落とし込み釣りで初心者がヒラマサに大ヒラメ エサ付けパターンを考察
2021年12月18日 06:00
抜粋
遊漁船和福丸(藤瀬船長)で行く、熱い下関の落とし込み釣り。狙う魚種は、ヒラマサをメインに、ヒラメ、ブリ、底物はアラやアコウなど。今回は落とし込み初めての2人が釣果をどう伸ばしたかをリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本高史)
和福丸で落とし込み釣り
11月20日は晴れ。午前6時に和福丸は出船。まだ月の光が明るい中、釣り場に向かい航行。風も強くなく、海は凪!また、本日は大潮と潮もよく、何か釣れそうです。
まずは、落とし込みについて簡単に説明しましょう。落とし込みは、タテ釣りとも言われる釣りで、中層でベイトを付けて、底付近で大物を狙うというシンプルな釣りです。
胴突きのサビキ仕掛けで、船長指示ダナのベイト(ウルメイワシ、カタクチイワシ、アジなど)を掛けて、底まで落として青物や底物を釣ると言う、フィッシングスタイルです。
仕掛けと釣り方
使用するサビキ仕掛けは日ごとに違い、ハリスは16号から24号を使い分けます。オモリは80号から100号を準備し、その時の潮の速さで使い分けます。
そして1番重要なことは、しっかりと底まで落とし込むということ。イワシなどがいると思われる中層部でアジ釣りのようにシャクっても、イワシは仕掛けのハリを見切ってしまい掛かりません。
そもそも途中でそんなことをしていると、お隣りさんや真後ろで釣っている方と仕掛けが絡んでしまうことが多いので、気をつけたいところです。
一度、底まで落とし込み、きちんと底まで何mあったかを覚えておくことも重要です。
ファーストヒットに苦戦
さて話しは戻り、実釣開始!船長さんからの合図があり、イワシの群れが中層にいるようです。
左舷前方2人は、初めて落とし込みをするとのことで、私が2人にレクチャーをするように、船長からお願いをされていました。
何度か底まで落とすのを繰り返して、ようやくファーストヒットの青物が姿を見せました。しばらく2人の様子をみて、中層のイワシ付けに苦労をしているようにみえました。
ベイトは毎回違う付け方
イワシのつき方は日によって違います。イワシが群れている層を、サミングせずにそのまま落とすのがいいか、またはサミングするのがいいか、イワシの層で一旦止めてから落としたりするストップ&ゴーを繰り返すのがいいか、毎回悩みます。
いろいろ試した結果、魚探の反応が最高の時は、止めたりサミングする方法はよくないようでした。つまりただ落とし込むだけで、イワシの付きはよかったです。
魚探の反応がややいい時、ポツポツとイワシの反応がある場合は、サミングが有効のようで、反応が最高に鈍い時は、ストップ&ゴー落としが有効でした。
ちなみに、アミエサを仕掛けの下に付けて落とし、底でアジを掛けて待っている方もいましたが、反応は鈍かったです。アミエサはイワシにも有効かと思いましたが、波止とは違い、船からの落とし込みには有効ではないようでした。
大ヒラメが浮上
釣り時間後半、潮は止まりつつあり、ベイトの付きも悪い状況になります。ストップ&ゴーかサミングをして、底でアジが付いたようです。そして、初心者2人の内1人のサオが海面に吸い込まれるように円を描き、曲がりました。誰も釣れてない時にきた貴重な1匹です。
私がタモを持ち構えると、茶色い葉っぱのような魚が上がってきました!ヒラメです!しかもこれは、かなり大きなヒラメです。貴重な1匹なのでタモを持つ手に緊張が走りましたが、海面からすくい上げると80cmクラスのヒラメでした。思わず握手を求め、私が釣ったよりも嬉しかったです。
その後は時間だけが過ぎ、反応も悪く午後2時半に納竿となりました。
最終釣果
今回の実釣では、ヒラマサ1匹、ブリ3匹、メジロ5匹、ヤズ10匹、アコウ2匹、サゴシ1匹、ヒラメ2匹と大漁だった。
初心者の2人には、ぜひ次回は幻のクエに挑戦して釣っていただきたい。
どんどんと寒くなる日々だが、風邪などに負けず暖かいスタイルで今後の釣りにも望んでいただきたい。
釣り初心者が人生初ヒラマサをキャッチする方法 オススメの釣り方3選 - TSURINEWS |
<山本高史/TSURINEWSライター>
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