100均と釣具メーカーの「ルアーケース」徹底比較 開閉部は要チェック?
2021年12月05日 11:30
抜粋
釣具は100均品でも使えるものがあって重宝します。今回はルアーケースについて紹介しましょう。100均で販売されている扁平なプラスティックのケース、わりと使えますよ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ルアーケース
筆者はルアーケースは基本的にメーカー品を使っています。釣り物ごとの専門品にこだわらなければ300円程度とそんなに高くないからです。
しかし、最近私が部分的に再開したのがシーバスゲームなのですが、以前この釣りをやめた際、ルアーケースも処分しました。こうなると、「本気で狙うでもないのに、ごついルアーケース使うのもなあ」と微妙な気持ちになります。
そしてそんな微妙な気持ちにちょうどいいのが、100均品です。先日メタルジグを買い足しに行ったついでに、100均品を購入してきました。
おそらくアングラーの多くはメーカー品を使用していると思います。長短比較という見方でメーカー品と100均品のルアーケースを考えてみましょう。
メーカー品の長短
ルアーケースのメーカー品には基本的に短所というものはありません。用途にあったサイズを選べば問題なし。しかし筆者の印象として、ヘンに持て余す「厚み」があったり、なんか中途半端なアール部分があったりして、ちゃんとルアーが収まらないという、どうにもルアーケースという製品としての本質を踏んでいないような至らない設計も散見されます。
そしてルアーケース、たかだが300円500円程度といっても、釣り物ごとに揃えていくと費用的に結構かかります。筆者は今8個くらいケースを所有していますが、2つが1500円ほどしたこだわりの品なので、ジグヘッドケースを含めると合計で6000円くらいは間違いなくかかっています。そんなに安いとはいえません。
100均商品の長短
さて100均品の長短ですが、これも大きな部分はありません。ただモノによっては文句をつけたくなるところもあります。たとえば、ケースの中の仕切りのパーツが緩くてそのままの状態では使いものにならなかったりします。
ただ100均品には釣具専用でなくても(というか釣具のルアーケースをいまだ私は100均で見たことがないのですが)流用できるプラスティックのケースがあります。ある程度厚みがありながら扁平なものでフリースペースのケースなど、フックカバーさえ使えば、下手をすると専用のケースより使いやすいかもしれません。
開閉部分が違う
ざっくりと比較して100均品の方が、いいものを見つけられたらそれでいいように筆者は個人的に思います。ただメーカー品と何が違うといって、100均品は開閉部分のパーツがあまりよくありません。
筆者はまだあまり使い込んでいないのでわからないのですが、おそらく下の写真のようなルアーケースのチープな開閉パーツは、早晩壊れます。長持ちしなさそうです。
またこれも致命的なことだと思うのですが、開閉パーツが二つあるのも筆者は個人的に気に入っていません。
隙間がビタッと埋まるのはいいのですが、これ、釣り場でちょこちょこルアーチェンジするときに、いちいち一手間かかってしまうんです。メーカー品はほとんど開閉部分は一つなので、手返しはいい。100均品との最大の違いはここだと思いました。
ただこれは選んだモノにもよります。開閉部分が一つの100均品もあるはずです。
100均品でも全然OK
結論を言うとルアーケースの100均品は選べばかなりいい品が買えます。また緩めの中仕切りは、画像のように養生テープを貼って締まり具合を調整することもできるので、プチカスタムすれば欠点ともなりえません。
使い込んでいえばもっと別の部分で差が出てくるかもしれないですが、買ってすぐの今の印象を言うと「悪くない」という感じです。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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