マアジを釣りたい!アジングゲームの始め方・釣り方はどうすればいいの?
2021年12月03日 07:01
抜粋
マアジを釣りたい!アジングゲームの始め方・釣り方はどうすればいいの?
防波堤からのサビキ釣りや船釣りのターゲットとして、多くのアングラーが狙っているのが、マアジです。
初心者の人なら、ショアからのアジングゲームを選択することで、マアジにより一層近づけるでしょう。
ここでは、食べて美味しいマアジの釣り方、すなわちアジングゲームの始め方についてご紹介しましょう。
アジングゲームでは、ルアーをメインにキャスティングを実践することになります。
どんなポイントに、どんなルアーを投入すればゲームが成立=釣り上げられるのか、分かりやすく解説します。
アジングゲームでマアジを釣るには何から始めればいい?
アジングゲームでマアジを釣るには、釣り場へ出かける前にタックルを準備する必要があります。
長さ6ft前後のスピニングロッドに、2000番前後の小型スピニングリールがあれば、初心者アングラーにとって扱いやすいタックルとなるでしょう。
軽いルアーをキャストするので、ロッドはULパワー程度の柔らかいタイプがおすすめ。
スピニングリールには、0.4号前後の細いラインを巻くようにします。
太いラインだと、軽いルアーをより遠くへ届けることが困難になるからです。
そして実際にラインに結ぶルアーは、ワーム+ジグヘッドの組み合わせであるジグヘッドリグにすると効果的でしょう。
マアジの捕食対象は、プランクトンや魚の稚魚などです。
それらのフォルムによく似た、細長いピンテールワームやシャッドテールワーム・カーリーテールワーム・リングワーム・パドルテールワームなどが、ひんぱんに使われるようになりました。
あまりに硬いワーム素材だと、マアジの口にジグヘッドリグが吸い込まれにくくなるので、カンタンにボディが折れ曲がってしまうような素材のワームが必要になります。
カラーは、水中で目立つものに人気が集まっています。
例えば、暗がりで発光するグロー系やケイムラ系カラー。
チャート系やピンク系カラーも、視認性が高く膨張して見えるので使うアングラーが多いです。
中でもラメひとつ入っていない、クリアカラーの実績が高いです。
あまり目立たないように感じてしまいますが、実は光をボディ内に取り入れやすく、強く光るメリットがあります。
底までフォールさせてマアジを食い付かせたいなら、ブルーカラーもカラーローテーションの一角に加えてください。
アジングゲームで狙ってみたいポイントはどこ?
アジングゲームで狙いたい釣り場は、どのようにして探せばいいでしょうか?
安全な場所としておすすめなのは、漁港の内側、いわゆる湾内です。
防波堤から外向きにキャストする場所より、安心してアジングゲームに集中できるでしょう。
夜釣りになる場合は、携行用のLEDライトなどの照明器具を持参するようにしたいものです。
常夜灯が無ければ、真っ暗闇になりかねません。
漁港の内側に到着したら、最も水深のある深場を見つけ出してください。
漁師さんに夜遭遇することは稀ですから、自分でルアーをキャストして探ることになるでしょう。
その際ルアーを付けずにオモリだけでキャストしていれば、ほぼ根掛かりせずにおよその地形変化を推し量ることができます。
マアジはプレッシャーが掛かると、底ベタにまで落ちてしまうことがよくあります。
地形変化が分かっていれば、そこ目掛けてワームのジグヘッドリグをフォールさせましょう。
モバイルパック仕様のロッドがあればさまざまな釣り場へ出かけられる!
アジングゲーム用のロッドには、4ピース以上に分かれるモバイルパックロッドが用意されています。
ここまで継目が多くなると、仕舞寸法も軽く1mを下回ります。
どこへ持ち込むにもコンパクトで扱いやすく、アジングゲームを始めたいタイミングで始められるようになるでしょう。
しっかりと継目で差しておかないと、ロッドの曲がり込みにズレが生じるかもしれません。
いつも慎重に、ブランクスの継ぎ作業をおこなってください。
アジングゲームで操ってみたいおすすめのタックルをピックアップ!
それではアジングゲームでキャスト&リトリーブするのに使ってみたくなる、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、柔らかくてよくしなるタイプのスピニングロッドを用意します。
ジグヘッドリグそのものが、1g前後の重さしかないケースが多いからです。
硬いブランクスのロッドでは、1gを遠くまで飛ばすのは至難の業でしょう。
Jackson(ジャクソン) オーシャンゲート アジ JOG-55UL-K ST AJ
ジャクソンからリリースされている、オーシャンゲートシリーズのアジンクゲーム用スピニングロッドです。
オーシャンゲートシリーズには、他にシーバスやメバルなどをターゲットにしたロッドがラインナップされています。
こちらはアジングを楽しむために作られたもので、全長は165cmです。
モノフィラメントラインなら、2.5lb程度まで使いこなせるでしょう。
適合するルアーウエイトは、軽いものなら0.2gから、重いものは5gまで対応できます。
ブランクスは、ワンピース仕様なので継目はありません。
165cmの長さをクルマに収納する際、ドアなどに挟んでしまうことがあるので、じゅうぶん注意して取り扱いましょう。
ブランクスは、ULパワーに仕上がっていて、エキストラファーストアクションです。
実際に手に取ってみると、とても軽くて感度が高くなっている印象です。
これならマアジの微細なアタリも、しっかり感じ取ってフッキングに持ち込めるでしょう。
実売価格は1万円台と、とても低価格に設定されているのが特徴です。
派手なコスメで目立つようには作られていませんが、実釣に求められるパワーとしなり・操作性の高さ・高感度を備えています。
やや短く感じる人が、いるかもしれません。
手元感度の高さを生み出すための長さであり、実はアジングゲームなら、これくらいの長さでじゅうぶん対処できるはずです。
EVAグリップを装備しているので、水に濡れた手で握っても滑りにくいのがメリットです。
ダイワ(DAIWA) 21 フリームス FC LT2000S-XH
2021年に新発売された、ダイワのフリームスシリーズから、2000番モデルを取り上げました。
ギア比は6.2対1とハイギアに設定されているので、ハンドル1巻きで81cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、自重は185gと軽めです。
これなら長い時間フィールドに立って回していても、腕やヒジなどが疲れてしまうことはないでしょう。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを150m巻けます。
PEラインなら、0.4号を200m巻けます。
ハンドルの長さは40mmで、ボールベアリングを5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、185gはかなり軽く感じます。
ハンドルの巻き心地も滑らかなので、安定したリトリーブを実践できるでしょう。
ワームを装着したジグヘッドリグを、丁寧にスイミングさせることが可能なので、マアジが食い上げてくるかもしれませんし、アタリも取りやすいでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
ワームのジグヘッドリグには、シーバスやチヌなどの思わぬ大物が掛かるときがあります。
きっちりとドラグでラインを送り出しながら、持久戦の構えで対処するようにしてください。
ゴリ巻きによる魚の引き寄せは、ラインブレイクの原因となるでしょう。
アジングゲームをマスターしてマアジを釣り上げよう!
アジングゲームの始め方やおすすめのタックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
待望のマアジを釣り上げたら、活け締めして大切に持ち帰るようにしましょう!