陸っぱりエサメバル釣り入門 【道具・エサ・良型手中のコツを解説】
2021年11月28日 17:00
抜粋
冬から春に釣期を迎えるメバル。堤防から夜釣りで狙う人が多く、群れに当たると数釣りが楽しめる。しかし〝陸っぱり〟は、どうしても型が小さい。そこで今回はメバル釣りのキホンと良型を釣るコツなどを解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
陸っぱりエサメバル釣りタックル
まずは、陸っぱりエサメバル釣りに使うサオ選びから。磯ザオの4.5mがちょうどいい長さで、これより長くても短くても、やや扱いにくい。硬さは1号を選ぶ人が多いが、万能なのは1.5号。これだと他魚のスズキなどに対応できる。
リールは小型スピニングに、2号のミチイトを巻いたもの。釣り具店のワゴンセールにあるサオ&リールセットでもいける。
エサメバル釣りの仕掛け
タックルを揃えたら仕掛け作り。ミチイトにウキ止めイト、シモリ、電気ウキ、ゴムクッション、サルカンの順でセット。これにハリス1.5号を1ヒロほど繋ぎ、ハリを結ぶ。ハリは細軸のチヌバリやメバル専用がいい。
メバルのエサは二種類
エサは青虫とビワコエビ(モエビのLサイスでも可)の二種類を用意。青虫は切らずに1匹掛け、エビは頭か尾っぽにチョン掛けにする。
いずれもアタリの数はかわらないが、同じエサを使い続けると、メバルがスレやすい。そのため、青虫とエビを交互に使って飽きさせない工夫をする。
釣り方とタナ
タナは1~2ヒロ。メバルが居着く堤防周りの水深は、おおむね2~5mと浅いうえ、夜のメバルは水面近くまで浮くため、浅ダナで狙う。
釣り方は仕掛けを投入し、潮に乗せて流すのが基本。潮が動かない時は、リールを少し巻きながら誘ったり、際や消波ブロックなどの障害物周りを攻める。
アタリとアワセ
アタリは電気ウキがモヤモヤと沈む時もあれば、横走りする場合もある。いずれも早アワセは禁物。ひと呼吸置いてアワセを入れる。
陸っぱりのサイズ
型は10~15cmのリリースサイズから、20~25cmの良型まで。陸っぱりだけに良型の割合は少ないものの、1回の釣行で納得サイズは5~6匹。たまに2桁いく時もある。
良型へのステップアップ
最後に、良型を釣るためのコツを二つ紹介したい。
下げ一・二分に全集中
ここまでは一般的なメバル釣りの要領で、シーズンに入れば潮に関係なく釣果は期待できる。ただし、型はあまり望めないので、次は良型を釣るコツを紹介する。
堤防釣りの場合、大半の人が満ち潮(上げ潮)を狙う。その理由はメバルのエサになるベイト(小魚)が上げ潮にのって接岸し、これを追ってメバルも動くから。釣れるパターンは上げ七、八分から満潮まで小~中型が釣れ、下げ二分くらい(引き潮にかわって1時間ほど)に良型が交じりだす。
その後、潮が下げていくにつれてベイトが堤防から離れ、メバルのアタリも遠のいていく。良型を釣るには下げ一、二分に〝全集中〟してほしい。
真っ暗な海に潜む
また、良型だけに狙いを定めるなら、明かりを避けることも覚えておきたい。ポイントの多くには外灯があり、明かりの下やその境目がよく釣れる。
しかし、小型の割合が多く、良型は少し離れた所。極端に言えば、真っ暗な海に潜んでいるので、ほかの釣り客と離れた場所を釣り座にし、じっくり攻めても面白い。
乱獲を避けよう
メバルのシーズンは、まさにこれから。序盤はセイゴやスズキが交じり、本番を迎えるとメバル一色になる。そのころのメバルは腹太になる。ちなみメバルは腹の中で稚魚を抱え、子を放つのが1月ごろ。個体差はあるものの、腹が大きいものは、なるべくリリースしてほしい。
<松田正記/TSURINEWSライター>
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