沖堤防のショアジギングで70cmワラサ ベイトに合わせたルアーが的中
2021年12月11日 06:00
抜粋
近年、伊勢湾奥での青物ゲームが注目を集めている。11月3日は、そんな伊勢湾奥の沖堤防でのショアジギングでワラサ70cmをキャッチしたので、その模様を報告する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古川竜也)
伊勢湾奥ショアジギング概要
3年前、伊勢湾奥にマイワシを追いかけて青物が大量に回遊して、「青物フィーバー」があった。それまで伊勢湾奥でショアから青物が釣れることは滅多になかったが、その青物フィーバーがあってから、年によって個体数やサイズのバラツキはあるが、コンスタントに回遊してくるようになった。
そのため、近年はオフショア、ショアともにキャスティング(ジギング)ゲームが人気となっており、秋から晩秋にかけて多くの釣り人で賑わうようになった。
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トミス渡船で霞一文字へ
11月3日、「トミス渡船」さんを利用させていただき、霞一文字へ渡った。1500円で往復できるため、とてもリーズナブルで利用しやすいオススメの渡船店である。
準備したタックルは、9.6ftのライトショアジギングロッドに、5000番のハイギアスピニングリール、ラインはPEライン2号、リーダーはフロロカーボンの30lbを使用した。
早朝5時に出船し、5時半ごろ霞一文字へと渡った。まだ周りは暗い中釣りを開始。まずはセットアッパー125S-DRからスタート。キャストしてロッドティップを下げて巻いてくると暗いうちからベイトに当たる。ベイトの反応があることはいいことであるため、やる気も増す。
そして日の出のタイミングになると、周りの人に続々とヒット。しかし1回目の回遊で自分のルアーにヒットすることはなかった。
ベイトはカタクチイワシ
ふと足元を見てみると、5cm前後のカタクチイワシの群れを発見。前情報ではマイワシがメインベイトと聞いていたためセットアッパー125S-DRで開始したが、メインベイトをカタクチイワシと断定し、ここでルアーチェンジをすることにした。
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カタクチイワシパターンに対応出来る、マキッパ30gにルアーチェンジ。
中層でワラサ70cmヒット
朝一の回遊が終わり、7時を過ぎるとまとまって釣れることは無くなり、ポツポツと釣れている程度になった。この時間帯青物は上のレンジより下のレンジにいることが多いため、ボトムに落としてから中層までただ巻きして、またボトムに落とすようなイメージで攻める。
すると中層あたりで読み通りヒット。青物特有の強烈な引きで上がってきたのはワラサ(メジロ)。友人に協力してもらい無事ランディング。70cmの良型であった。青物は鮮度が命のため、血抜きをしてから釣りを再開したが、それから青物の回遊はなく、納竿とした。
当日のパターン
この日は朝一からシーバスのボイルはあったが、青物らしきボイルは一回も無く、捕食レンジが比較的下の方であったと推測できる。また、メインベイトがカタクチイワシだったため、大きなシルエットのミノーへの反応が悪かったと考えられる。
ルアーやアクション
そのため、マキッパのようなブレードのついたメタルジグで小さなベイトを演出した。結果、これが奏功してヒットに持ち込むことができた。カタクチイワシパターンでも表層でエサを追っている時はVJなどのジグヘッドワームでも反応が得られるが、比較的レンジが下の時は、フォールが速いマキッパ等のブレードメタルジグが効率よく探れるためいい。
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以上、カタクチイワシパターンの当日の攻略法について紹介した。カタクチイワシパターンでもフィールドコンディションなどによってまだまだ様々な攻略法が存在する。一つに縛られることなく、色々なパターンを試すことが釣果に結びつくだろう。
<古川竜也/TSURINEWSライター>
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