今季初のワカサギ釣りで100匹超え 底狙いの「焦らし誘い」が的中?
2021年12月22日 16:30
抜粋
愛知県犬山市の入鹿池に今シーズン初のワカサギ釣りに出かけたのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
入鹿池でワカサギ釣り
秋が終わり、いよいよ本格的な冬を迎えようとしている。冬の釣りといえばワカサギ釣り。小さなターゲットで繊細な釣りだが、老若男女問わず楽しめる。しかも結構テクニカルな部分があり釣り人の心を熱くする。
11月29日、午前中は用事があり入鹿池に到着したのはお昼ごろになった。まずは見晴茶屋の店主にあいさつして状況を尋ねる。ポイントはここ数日レイクサイド付近や灯台裏が良く、お勧めは中央イカダ付近とのこと。サイズは新子が中心で5~7cmが主体、10cmほどの2年魚も交じるらしい。魚影は濃いと聞き心が躍る。
魚影濃厚で期待高まる
時間がないので足早にボートに乗り込み出航。既に多くの釣り人が各ポイントでサオを出している。ここ数日釣果が上がっていたレイクサイド付近、前日良かった灯台裏に多くの釣り人が集中していた。
私は店主のお勧めの中央イカダ付近を目指す。ボート桟橋から中央イカダ付近へ行く間に魚探で探索したが、どこでも満遍なく魚群が映る。魚影が濃いという話は間違いない。しかし、どこでも魚群が映るので目移りして迷ってしまう。
中央イカダには既に固定しているボートが3隻いたので遠慮して、中央イカダ西にアンカーを入れた。中央イカダと灯台の中間地点辺りだ。魚群が安定して映っている。
ブドウムシで寄せる作戦
タックルは電動リール二刀流。仕掛けは0.5号と1号。オモリは7.5g。エサは紅サシからスタートした。サイズが小さいので紅サシは三分の一にカットする。
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仕掛けの上部にはブドウ虫ハンガーを取り付けてブドウムシを付けた。ブドウムシはハサミで切り込みを入れてある。ブドウムシのエキスでワカサギを寄せる作戦だ。
まずは仕掛けを底に落とす。早速アタリが出るがハリに乗らない。むむ、うわさ通り手強そうだ。アタリがあるがハリに乗らずヤキモキする。何度か誘ってようやくハリに乗った。「よしっ」と電動リールを勢いよく巻き上げるが付いてない。開始早々ヒートアップ。
シーズン初モノ5連掛けも
仕掛けを落とした直後にアタることが多いことに気が付いた。ならばと必殺焦らし誘いを繰り出す。焦らし誘いとは、(1)底まで仕掛けを落とす、(2)すぐに2mほど巻き上げる、(3)5~10秒ほどしたら再び底に落とす。一度ワカサギにエサを見せておき、時間差で焦らして食わせる誘いだ。
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今度はしっかりハリに乗った。付いてる?付いてない?上げた仕掛けにキラリと光る小さな銀りん。5cmほどのワカサギだが、今シーズン初モノにホッとする。
この後はコンスタントにポツポツ釣れるが連掛けがない。魚探を見ると、底から3~4m付近に真っ赤になる魚群が映る。そこに合わせると仕掛けがプルプルと大きく震える。何匹が掛かっている。さらに連掛けを狙って軽く誘いを入れて巻き上げると、なんと5連掛けだ。
コツコツ100匹ほどゲット
この後も基本は底狙いで焦らし誘い。中層に群れが来ればそのタナに合わせていくといった感じでコツコツ数を重ねた。
時間はあっという間に過ぎて午後3時半に納竿した。なんとか100匹ほど釣れた。今年の入鹿池は魚影抜群だ。気温がさらに下がって本格的な冬になれば、タナが底に落ち着いて釣りやすくなると思う。釣り上げたワカサギはもちろん天ぷらでおいしくいただいた。
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<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>
入鹿池・見晴茶屋