り台は用意しておくといい。通路から入って左側の奥(桟橋がやや沈み込んでいる)が人気で、逆に右側は不人気。また床面が朽ちている箇所もあるので、歩行時は注意が必要。
埋め立て地
車をすぐ裏に止められるので人気。野地なので釣り台は必要。長めの竿を使用した底釣りで狙う人が多いが、宙釣りでもOK。
舟置き場
舟と舟の間にパイプで組んだ細い桟橋が2~3本あり、そこに1人ずつ入釣できる。水深があるのだろうか、意外にも人気がある。
舟置き場左横の護岸
道路から竿を出すイメージで、午後は日陰になり寒いにもかかわらず、釣り人がよく入る。おそらく釣れるのだろう。
東屋桟橋と新桟橋
午後から山陰に入るので寒く、入釣者は少ない。穴場的に静かに狙いたい人にはオススメ。
既設釣り台
コンクリート製の頑丈な広い釣り台だが水面から高さがあるので、水を汲んだり取り込みにも何かと厄介だ。そのため入釣者は少ない。ただし駐車場がすぐ裏なので、便利ではある。
釣り方とエサ
人気ポイントなら、多少の日並みによる差はあれど、好みの釣り方で楽しめる。
底釣り
宙と比べて、きれいな魚が釣れやすい。どこに入っても手前は根掛かりが多いので、竿は15尺以上が安心。水深は2本半~3本半。エサは両ダンゴかグルテンセット。それでもアタリがなければウドンセットで段差の底釣りだが、そこまで釣り方を弱くするなら宙にしたほうがいい。
底に近くなるほどジャミ(ブルーギルとクチボソ)が動くので、チクチクした動きが止まらないならグルテンは使わず、両ダンゴで通したほうがいい。
宙釣り
竿10~15尺で、タナ2本前後から狙う。エサは両ダンゴかウドンセット。
<週刊へらニュース熊谷充/TSURINEWS編>
野守の池
入釣料:無料。釣り台必携。水汲み用ひも付きバケツ用意。
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