サーフゲームでワラサ手中 10分間の時合いに周囲でもフィーバー
2021年12月21日 11:30
抜粋
愛知県豊橋市にある小松原海岸のサーフに、キャスティングゲームを楽しみに出かけた。早朝のタイミングに青物の回遊があり、ワラサをキャッチできたのでその模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉敦)
小松原海岸でサーフゲーム
11月26日、愛知県豊橋市にある小松原海岸のサーフに、釣友の川中さんと釣行した。私も川中さんもサーフでの釣りは約1年ぶり。道中「ヒラメが釣れるといいね」と話しながら向かう。
当日の状況は晴れで北西風。干潮が午前4時ごろで満潮が11時ごろ。午前4時ごろに小松原海岸に到着。すでに釣り人の車が何台も止まっており、波打ち際には釣り人のヘッドライトの明かりが点々と見え、多くの釣り人が並んでいる。サーフの釣りの人気がうかがえる。
次々に釣り人の車が来るので、ポイントが埋まる前に釣り支度を済ませ、砂浜へ。2人並んで釣りができそうなポイントでスタートした。両サイドに波立ちがあり、目の前は少し水深があって釣れそうな気配だ。
突然の時合い到来
まずは表層付近を14cmのミノーで探る。暗いなか、キャストを繰り返すが、何も生命反応がなく日が昇って明るくなってきた。ルアーをとっかえひっかえするが、反応が全くなく「今日はダメか」と思っていると、その時は突然にやってきた。
午前7時ごろ、隣の釣り人のサオが大きく曲がった。さらに左の少し離れた釣り人もサオが曲がっている。どうやら青物が回ってきたようだ。チャンス到来、すると私の30gのジグにもゴンッとヒット。かなりのサイズのようで、めっちゃ引く。間違いなく青物だ。絶対バラしたくない!
リールを巻いても、すぐにドラグがジジーッと鳴ってイトが出される。魚の引きに耐えてようやく波打ち際まで寄せ、次の波で一気に砂浜にズリ上げてワラサを取り込んだ。
周囲はお祭り騒ぎ
さらに周りでは、そこらじゅうでサオが曲がっている。これぞまさに青物祭りだ。川中さんに「ルアー投げて投げて!まだまだチャンスはあるから」と私が言うと、なんと川中さんのジグにもワラサがヒット。「無理して引っ張るとバレるから慌てずにゆっくりリールを巻いてくればいいよ」とドキドキしながらアドバイスする。
心配なのは波打ち際でのやり取り。ここが一番バレやすい。ゆっくり歩いてバックしながら、「次の波に乗せて岸に上げちゃえ~」と、ワラサが砂浜に上がって取り込み成功。すると時合い終了でピタリと反応がなくなった。ものの10分ほどの間だったが、ものすごい出来事だった。
隣の地元の釣り人も、「こんなことはめったにないよ。ツバス(イナダ)やハマチはたまにあるけど、ワラサはハマチに交じってたまに釣れる程度。まさかこのサイズがフィーバーするとは……」と、驚きながら話してくれた。遠州灘サーフのポテンシャルを実感した。
その後しばらくして、近くの釣り人に40cmほどのヒラメがヒットしていた。私たちも続けと、頑張ってルアーを投げ続けたが、その後反応は得られず。
時合いをモノにし満足
午前9時を過ぎ、反応もなく釣り人も帰り始めたので、私たちも終了とした。当日の釣果は2人でワラサ1匹ずつ。ほんの短時間の時合いをモノにでき、満足感たっぷりの釣果となった。
何が起こるか分からないのが遠州灘のサーフ。ヒラメや青物などが突然ヒットしてくるから面白い。寒さに負けず、皆さんも初冬のサーフゲームに挑戦してみては。
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<週刊つりニュース中部版APC・渡邉敦/TSURINEWS編>
小松原海岸