今さら聞けないメバリングのキホン 序盤の小型&低活性メバルの釣り方
2021年12月07日 11:00
抜粋
メバリングのシーズンが各地で始まりつつあります。シーズン序盤は意外に苦労したりしますし、冬の深まったところの低水温期はもっと難しいです。そこで今回は小さなメバルや、低活性のメバルをどのように釣るか、筆者私見からアドバイスします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
シーズン序盤のメバルは小さい
ショアのメバルのシーズン序盤は結構難しかったりします。
筆者は大阪湾沿岸がメインフィールドですが、今年は3釣行でまだ13尾しか釣っていません。11月初頭からと大阪湾奥にしては比較的早いシーズンインで、まだ開幕しきっていない雰囲気もあるのですが、ショートバイトは多いので乗せられないアタリなのだとも分析できます。
先日は25cmという一応の良型を出すことができたのですが、やはりこのシーズンは小型がメインです。シーズン序盤は小型で釣りにくい、バイトが小さい、すなわちショートバイト。これをどのように乗せるかが課題です。
基本は巻き
凝ったことをしようと思えばいくらでもやりようはあるのですが、メバリングの基本は巻きの釣りです。リトリーブの釣り。等速巻きで、なるべくメバルにスローにリグを見せてやることが基本。夜の海の表層、岸壁際のスローリトリーブがセオリーです。
筆者のセッティングはPEライン0.3号でリーダー5lbを80cmほど。ジグへッドは0.8gにワーム1.5inch級で最初はいきます。この設定でスローリトリーブすると、簡単に釣れてくれるはず……なのですが。なかなかそううまくもいかないのが最近のメバリング事情です。
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ショートバイトの打開策
シーズン序盤は小型が多いことからショートバイトとなりがちです。小型のメバルにどう口を使わせるか?答えはシンプルでワームとジグヘッドを小さくしてしまいます。
同じライトゲームでもアジングではハリを小さくするのは最後の手なのですが(*筆者考です)、こと小型相手のメバリングではショートバイトを分析して小型っぽいならばわりとすんなりとハリを小さいものにしてしまった方がいいように感じます。
またワームも小さくします。1.3inchくらいに。小さなワームを#10くらいのハリにつければ、それでポンポンと乗せられる日もあります。
レンジとコース管理
メバルがいそうなのに反応しない……。そんな状況でも簡単にあきらめてはいけません。急に食いが立つタイミングがあるもので、待つ心構えも大事です。さすがにミッドナイトになると難しいでしょうが、筆者の感覚としてメバルは夜10時くらいまではどこかで動き出します。
無反応のときには時間帯を待つことと、コースとレンジが大事という意識が大事です。明らかにホットな時間なのに反応してくれないときには、少しレンジを入れて釣りましょう。メバルは表層の魚ですが、ある程度水深がある海ではジグヘッド1gで8カウントくらいまでは入ります。警戒心の高い個体はストラクチャー際で、そのような表中層についていることがほとんどです。
レンジの次に疑うのはコースです。堤防際に話を絞って言うと、オープンにサバやアジの群れが入っていると、メバルは極端に壁ピタになります。おまけにレンジも入ります。壁際10cmも離さないようなキワに狙いを絞って打ってみましょう。
ワームにスレたと思ったらマイクロタイラバやマイクロメタルを打つのも手です。
意外に苦労する1匹
メバルなんてシーズン序盤はちょろいというイメージを持っていると苦労するものです。1匹をとらえてパターンを見定め、フィードバックしましょう。
ちなみに今筆者が大阪湾ショアでパターン化しているのは、メバリング専用の「ドライバーヘッド」の0.75gに、ミステリアスカラーの紫ワームです。よければお試しあれ。
今さら聞けないメバリングのキホン:シーズン序盤の「数釣り」パターン - TSURINEWS |
<井上海生/TSURINEWSライター>
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