冬の定番「投げカレイ釣り」で本命不発も23.5cmキスにマゴチと好土産に
2021年11月16日 16:30
抜粋
冬の投げ釣りの本命ターゲットとも言えるカレイ。そんなカレイもそろそろ釣れるのではないかと思い、10月29日にポイントの偵察がてら愛知県知多半島に出掛けた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
投げカレイ釣りに挑戦
私は投げ釣りこそ一時期力を入れてやっていたが、当時メインのフィールドであった湘南エリアにカレイはほぼ皆無。そのためまともなカレイを釣ったことがない。投げカレイ初戦で是非とも幸先よく釣りたいところだ。
タックルは33-405の並継投げザオ、リールはキス専用リールにPEライン0.3号。そこにデルナー天秤。もう1つは30-450の振出投げザオ、こちらには迷ったがナイロン4号を巻いたスプールと遊動天秤。言うまでもなく前者は飛距離重視、後者は食い込み重視と性格を分けた。
仕掛けも前者には装飾無しのシンプルなものを、後者には装飾を付けた派手なものにした。さらに手持ち用でルアータックルを用意。こちらはちょい投げ感覚で探るのと、念のためルアーも少し用意した。
エサはゴールドイソメとアオイソメ、さらに以前の釣行で余り塩締めしてあったイワイソメを用意した。
1投目からマゴチ登場
それぞれタックルを準備し、投入。カレイを夢見てワクワクしているところに早速魚信。アタリが出たのは食い込み重視のサオ。少し様子を見て食い込んだと判断。一気にアワせ、海底から引き剥がす。
すると首を振る引き込み。セイゴ、フッコか?と思いながら巻いてくると、浮かび上がったのは小型のマゴチ。26cmくらいのリリースサイズだったが、出血過多だったためキープ。
投げ返して底を取っていると、隣の遠投ザオにもアタリが出ている。こちらはガタガタと小刻みなアタリ。本命ではないと判断し、すぐに回収。上がってきたのはエソ。
サオ尻浮かすアタリ到来
手持ちタックルも用意し、3本体制で攻めつつ置きザオの様子を見ていると、食い込み重視のサオにアタリが出ている。何があった訳ではないが、先ほどの2匹よりデカい魚の予感。反射的に手持ちザオを置きアタリの出てるサオをつかもうとするが魚の方が早く、サオが海に向かって飛び出す!
リールがサオ立てに引っ掛かりストップするも、サオ先は未だ大暴れ。所詮カレイと油断しており尻手ロープなどはしてなかったが助かった。次回以降は油断禁物だ。
さて、魚の方はリールがサオ立てに引っ掛かった衝撃でアワセが入っているようだ。エイでは?と思いながら巻いてくると首を振ってくる。手前に来ても突っ込むナイスファイトをしてきたのは43cmのマゴチ。もう少し大きい50cmクラスな気がしたがサイズよりパワフルな個体だった。
イソメで40オーバーのコチは初めてだ。本命ではないが嬉しいゲストと言えるだろう。またコチに比較的重量のある投げタックルを飛ばす力があることに驚いた。
ルアーでは不発
もちろん手持ちザオをエサからルアーに切りかえたのは言うまでもないだろう。ルアーを投じるとコツコツコツと反応が出る。初めはベイトかと思ったが、フォールか着底直後のみに反応が出るため何かがルアーを追っているようだ。上手く合わせるとエソ。その後もエソの反応があまりにも多く、コチが釣れるビジョンが見えなくなりルアーは諦めてしまった。
余談かつ、これはエソだけの話ではないが何匹か釣れたエソのうち小型のエソはルアーと比べて体長がわずかしかかわらない。魚の貪欲さ、そうしてもなお生き残れるかわからない自然の厳しさを伺える。
そんなことをしていると潮の動きが悪くなりアタリが減ってしまった。
潮動き良型キス登場
置きザオにしつつ小休憩を取り、潮が動き出したタイミングでまずは手持ちザオにハゼがヒット。カレイ仕掛けに食いついてきた。これは好機と思い、即席の吹き流し型の泳がせ仕掛けを作りマゴチを狙う。狙い方は投入したら底を取りゆっくり巻くだけ。
そんなことをして遊んでいると遠投ザオにブルブルっと強烈な引き込み!サオ尻を大きく浮かせたため一気に緊張。シロギスかな?と思いつつ聞いてみるとしっかり乗っている。125m先の船道から上がってきたのは23.5cmの良型シロギス。これもコチと同じく嬉しいゲストだ。
今度は中型だが手前でも潮止まり前には気配のなかったシロギスがヒットした。思ったよりもまだ海は夏の気配を残しているのかもしれない。
泳がせにはアタリだけ
たびたび手持ちザオにアタリが出るも、ハゼはじっくり待っていると乗るがキスはなかなか乗ってくれない。泳がせには一度ガツンとアタリが出るも乗り切らず。仕掛けを回収するとエサのハゼだけ取られてしまった。
もうタイムアップというところで遠投ザオにコツン、コツンと私がイメージするカレイっぽいアタリが出るも浮上したのは20オーバーのフグ。
そしてガッカリしたところで納竿とした。
最終釣果
初挑戦となったカレイは思ったよりも季節の進みが遅かったのが空振りとなってしまった。しかし蓋を開けてみればマゴチ2匹にドスコイ含めたキス2匹、ハゼが7匹(エサ、リリース込み)。それにリリースしたエソ4匹、フグが2匹と大漁ではないにしろ、飽きない程度にアタリを楽しめた釣行となった。
次回はポイントの選定からもう一度行いカレイを釣り上げたい。またカレイ初心者でも狙いやすいであろう乗っ込みの間に是非とも仕留めておきたい。今回のキスで知多半島はキス釣りのメッカだと言うのことを思い出したので、キスのシーズンにも投げたいと思う。
<永井航/TSURINEWSライター>
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