都会の大河川「多摩川」で釣りを楽しもう 【狙える魚種と釣り方を解説】
2021年12月10日 17:00
抜粋
都会を流れる大河川「多摩川」。多摩川は身近にある河川ながら、様々な魚を釣る事の出来る好フィールドなのです。今回は多摩川で釣ることのできる魚とその釣り方を紹介していきたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター川上克利)
多摩川の基本情報
多摩川は「山梨県」「東京都」「神奈川県」を流れる全長138kmの一級河川です。1970年代に一時は水質が悪化したものの、現在では水質も改善しており多種多様な水性生物が生息しています。もちろん魚も例外ではなく、多摩川では多くの魚を狙うことができるのです。
釣り禁止エリアも
多摩川は区域によって管理する組合が異なり、複数の漁業組合によって管理されているため釣りをする前に下調べをする必要があります。多摩川では釣り禁止エリアもいくつか存在しており、違反者には罰則もあるため注意が必要です。その他にも区間によっては禁止の釣法なども存在します。
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多摩川で釣ることができる魚
多摩川で釣ることができる魚を紹介を紹介していきたいと思います。
鯉
鯉は多摩川に広く生息しており、釣るのも比較的簡単です。多摩川に架かっている橋の上から川を覗いてみると、頻繁に鯉の姿を見ることができます。
スモールマウスバス
スモールマウスバスも多摩川に多く生息している魚です。多摩川ではルアーフィッシングでスモールマウスバスを狙っている方も多く、人気の釣りになっています。多摩川のスモールマウスバスはワームでの釣りからトップウォーターの釣りまで楽しめるのが魅力です。
ナマズ
ナマズは夜の投げ釣りやルアーフィッシングまで様々な釣り方で釣れる魚です。実は多摩川のナマズはサイズが大きいことで有名なのです。生息しているナマズの数もかなり多いのでオススメのターゲットの一つです。
マルタウグイ
マルタウグイは多摩川の春の風物詩になります。春の多摩川では婚姻色の出たマルタウグイを簡単に釣ることができます。春のマルタウグイは県外からも釣り人が来るほど人気のターゲットです。
ターゲット別の釣り方
ここからはそれぞれの魚の釣り方を解説していきたいと思います。
鯉
最初に多摩川の鯉釣りですが、多摩川の鯉釣りはパンや吸い込み仕掛けよりもミミズを使った投げ釣りがオススメです。筆者の経験上、多摩川で鯉を釣る際はミミズが一番食いが良く感じます。
吸い込み仕掛けも集魚力がある釣り方なのですが、多摩川では最下流部以外では流れが強くてオススメできません。
スモールマウスバス
先ほども書いた通り、多摩川のスモールマウスバスは様々なアプローチ方法があります。トップウォーターの釣りからワームでの釣りまで反応を得ることができます。多摩川でのトップウォーターの釣りは朝マヅメが反応が良いので早い時間を狙うようにしましょう。
ナマズ
多摩川のナマズはスモールマウスバスを狙っていると頻繁に釣れます。ナマズのみを狙うのであれば、夜の投げ釣りが良いでしょう。エサはミミズや魚の切り身が実績のあるエサです。
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マルタウグイ
マルタウグイは季節限定のターゲットになりますが、多摩川の名物魚です。釣り方としてはフローティングミノーやスプーンを使ったルアーフィッシングが良いでしょう。タックルもバスタックルの先にスプーンなどのルアーを付けるだけですので、比較的安価に揃えることができます。
多摩川オススメの釣法
初心者の方が多摩川で釣りをするのにオススメの釣法を解説していきます。筆者のオススメする初心者向けの釣り方は「ミミズの投げ釣り」です。この釣り方は手軽でありながら多くの魚種を狙うことができるため、初心者の方でも非常に楽しめる釣り方です。
使用する道具も安価なものやバスタックル、手持ちのシーバスタックルや投げ釣りの道具の流用でも全く問題ありません。手軽に挑戦できる釣りですが、多くの魚と出会うことができますので是非とも挑戦してみてください。
多摩川は生活の身近にありながら、多くの魚を狙うことができる豊かな川です。遊漁券の必要な場所はしっかりと調べた上で購入し、都会の魚釣りを存分に楽しんでくださいね。
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<川上克利/TSURINEWSライター>
多摩川