伊藤さとしのプライムフィッシング【野釣りグルテンを使おう:第1回】
2021年12月06日 16:00
抜粋
伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「野釣りグルテンを使おう」。今回は横利根川での実釣編。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)
横利根川で実釣
気温が高くて終日雨模様だった11月22日(月)、佐原向地を流れる横利根川に釣行。同川の各舟宿から新ベラが分散放流されたのを見届けて、8時に中島屋から出舟。
放たれた新ベラが各所で盛大にモジリを見せるので、どこに着舟していいか迷う。しばらく中島屋前に浮かんで様子を見て、もっともモジリがひん繁だったレストランまいど前に舟を留めた。
タックルとエサ
12尺竿を継ぎ、両グルテンの底釣り。水深は3本半強。タナは上バリトントン。
ブレンドは『野釣りグルテン』1分包(内容量約35cc)+『グルテン四季』65cc+水100cc。グルテンボウルで2種のグルテンを軽く混ぜ合わせたら、水を入れてサッとかき混ぜる。ボウルを斜めに傾けてしばらく放置したら、裏返して端からつまんで使用。
流れに苦戦
8時半に第1投。しかし間もなくすると、強烈な左流れが発生して、見る見るうちに水位が下がりだした。初アタリがあったのは、この流れが止まりかけた瞬間。
そこで2枚をゲットしたが、その後は立て続けにレンギョの猛攻。ようやくレンギョの群れが去ったと思ったら、今度は逆流れの激流になって水位が上がり始めた。
序盤はほとんどこの繰り返し。ただし流れが緩むとすぐに新ベラが釣れてくるので、群れは近くにいるものと思われた。
流れを強制的に止めようとハリスオモリを試してみたが、止めるには相当なオモリ量を必要としてしまう流れ。そして仮に止まっても、トップがシモって沈没してしまうだけで意味がなかった。
宙釣りで入れアタリ
要するにアタリが出る出ないのタイミングは流れの強弱で、弱ければどのような釣り方をしてもアタってくる。
そこで30枚をカウントしたところで、底釣りをやめて両ダンゴの宙釣りに変更。竿は10尺。エサは『コウテン』+『カクシン』の定番ブレンド。タナ2本で再開すると、すぐに入れアタリになった。
ところが流れが強まると、またアタリは止まる。エサが底に着いていないぶんだけ、流れの速さは尋常ではない。しかしエサがアンカー代わりにならないのがいいのだろう。宙釣りのほうが、触りや新ベラ特有の変化系のアタリが読みやすい。
エサは両ダンゴでも両グルテンでもアタってきたが、流れが緩んで食いが立った時は、両ダンゴのほうが勝負は早かった。
新ベラ続々60枚ほど
正午を過ぎると、上下の強い流れが収まったので、スタート時の底釣りに戻す。宙ほどの爆釣ではないが、底釣り特有の小さなアタリで次つぎと新ベラが食ってきた。
さあこれから、と言う時に、風雨が強まってしまい14時に納竿。釣果は60枚ほどだった。
次回も「野釣りグルテンを使おう」です。
<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>
横利根川
取材協力:中島屋 TEL=0299(78)2621
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