陸っぱりライトゲームで満月の大潮回り狙い撃ち 貧果は月蝕のせい?
2021年12月07日 17:00
抜粋
満月の大潮回りに徹底的に大阪南港を釣り歩いてみた。11月18日から3連続釣った釣行をレポートしたい。この潮回りでは「ほぼ皆既月食」という空も見られて面白かった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
3回の釣行を振り返って
11月18日、19日、20日と釣行した。すべて満月の大潮回りで風はなし。夕方からエントリーしてタチウオとメバルとアジの様子を見てきた。
18日はワインドでタチウオが微反応。まだ乗り切らない。先日一度乗せたのだがバラしたきり、まだ今季は獲りきれていない。そもそもアタリハズレが大きい魚なので半分は仕方ないと思っているが、やはりワンシーズンに一度あの獰猛な顔は拝みたい。引き続き釣っていこう。
19日は3時間の釣行で、何もかもがほぼ無だった。これは後述する皆既月食の影響かもしれない。
20日にはメバルの抱卵個体が出た。結論を言うと、このメバルの抱卵個体25cm級がこの三連釣行のハイライトとなった。アジの反応はまったくなし。
メバルの抱卵個体現る
毎年12月くらいになると出てくるメバルの抱卵個体を、今年は2週間ほど早く拝めた。おなかでっぷりだ。もう少し肥えるやつもいる。メバルは一年に3cm程度しか大きくならないらしい。再来年に対面するときには、尺超えか?そう思いながらリリースした。
このメバルはストラクチャー着き。堤防のキワから出た突起物の周りでパシャパシャやっていて、若干オープンに投げてリーリングし始めた瞬間に食ってきた。ジグヘッドは0.8gで1.3inchワーム。今季はあまりワームを大きくするとメバルが食わない傾向がある。
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まったく「無」の日も
19日の釣行は、どうにもおかしかった。早めに仕事を終え、高速道路に乗って南港に向かい(利用料金700円)、3時間釣ったのだが、カサゴが2尾出たのみ。出たというか、なんかそれも、もぞっとした食い方でナーと上がってきた。
そうかメバルはいないのか。ならばカサゴでいいやと思ってボトムを中心にいろいろ打っても、無。えーわざわざ高速まで乗ってきたのにと嘆いて天を見上げると、空の様子が怪しかった。満月回りのはずなのに、ほとんど三日月に近い形に月が黒く隠れている。円形にくすんだシルエットが初冬の夜空に浮かんでいた。
帰ってからスマホでなんとなくニュースを見ていると、「ほぼ皆既月食」というワードがトレンドに入っている。あまりないことなのだろうか?深く調べはしなかったが、おそらくこういうことも魚の反応には関わるのだろう、と釣れなかった理由はそこに帰したい。
アジの回遊はあるのか
タチウオとメバルは機嫌の問題が大きいにしても、アジの回遊が未だないのには焦れる。私はアジングのことばかり気にしているしここに書いているが、最後にアジングでアジを釣ったのは今年の6月くらいだ。約半年アジから遠ざかっている。
最悪なのは去年と同様に、湾奥がアジの回遊のルートにならないことだ。アジのいる・いないは本当にそれしかない。一部居着きのものがいる場所を知っているが、残念ながら今は釣りができなくなってしまった。新しい居着きのポイントを探すしかないだろうか。アジは河口にもよく着くので、淀川沿いのくさい場所を打ってみようかと考えている。
回遊のルートを追うとしたら、淡路島や紀北だろうか?私の経験値が非常に低い場所だ。
メバルのシーズンが熱くなる
幸いメバルが(渋いなりに)反応してくれるのは助かる。今年は暑い秋だったので、水温が下がるのも多少遅れるだろう。そうなるともしかするとシーズンも1ヶ月くらい延びるかもしれない。メバリングを主に、タチウオとアジの回遊を見ていくとしよう。
抱卵メバルは独特の重みがある。引き込みはやや鈍いのだが、抜き上げるまでハラハラして楽しい。今季はまだほとんど使用していないプラグも絡めてゲーム性高く釣りたい。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪南港
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