サケ有効利用調査で82cm5.7kg筆頭に入れ食い 強引を堪能
2021年12月05日 16:30
抜粋
秋が深まりつつある今日このごろ、秋といえばサケ。富山県・朝日町を流れる小川のサケ有効利用調査に釣友の瀬木さんと参加した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
小川でサケ有効利用調査
小川のサケ有効利用調査に参加するには事前に申し込みが必要。小川の場合は一日15人限定なので、抽選によって参加の有無が決まる。今年は運良く11月8日に瀬木さんとグループ券で申し込んで当たった。
調査の説明が午前9時半から始まった。時間は午前10時から午後3時まで。場所は小川の河口付近からヤナ付近まで。オスを3匹釣ったら調査終了、メスは何匹釣ってもいいが持ち帰りは禁止、監視員がふ化場へ搬入する。釣り方はエサ釣りとルアー釣り。ライフジャケットを着用する。
説明が終わり、車でポイント付近の駐車場へ向かう。駐車場にはトイレと休憩所がある。ポイントは河口から最初の曲がりカーブにした。渇水状況でサケが泳いでいるのがよく見える。
ハイパワーなサケがヒット
午前10時に調査スタート。すぐに上流のルアー釣りの人がヒット。そして私の下流のエサ釣りの人にヒット(バレたようだ)。私のサオにもアタリがあるがハリに乗らない。エサはサンマの切り身と赤く染めたイカの切り身を用意した。
エサをイカにすると、目印が対岸へ走った。きたー!サオを大きくあおってアワせると確かな重量感。サケだ。そして豪快なやり取りが始まる。海からすぐのポイントなので遡上したてのサケにはパワーがある。サオを絞っていてもキリがないので強引に寄せて取り込んだのは65cmほどのフレッシュなメスのサケ。久しぶりのサケの引きに心臓はバクバクだ。
良型メス入れ食い
興奮が冷めやらないうちに再び強烈なアタリで目印が吹っ飛んだ。そして豪快にジャンプ。今度はオスのようだ。しかも良型、80cmオーバーだ。なかなか弱らず、河口付近までついて下り最後は痛恨のバラシ。ガッカリ。
落ち込む間もなくメスのサケの入れ食いになった。バラシも結構ある。曲がりカーブのポイントにたまっているのか他のエサ師も連発している。しかし、同様にバラシも多いようだ。
瀬木さんにポイントを譲ると、ここから怒とうの入れ食いショーが始まり、2時間ほどでオスを3匹釣り上げて早上がりしてしまった。
当日最大82cm5.7kgオス浮上
私はメスばかりでオスを上げていない。焦る。それでも辛抱強く探っているとついにオスがヒット。しかもデカい。河口に持っていかれるとバラしてしまうので、上流へとテンションコントロールして引き上げる。手前に寄せては走られ、また手前に寄せては走られを繰り返すと、ようやく弱ってきた。
岸に寄せたところで瀬木さんに取り込んでもらった。釣り上げたサケは口がシャクれた厳つい顔のオスのサケで82cmあった。重量は5.7kg。満足の1匹だ。
サケはメスよりもオスの方が引きは強い。小川はポイントが河口付近なのでサケは海から上がりたて。だから他の河川のサケより引きは強いかもしれない。一度釣ったら病みつきになる。
興味がある人はぜひとも来年応募するといい。調査終了後は、漁協で調査報告をして帰路についた。
<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
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