船カワハギ釣りで動かない潮に苦戦 待望の本命との対面に歓喜
2021年12月20日 16:30
抜粋
相模湾・長井の儀兵衛丸へカワハギ釣りに行ってきました。当日は大潮なのに潮が動かず、船中ポツポツと拾い釣りの釣況のなかで、集中して釣りを続けて型を見ることができました。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版 神奈川・石坂衣里）
儀兵衛丸でカワハギ狙い
カワハギ釣りは、数年前に少しだけやったことはあるけれど、アワせるのが苦手な私に釣れるかな？まだ薄暗い6時ごろ船宿到着。受け付けで船長と女将が明るく出迎えてくれました。
タックルと仕掛け
早々に儀兵衛丸に乗り込んで釣りの準備。竿は「ステファーノSS」MH180、リールは「ステファーノSS」100HGの組み合わせ。オモリ30号に3本バリ仕掛け、シルバーの集寄を付けてみました。
エサにひと工夫
エサは持参した「剥きアサリ」に「ヌルとり5」と、食いがよくなる「バクバクソルト」を振りかけ用意完了。
アサリエサは、1）水管にハリを刺す、2）ハリを回転させながらベロ（アサリの足の部分）のなかへ、3）キモ（黒いワタ）にハリ先を止めるセオリー通り丁寧に装餌。
難敵カワハギに全集中
定刻の7時に出船、10分ほどで長井沖のポイントへ。船長から「水深9m」のアナウンスで釣りスタート。予習してみると、いろいろな釣り方があって、その日の効果的な誘いを見つけるのがコツみたい。聞きアワせたり、叩いたり。仕掛けをたるませたり、オモリを少し浮かせたり…。
ドキドキの1投目は聞きアワせる釣り方でチャレンジ。オモリを海底まで落として、底に着いたらゆっくりと竿先を持ち上げながらアタリに集中。
しばらく試してアタリがなければ仕掛けを回収、エサが取られていないか確認します。
エサは新鮮なほうがいいので、つねに気をつかいながら交換。続いて叩く釣り方で誘ってみたり、仕掛けをたるませてみたりしたけどアタリなし。反対舷の人が「大潮なのに潮が動いてないな～」と独り言。
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ポツポツ拾い釣り
アタリがないとポイント移動。今度は水深20m前後を狙います。しばらく流していくと、周りでポツポツと上がり始めました。
「私も釣り上げたい」と、願いながら竿先に全集中。すると、プルルンッとアタリ。アワせると反応が消えます。
そこで、仕掛けを落とし直すと、再びプルルン。釣れてきたのはゲストのトラギスで残念。気を取り直してエサ付けして投入。
このあと、船中あちこちで本命が取り込まれていくなか、私だけ釣れない（泣）。アワせるタイミングが遅いとわかっているので、アタリがいつきてもいいようにスタンバイ。
待望の本命カワハギ浮上
しばらくすると、カンカンっと今までとは違うアタリに、スッと竿を上げると見事ハリ掛かり。ドキドキしながら巻き上げてくると海面に見えたのは本命のシルエット。「やったぁ～」と、思わず叫んでしまいました。
このタイミングから潮が動き出したのか、ゲストも釣れだして苦手なアワセの練習になりました。
なんとか本命追加
その後も集中しながら釣りを続けて1尾追加。沖上がりの時間となりました。「悔しい」。
港に到着すると、船長が「何とか釣れてよかったね。ずっと頑張ってたよね」と、優しい言葉をかけてくれました。その言葉が何より嬉しかったな。温かく見守っていてくれた船長に感謝です。
腕を磨いてリベンジに燃えながら帰路に就きました。
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