「ヤリイカエギング」シーズン到来 三陸エリアの基本タックルと釣り方
2021年11月16日 17:00
抜粋
三陸エリアの秋冬は、陸っぱりからヤリイカが狙える季節です。エギングといえばアオリイカ狙いがメジャーですが、ヤリイカならではの面白さも。今回はタックルについて紹介しておきましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
ヤリイカエギング
ヤリイカエギングは、アオリイカのエギングと大きくタックルや釣り方がかわることはありません。アオリイカのエギングを経験したことのあるアングラーなら、違和感なく入ることができると思います。
ナイトゲームゆえの面白さや違和感はあると思いますので、今回はヤリイカエギングの基本的な釣り方とタックル構成を解説します。
ヤリイカエギングのタックル
ヤリイカエギングのタックルは基本的にはアオリイカのエギングで用いるタックルと同じモノが使えます。使用するエギのサイズが最大でも3号止まりですので、アオリイカタックルなら秋の新子シーズン用のタックルがピッタリだと思います。
あまりにもジャークに特化した硬いロッドは、ヤリイカの持つ軟弱な触腕をジャーク時に切ってしまうことになりかねません。ドラグを調整してゲソ切れを防ぐ、軟らかめロッドを使うなどした方がいいと思います。
ナイトゲームが主体のヤリイカエギングは、手軽とはいっても安全面を疎かにすることはできません。PFD(ライフジャケット)はもちろん、滑りやすい堤防などでの行動を考えれば、スパイク付きシューズも必要です。もちろん、できるならば単独での釣行は避けて複数での行動が望ましいです。
ロッド
8.6ft前後のスピニングロッド。足場の高い防波堤での釣りですので、最低でも8ftが欲しいです。ショートロッドはキャスティング距離、ジャーク幅などで物足りません。
リール
D社2500番、S社3000番前後のスピニングリール
ライン
メインライン:PEライン0.4~0.6号
リーダー:フロロカーボン2号
エギ
2.5~3号がメインサイズ。グローの多いカラーだけでなく、さまざま用意した方がいいでしょう。
小物
グローチャージ用のUVライト、ヘッドライト、救助用のホイッスル、スパイクシューズ 救助用のロープなど。
なお、厳寒期の釣りですので、防寒着、簡易カイロなども必須です。
基本的な釣り方
ヤリイカエギングもアオリイカのエギングと同じように、釣りの基本はエギをボトムまで沈めることです。エギをしっかりと沈めることでボトム付近にいることが多いヤリイカにアピールし、誘ってエギを抱かせることが基本的な釣り方です。
キャスト後、エギが着底したら、数回ジャークして再びエギをフォールさせてボトムタッチさせます。通常ならこの釣り方を繰り返しながら、足元まで探ることで、なんらかのヤリイカの反応があるはずです。
足元まで誘ってきたら、念のためにもう一度、足元に落とし込み、エギに付いてきたヤリイカがいないか、確認してからエギをピックアップして回収します。
アオリとは違う面白さも
ヤリイカエギングの面白さは、アオリイカのエギングと違って、狙うレンジの幅の広さにあります。ナイトゲームの特性だと思いますが、暗くなることでヤリイカのレンジは浅く表層にいるベイトフィッシュを追って水面に出ることもあります。
ナイトゲーム特有のヤリイカエギングの釣り方は次回以降に解説します。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>
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