渓流魚の釣りを楽しみたい!ルアーでアプローチするのに知っておきたいこと
2021年11月19日 07:01
抜粋
渓流魚の釣りを楽しみたい!ルアーでアプローチするのに知っておきたいこと
自然を満喫しながら釣りも楽しめるのが、渓流の醍醐味ではないでしょうか。
禁漁期間のある渓流釣りですから、冬の間にしっかり準備して知識を蓄えておくことをおすすめします。
ここでは、渓流釣りを始めたい初心者の人に、その一歩を踏み出すアプローチの方法をご紹介します。
仕掛けの作り方や結び方は、必然的に覚えますから、まずは渓流での過ごし方に注目してみましょう。
渓流ってどんなところなの?
渓流とは、あらゆる河川の最上流部に近い、川幅の狭い山間エリアのことです。
民家すら無いような場所が、各地にたくさんあって、そのひとつひとつに渓流魚が生息していますよ。
有名なのは、イワナやヤマメ・アマゴです。
とても魚体の模様が美しく、透明に澄み切った水によく映えます。
渓流のもっと上流である源流近くまで足を運ぶと、手付かずの魚に出会えるかもしれませんが、ここでは渓流のみに場所を絞りましょう。
渓流なら岩やゴロタ石が並ぶシチュエーションの中に、人の手が加わった堰や護岸などが絡む要素があります。
クルマでアクセスできる舗装道路が、隣接しているところもあるので、初心者アングラーならそういう場所から釣りをスタートさせるほうがいいでしょう。
誰よりも先に魚に触りたいからという気持ちを抑えられず、どんどん上流部へ進んでしまうことを良い行動だとは思いません。
じゅうぶんに時間をかけながら、渓流釣りに関わる全ての要素を、自分の感覚に取り込んでいくようにしましょう。
渓流の釣り方には、エサによるミャク釣りやルアーを結ぶキャスティングゲームがありますが、手軽に始められて管理釣り場などでの経験を活かせるルアー釣りでアプローチしてみます。
用意するタックルは、ロッド・リール・ライン・ルアー・ランディングネットに加えて、渓流釣りに耐えられる服装でしょうか。
ロッドは、短いものがおすすめです。
具体的には、自分の身長よりも短いものなら、キャストの際にどこまでスペースが要るのか、判断しやすいですよ。
リールは、スピニングリールから始めるのがベースとなります。
ベイトリールも流行っているのですが、一度バックラッシュトラブルを起こしてしまうと、その時点で釣りをストップしてしまわなければなりません。
そういうデメリットは、できるだけ取り除いておきたいですよね。
ラインは、PEラインでもモノフィラメントラインでもかまわないでしょう。
ルアーは、ミノー・スピナー・鉄板系バイブレーションなどをおすすめします。
ランディングネットは、渓流魚の魚体を保護するのに必携ですし、服装は冷たい水に耐えられるウェーダーやシューズ・ジャケット・ゲームベストなどを用意したいですね。
渓流釣りにおける危険を熟知しておこう!
渓流釣りでは、常に危険が付きまといます。
足場が安定していませんから、早歩きは禁物。
苔の生えた岩は滑りやすく、転倒してしまったらロッドを折る程度のトラブルで済みません。
またウェーダーを着用しているからといって、いきなり渓流の中へ足を踏み入れるのはやめましょう。
急に深くなっているところが多いので、転倒トラブルを引き起こす可能性が高いです。
それから山に棲むイノシシ・クマなどに遭遇することも想定しておかなければなりません。
秋から冬にかけては禁漁期間ですから、渓流を管理している地元の漁協などに確認を取るようにしましょう。
その際に来年の解禁日をチェックし、遊漁料の支払い窓口などを教えてもらうようにしたいですね。
クルマを気ままに放置するのをやめよう!
渓流釣りを長く楽しむために、クルマの駐車スペースには気を配るようにしましょう。
勝手に路上駐車する人がとても多く、地元住民の通行の妨げになっています。
釣りに行く前に漁協に確認を取れば、どの辺りが駐車スペースに向いているか教えてくれるでしょう。
地元の農家さんに尋ねるのも、いいかもしれませんね。
道を外れたところにスペースを見つけたとしても、そこは農作業車などを置く場所かもしれません。
田や畑が周辺にあるようなら、そこで作業をしている人に、ひと声かける習慣を身に着けたいものです。
渓流釣りに使ってみたいおすすめのルアータックルをピックアップ!
それでは渓流釣りに使ってみたくなる、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
ロッドは全長が短いものなら、2ピース仕様でじゅうぶん持ち込みやすいですね。
柔らかくてしなやかにしなるブランクスなら、軽量ルアーを的確にピンポイントへ送り込めますよ。
テイルウォーク(tailwalk) ロッド troutia 55L 17287
テイルウォークブランドからリリースされている、トラウトゲーム用のスピニングロッドです。
全長は5.5ftなので、扱いやすくてキャストフィールも良好です。
バックスイングをとったときに、しなやかにしなってくれますから、ルアーがどの辺りまで届くかイメージしやすいですよ。
継数は2本で、仕舞寸法は85cmにまで短くなります。
自重は92gと軽めで、先径は1.35mm、元径は6.63mmと細めに作られてます。
適合するルアーウエイトは、最大で7gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら最大6lbまでですね。
実際に手に取ってみると、とても軽くてよく曲がり込む印象を持ちました。
負荷に対して素直に曲がり、反発も強過ぎず適度にルアーを押し出す感じのキャストをおこなえます。
流行りとヘビーシンキングミノーとは相性がよく、ピンポイントに送り込んでリトリーブを繰り返してみましょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
グリップ周りに質感があって、コルクの握り心地もいい感じに仕上がっていますね。
ガイドシステムは、FujiのKガイドを採用していますから、ライントラブルを抑えたアプローチを展開できるでしょう。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック 1000S ライトソルト全般 管釣りトラウト
ストラディックシリーズの1000番モデルです。
剛性や耐久性に秀でていて、コスパも高いことで知られているスピニングリールですね。
ギア比は5.1対1なので、ハンドル1回転につき64cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力/最大ドラグ力は、2.0/3.0kgです。
自重は185gで、スプール寸法は直径40mm、ストロークは13.5mmです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを100m巻けます。
PEラインなら、0.6号を140m巻けますよ。
ハンドルの長さは40mmで、ボールベアリングは6個搭載されています。
実際にフィールドで使ってみると、ハンドルの巻き心地は軽やかで、ローターの連動もスムーズな印象です。
高い負荷が掛かっても、しっかり耐えられる頑丈なボディもいいですね。
滑りにくいハンドルノブなので、安定したリトリーブを楽しむことができます。
実売価格は1万円台と、低価格に設定されているのが嬉しいですね。
釣り場では水をかぶったり浸けてしまったりすることがありますが、巻き心地はほぼ変わらずに使い続けることが可能です。
帰宅後はしっかりメンテナンスをして、オイルアップ・グリスアップを施すようにしたいものです。
しっかり準備をおこなって渓流釣りを楽しもう!
渓流釣りの特徴やアプローチ方法、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
釣り場に着いて先行するアングラーを見つけたら、ひと声かけてコミュニケーションを取りましょう。
先行者を追い抜いて上流へ向かうのは、マナー違反です。
大きな音を立てたりしないように、細心の注意を払うようにしたいですね。
これからもっとアングラーの数は増えるでしょうから、冬の間にさまざまな知識を身に着けておきましょう。