大型ヒラマサとの攻防戦を制す オフショアジギングで10.6kg【幸漁丸】
2020年02月21日 11:30
抜粋
1月24日、大潮。平戸の幸漁丸へ行ってきた。夜勤明けで体力的には厳しかったが、見事10kg超えの良型ヒラマサをキャッチすることが出来た。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・末永駿也)
幸魚丸で青物ジギング
午前7時に幸漁丸は出船。最初のポイントまでは約15分。昨年末に25kgオーバーのヒラマサが釣れたポイントだ。そんな簡単に釣れないと分かっていても、どうしてもあの時のシーンと迫力を期待させる。
早々にブリ&ヒラマサ顔出し
この日はお客さんも少なく、船長も一緒にシャクる。すると、いきなり船長に良型ブリがヒット。新しくデビューしたバナナジグ・玄海スルメイカカラーで続けざまに3尾連続キャッチ。同船者にもヒラマサ4kgが上がる。
しかし、私にはアタリが1回あっただけでノーヒット。同船者は200g、船長は240g、私は280gを使用。「シルエットの大きさや重さからくるジグの動きなのかな」と思いながらポイントを移動。
2ヵ所目でも同船者にヒラマサ
次は水深75m前後からのカケアガリ。バナナジグをグロー系の280gからシルバーの240gへチェンジする。
バナナジグの良いところは引き抵抗が軽く240gでも疲れずにシャクりやすいので、長くシャクることができる。ジギングは体力が必要な釣りなので、これはとても大切なことだ。いかに休まず長く理想のシャクリを続けられるかが大事で、そこが釣果に結びつける一つのポイントだ。
このポイントでも同船者にヒラマサが釣れた。若干の不安もあったが、船長の言葉を信じてシャクる。
待望の大物ヒット!
正午前に着底から5回シャクったくらいでアタリが。フッキングを決めると同時にサオが一気に絞り込まれる。グーンと根元から絞り込まれたサオからくる強烈な引き。間違いなくデカイ。脇挟みしていたサオを腰に当てて勝負開始。強い引きが約10kgに設定しているドラグを少し引き出していく。が、サオが粘ってくれる。
底付近でヒットさせたが問題ない。慎重に魚とのやり取りを楽しみながら上げてくるが、残り30mくらいで魚も力を振り絞り抵抗し、1回、2回、3回と力強く走ろうとする。ウッ!っと声が出るくらい強い引き。これがたまらない。
ドラグが少し引きずり出されるが、「バレんなよ~」とラインテンションを緩めないようにサオの曲がりを活用してやり取り。
10kgオーバー大マサとの攻防制す
やがて上がってきたのは、体長は短いが丸々と太って体高があるヒラマサ。「間違いなく10kgオーバーだ!」と言われホッとする。
大マサを釣り上げた後は手が震える。この感覚が心地よくてたまらない。前日に船長が言っていた言葉を信じてシャクっていて良かったと思うと同時に、しっかり釣らせてくれる船長はさすがとしか言いようがない。夜勤明けはいいことがありますね~。(笑)
今後の展望
その後は疲れ果てて爆睡。港へ戻り計測したら10.6kgだった。2020年の2回目の釣行で10kgオーバーが釣れたのは凄く運が良い。
これからの季節は春になるにつれ、ジギングで大きいサイズが期待できる。準備をしっかりして万全の状態でさらなる大物に挑戦していく。
<週刊つりニュース西部版 APC・末永駿也/TSURINEWS編>