湾奥アジングでおかず釣り 型はイマイチも2日間で16匹と健闘
2021年11月17日 11:00
抜粋
最近ちょっとハマっているのが、三重県四日市市は四日市港のアジ。数が出る訳でも型が狙える訳でもないが、近場で手軽に狙える魅力は捨てがたい。その中から今回は、10月9日と11日の釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
四日市港でアジング
まずは9日。午後7時半に到着すると、週末だけあって釣り人の姿が目立つ。ちょうど仲間がサオを出していたので、その隣に釣り座を構えた。
仲間の話では、2人で5匹と苦戦中らしい。ヒットレンジはボトム周辺に集中しているため、ジグヘッドは1.5gをセット。キャストしたらフリーで着底させ、あとは超スローでボトムをなめるように誘っていく。
粘って待望の本命アタリ
すると早々にアタリは出るものの、ヒットには至らない。そんな状況が3投ほど続いた後、ピタッとアタリが途絶えてしまった。潮汐表を見るとちょうど潮止まり。これは厳しそうだ。
やがて、周りの釣り人が1人、また1人と帰り始める。先行の仲間も見切りを付けて移動してしまった。気づけば釣り場には私1人。とはいえ、このままでは帰れない。
下げ潮が効き始めれば状況も上向くだろう。1時間ほど粘ってみると予想的中。連発とまではいかないが、ポツポツとアタリが出始めた。あとは釣るだけなのだが、食いが浅いのか、フッキングが決まらない。アベレージは15cm級だが、豆アジを狙っているような錯覚すら覚えるレベルだ。
20cm級良型キス登場
ここから2時間ほど粘って9匹のアジを確保。ツ抜けを目標に執念で探ると、ようやくの10匹目。少し型がいいのか鋭い引きを見せてくれる。
ところが水面に姿を見せたのは、まさかのキス。20cm超の良型だが、これはさすがにノーカウントだ。すでに潮位は下がり、アタリも散発になってきた。そろそろ諦めるべきなのか。
そう思いながら粘っていると、ようやく本当の10匹目。アベレージサイズながらうれしい1匹だ。念願のツ抜けを果たしたところで11時に終了。今回はかなりの持久戦となってしまった。
再戦で本命6匹確保
続いて11日は平日とあって、アングラーもまばらだ。ただ到着したのは午後8時と、これまた潮止まり直前。案の定アタリは散発だが、反応が悪くなれば移動を繰り返して数を拾っていく。
ヒットレンジは相変わらずのボトム付近で、着底からハンドル3回転までが勝負どころ。ただ、アタリは出てもフッキングに持ち込むのが至難の業。もう少しイージーにヒットしそうなものだが、同じサイズでも三重県南部のアジとは難易度がケタ違いだ。
ここ最近、ワームは生分解性素材のパワーイソメを多用している。細身で柔軟性も高いため吸い込みはいいはずだが、フッキング率を上げるためにはさらにもうひと工夫する必要がありそうだ。
この日は10時まで探って6匹の釣果。アジの希薄な伊勢湾奥という条件を考えれば、まあこんなものだろう。
晩秋にかけて期待
数を求めるなら県南部や北陸まで走ることをお勧めするが、湾奥アジの魅力は手軽さだけではない。実は、外海のアジに比べて脂の乗りがいいのだ。仕事帰りに適量の魚を釣り、新鮮なうちに味わう。これもまた最高のぜいたくだ。
大量に釣ると後の処理が大変だが、この程度なら無理なくさばける。過去の状況から推測すれば、晩秋までは楽しめるだろう。願わくば、そのころにはサイズアップして釣りやすくなっているといいのだが……。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
四日市港
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