釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK

2021年11月16日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

初冬の沖釣りで人気のタチウオ。調理もラクで、料理のバリエーションも豊富だ。今回は、柚子やかぼすのかわりにある果物を使った、本格的な日本料理の「柚庵焼き」レシピを紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK

タチウオの柚庵焼き

タチウオはウロコがなく、下処理がとても簡単。さばいたあとは、刺し身はもちろん、塩焼きや煮付けなど、いろいろな料理がラクにできてしまう。今回は、ひと手間加えるだけで上品な味わいになる「柚庵(ゆうあん)焼き」を紹介する。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK下処理が簡単なタチウオ(提供:TSURINEWSライター松田正記)

柚庵焼きとは

柚庵焼きはベースになる〝柚庵だれ〟に魚の切り身と、ユズ(柚)やカボスを絞って入れて漬け込む。これを2~3時間置いて焼き上げる日本料理の1つ。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK柚庵だれに漬け込む(提供:TSURINEWSライター松田正記)

柚子の代わりにミカン

今回は、その応用で、どちらかというとフェイク料理として受け止めてほしい。その裏斬新なワザとは、「ユズの代わりにみかんを使う」。ユズのように香りは立たないものの、本物の味に近くなる。

釣り場での下処理

それでは作り方を紹介する。まずは釣り場での下処理から。釣り上げたタチウオは頭を船べりでコツンとたたくだけで、すぐにおとなしくなる。これをそのままクーラーに入れる。

自宅での下処理

持ち帰ったタチウオは頭と尾っぽを切り落とし、3等分にする。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK尾っぽを切り落とす(提供:TSURINEWSライター松田正記)

頭に近い部分だけにわたがあるので、指でつまんで引き抜くときれいに取れる。あとはタッパーに並べて入れ、冷蔵室内のチルドに入れておく。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK3等分した身はタッパーで保存(提供:TSURINEWSライター松田正記)

調理の手順

下処理を済ませたタチウオは3枚におろし、食べやすい大きさにカットする。この時、腹側の黒い部分が気になる人は取り除く。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK三枚におろす(提供:TSURINEWSライター松田正記)

カットしたタチウオは柚庵だれに漬ける。たれの割り下は次の通り。

水:5
濃口しょう油:1
みりん:1
薄口しょう油少々

最後に、みかんの絞り汁を入れ、みかんごと漬け込む。そのまま2~3時間置くだけで、味がしっかりなじむ。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOKみかんのしぼり汁を入れる(提供:TSURINEWSライター松田正記)

遠火でゆっくり焼く

これを焼く時はグリルに入れて遠火(火加減小)で、ゆっくり焼き上げる。天火でも同じ要領。いずれもほんのり焦げ目が付けば完成。

釣り人的「本格和食」レシピ:タチウオの柚庵焼き ミカンの流用でOK遠火でじっくり焼く(提供:TSURINEWSライター松田正記)

保存も可能

次は保存のコツを紹介する。柚庵だれに漬けた状態で余った場合は、味が濃くならないよう水で薄めてから保存する。冷蔵室で1週間ほど。冷凍で3か月を目安に。

これでも余った場合は、水気を取って皿に並べ、冷蔵室内で干す。1~2日なら、まさに一夜干し。それ以上だと、ご飯の友になる干物になる。

<松田正記/TSURINEWSライター>

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