大阪南港で待望のアジ回遊スタート アジングで25cm級5匹キャッチ
2021年12月18日 11:30
抜粋
大阪南港にやっとこの秋冬のアジが回遊してきた。しかも25cm級と型がいい。筆者にとって2021年冬のアジ初釣果となった12月2日の大阪南港での釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大阪南港の当日の状況
12月2日、夕方に大阪南港にエントリー。中潮回りの上げで、17時ごろに上げきり。筆者が堤防に立ったのは18時前後で、まだ時合いの雰囲気が残っていた。
この日は非常に鵜の姿が多かった。これは期待が持てる。鵜がいるということは、ともかくそこに何か食える魚がいるということだ。時期的にアジだろう。いるな、と呟きながらタックルをセッティングした。
5.7ftのアジングロッドに1000番スピニングにエステルライン0.2号、ジグヘッドは0.8g~2g程度を使っていく。
ヒットパターン発見まで
筆者はまずアジはプランクトンパターンと決め込んで探っていく。釣り方は、まずはレンジキープ。0.8g前後のヘッドにワームは1.5inchくらいでふわふわと水中を漂わせ、ときどきシェイクする。レンジは5~25カウントくらいまで釣っていく。
しかしこの日のアジは筆者の常套手段が通用しなかった。だが絶対にいる。そういう予感がある。サーチ効率を上げるために、1.5gのヘッドに2inchのワームを装着し、ワームの存在感を大きく見せて、ややスピーディーに釣ってみた。
すると、ボトム上くらいで反応した。まずは15cm級の豆アジだ。
だが、気配として、何かこんなものじゃない気がする。もう少し攻めてみることにした。
重めのリグで25cmアジ登場!
スピーディーなシェイクとフォールに食った1匹目からフィードバックして、筆者の普段の手数としてはかなり後方に回る、巻きの釣りを試してみる。ジグヘッドは思いきって3gまで重くしてみた。
風はまったくない。水深も10m程度とそこまで深くないので、根は警戒しなければならない。シンプルに20カウント入れて、リトリーブする。たまにフリーフォールとファストな巻きを織り交ぜる。
するとやはり出た。25cm級アジ。こいつを待っていた。
居着きのアジの特徴的な金の体色。
同じパターンで連打
そのあとも同様のパターンで3匹追加。若干アタリが遠のいたタイミングは、ダートアクションを試してみた。これにも反応する。どうやらこの日のアジは相当「速く激しく動くもの」が好きみたいだ。
ダートに向いたヤジリ型のヘッドも、ジグヘッドケースに忍ばせておくものだ。
豆アジ1匹、トータル25cm級5匹、サバが1匹の7匹でフィニッシュ。
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パターン分析
釣った魚のおなかの中を見ていないので正確なことはいえないが、この日のアジの食性はおそらくベイトフィッシュだろう。居着きで大きいのが、小魚を食べている。豆アジはおそらくプランクトンパターン。
ただ、小さいワームにするとまったく食ってこないので、今の大阪南港のアジは、ともあれ「目立つもの」でいくといいと思う。獲りきれなかったが、ブラックバス用の2inchシャッドテールワームにも頻繁にバイトが出た。
遅めのシーズン到来
毎年大阪南港のアジは9月10月くらいから反応する。しかし今年はこの時期、サバが全面的に海を支配していて、アジが釣りにくかった。12月と遅めのシーズンスタートになったが、今年は海水温が例年より高いようなので、後ろに延びる可能性もあるかもしれないと思う。ちなみに、一番よく釣れた時期は2月まで釣果がある。
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悩ましいのがタチウオで、アジが入っているということはアジが大好きなタチウオも必ず入っていると思うのだが、二兎追うもの一兎も得ずだ。今年はタチウオにとことんフラれているので、ライトゲーム最優先の筆者としては、アジに全集中したい。
と思いながら、やはり1匹はタチウオの顔だって拝みたい。1日だけタチウオの日を作ろうかと考えている。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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