東京湾の餌木スミイカ順調!これからトップシーズン突入

2021年11月26日 11:30

[FISHING JAPAN]

抜粋

東京湾の餌木スミイカ順調!これからトップシーズン突入

東京湾の餌木スミイカが順調に釣れている。

スミイカといえば江戸前寿司でも定番で、刺身や天ぷらにすると美味である。

これはぜひとも釣ってみたいものだ。

果たして初挑戦の私でも釣れるだろうか・・・。

そんな心配をしていると、この釣りの経験者で本誌営業担当の高橋(以下おケイさん)が同行してくれるというから心強い。

これはもう釣れたも同然だろう。

きっと美味なイカの刺身にありつけるはず。

釣行したのは10月18日、船宿は東京湾奥千住大橋の入舟。

午前6時過ぎに私を含めて10名のお客さんを乗せて船着き場を離れる。

隅田川をゆっくり下り東京スカイツリーなどを眺めながらちょっとした観光気分を味わい、やがて東京湾へ出る。

豊嶋誠一船長が向かったのは中ノ瀬。

8時ごろに到着すると餌木スミイカ船の多くがここに来ていた。

「水深19mでだんだんと浅くなります。それでは始めてください」との合図で私以外が一斉に投入。

船長に釣り方を聞くと、スミイカを釣るには餌木は底スレスレを泳がせるのがコツで、竿先を海面へ向けた状態で中オモリを底に着けたら竿を水平まで上げる、というのが基本のタナ取りとのこと。

釣行の写真

Tackle Guide

釣り具の図

アブガルシア(Abu Garcia) 黒船 湾フグ KKFC-WANFUGU180 8:2先調子. 船竿 釣竿 ショウサイフグ

第一精工 おもり 中オモリ8号 釣り シルバー

OGK(オージーケー) エギ(烏賊墨ラトル) 2.5号_オレンジ/金テープ EGIR2.5ORG

餌木スミイカのハリス長は1.5mが標準。

ただし潮が速いときや風で船が流されるときは餌木が動いてしまい底スレスレをキープできなくなるので、この限りではない。

こんなときはハリス長を1.8mくらいにすると餌木が安定する。

小さなアタリに即合わせ

開始早々に鋭く合わせを入れたのは右ミヨシの方で、150g級のスミイカが取り込まれる。

1杯掛かればパタパタと乗るそうだが、100g級の2杯目が左トモ寄りで上がったのはおよそ20分後だった。

「昨日は雨風が強かったので底荒れが心配でしたが、まずは型が見られてよかったです」と船長。

イカの活性が高ければ、竿先をググッと押さえ込むような明確な乗りもあるが、低いときは、ムズッとしたモタレるような微妙なアタリが多くなるという。

どうやら今日は後者のようだ。

そんな中、左トモ2番の高橋さんが絶妙なタイミングで合わせを入れ、200g級のスミイカを乗せた。

「タイミングよく合わせが決まると、ちょうどイカの眼の下のあたり、足の付け根のやや上にカンナが刺さります。これが少しでも遅れると、足の先、触腕の順にズレていき、さらに遅れるとスッポ抜けてしまいます」と船長。

当日の潮回りは大潮、干潮が11時40分。そのため現在は下げ潮の速い流れで糸が立ちにくく釣りにくい模様。

それでも慣れている人は流し変えのたびに150g前後のスミイカを乗せ数をのばしていく。

やがて潮止まりが近づくと流れが緩くなってきた。

するとこれまで釣果のなかったビギナーにもチャンス到来。

道糸が立ち仕掛けが安定してくると、次つぎとイカを乗せて100~200g級が各自のオケにたまっていく。

右トモの方は仲乗りの豊嶋保和さんに釣り方のレクチャーを受け、待望の1杯を釣り上げると、「初めて釣れました」と、餌木にイカをぶら下げたまま大喜び。

墨が飛び散って肝を冷やす場面もあったが、船上のムードは和やかだ。

釣行の写真

(左)6杯を釣り上げた本誌髙橋。(右)ビギナーでも楽しめるのが餌木スミイカのいいところ。

船中全員安打

残り一人となったのが、左トモの飯田さん。

このチャンスタイムについにアタリをとらえ、当日最大となる300gを乗せて、全員安打達成!

これで勢いに乗ったのか800g級のアオリイカもキャッチする。

やがて潮止まりを迎え、左ミヨシ2番のおケイさんは4杯を釣り上げ、左トモ2番の高橋さんと並んでのトップタイで前半戦を終える。

撮影が一段落した私も、おケイさんの隣に入り竿を出す。

餌木選びに迷ったので、船長におすすめを聞くとオレンジに金テープが鉄板とのことで、さっそく投入する。

中オモリを底に着けたら竿を水平まで上げるという基本のタナ取りをしたのだが、竿の長さやハリスの長さは人によって違うし、私が入ったミヨシと胴の間では船ベリの高さも違うのでは?という疑問がふと思い浮かぶ。

船長はビギナーには前述したタナ取りを教えているそうだが、ある程度慣れた人には別のやり方をすすめているらしい。

「底ダチを確認したら、ハリス分より少し高めにタナを取り、底から餌木を浮かせてください。そこからジワジワと竿先を下ろしていくと、餌木が底に着いたらビミョーに軽くなるので、再び竿先を少し上げてください」と船長。

確かにこれならハリス長や船ベリの高さにかかわらず、正確なタナが取れる。

ただし、感度のいい穂先と練習が必要とのこと。

湾フグ竿を使っていたので試してみたが、ビミョーな重さの違いが分からず断念。

基本のタナの取り方でまめに底ダチを取ることにした。

竿先に集中しアタリを待つと、手元にコツッと魚のようなアタリ。

続いてゴツゴツとさらに明確なアタリとなったので、合わせると何かが乗った。

バラさないように一定の速度で巻き上げるとスミイカが回転しながら上がってきた。

竿先まで中オモリを巻いて、竿を立て事前におケイさんに教わったとおりに餌木をつかんで取り込んだ。

まさかイカが魚のようなアタリ方をするとは思ってもみなかったのでビックリ! 

120gと小型だが、これで美味なイカ料理が楽しめる。

ここで14時半の沖揚がり。 

釣果は100~300gのスミイカをトップ10杯、平均5杯、おケイさんは6杯でフィニッシュ。

私は初挑戦で釣り上げることができただけで満足!
 
11月になると木更津沖の浅場で釣れるようになり、サイズアップしてますます盛り上がるとのこと。

ビギナーの私でも釣れたのでぜひチャレンジしていただきたい。

釣行の写真

10杯を釣り上げて竿頭になった髙橋さん。

釣行の写真

餌木スミイカのシーズンは長くて年内一杯くらいまで。11月になればサイズも大きくなる。当日は100~150gが中心だった。安定して乗ってくる餌木色はオレンジ系。

船長に聞きました「餌木の接続方法は?」

ビギナーが迷ってしまうのが、ハリスと餌木の接続方法だろう。

私は餌木用スナップを持っていったのだが、船長に聞くとスナップは使わないとのこと。

底付近で餌木を安定させるために餌木に合わせて結び方を替えたほうがいいそうだ。

ラインアイが固定式ならフリーノットで結ぶが、縦アイならループの幅を5mm、横アイは10mmがベスト。

アイが回転サルカンの餌木はユニノットを始め、外れなければどんな結びでもOK。

釣り具の写真

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【隔週刊つり情報(2020年11月15日号)※無断複製・転載禁止】

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