投げ釣りで狙う【落ちギス】攻略 群れとの遭遇率アップ術を徹底解説

2021年12月24日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

例年この時期キャスターを熱くさせるのが「落ちギス」だ。うまく群れをとらえることができれば型のいいキスを数釣ることができる。ただし、群れをとらえるのはなかなか難しい。今回はそんな落ちギスの群れの捉え方を実際の釣行を交え紹介したい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)

投げ釣りで狙う【落ちギス】攻略 群れとの遭遇率アップ術を徹底解説

落ちギス

投げキスは周年楽しめるターゲットである。しかし、厳寒期(2~3月)はポイント選びが重要で、なおかつ水温が下がった時などは、遠投も必要だ。1年で最も釣りにくい時期だが、遠投にこだわるアングラーは最も喜びを感じられる季節になる。

しかし、本格的な寒波がやってくる前に、キスは越冬に備えて荒食いをする時期がある。それが落ちギスである。落ちギスの群れを捉えることができると、普段の釣行の約半分くらいの時間でほぼ同じ数を釣ることができるし、中型から良型を揃えることも可能だ。

また、キスの群れは岸近くに集まっていることが多いので、それほど飛ばさなくても釣ることができ、これからキス釣りを本格的にやっていこうと思っているアングラーにも思い出深い釣行になると思う。

投げ釣りで狙う【落ちギス】攻略 群れとの遭遇率アップ術を徹底解説短時間で良型が数釣れる(提供:TSURINEWSライター牧野博)

落ちギスの群れの居場所

ただし、落ちギスの群れをうまく捉えるのはなかなか難しい。筆者がこれまで和歌山県下の海岸を中心に釣行を重ねた状況をもとに、落ちギスの時期や狙いやすいポイントについて考えてみたい。

落ちギスの時期

和歌山県下の海域は、暖流である黒潮の分枝流の影響を受けているので、年間の海水温は全国的に見ても高い傾向にあると思う。このような条件の海域は東京湾の内房方面の一部(筆者の釣行の経験から)や、徳島県の南部、静岡県の一部などにもある。

落ちギスの時期としては、これらの冬場の水温の高い海域については、おおむね11月中旬以降とみていい。当然、その年の海況によって変動するが、いままでの経験を考え合わせると、本格的な寒波がやってくる少し前、乗っ込みのカレイ釣りで、良型が出始める時期とほぼ一致しているように感じる。

一般的なアングラーの感覚からすれば、えっ、この時期でもキスって釣れるんですか?と聞かれる位の時期に可能性が高い。

狙いやすいポイント

実は、今回紹介する紀ノ川河口での釣行の際には、もう一つのヒントが得られていた。それが狙いやすいポイントだ。

11月前半、ハゼのミャク釣りにおけるPEミチイト使用の長時間テストのために紀ノ川河口(北島橋周辺)に釣行したが、その時にいままでになくキスが多く交じってきたのである。当日の釣果はハゼ、キス合わせて総数106匹。そのうち12匹、つまり1割以上小型のキスが混じったのだ。

これは、暖かい潮が河口部から数kmにわたって入り込んできていることを意味している。河口部での上げ潮は底をはうので、暖かい潮に乗って、エサの多い河口部に入ってきたキスがミャク釣りで釣れたことで、紀ノ川の河口部にキスの群れが入ってきていることに確信が持てた。

以下、直近の紀ノ川河口と北塩屋海岸での釣況についても紹介する。

紀ノ川河口でのキス釣り

11月14日、夕方の潮の動く時間を狙って紀ノ川右岸、河口大橋下流側の護岸に釣行、午後4時過ぎから約1時間半でキス13~18cmまでを25匹。反応のよかったポイントは潮目のできている3~4色ゾーンだった。

11月20日、午後4時から約1時間、11月14日と同じポイントで同サイズのキスを17匹。キスを追ってフィッシュイーターも動いているようで、30cmを少し切れるマゴチが1匹、おまけで付いた。

投げ釣りで狙う【落ちギス】攻略 群れとの遭遇率アップ術を徹底解説11月20日の釣果(提供:TSURINEWSライター牧野博)

御坊・北塩屋海岸でのキス釣り

12月5日 中紀地区でのキスの状況を調べるために昼食後釣行した。この日は、印南港、日高川河口と回ったが残念ながらキスの反応がなかった。北西の風が吹いて水温が下がったのが原因と思われる。

あきらめて帰ろうと思っていたが、河口から日高港方面に続く北塩屋海岸は若干風波が緩い。海岸の傾斜がきつく、北風を背にしているためで、一度サオを入れてみたところ、1色からチカライトまでの至近距離で小型だったがキスが連発、日暮れまでの1時間程であったが、17cmまでを13匹。ひったくるような大アタリで、ヒラセイゴがおまけに付いた。

投げ釣りで狙う【落ちギス】攻略 群れとの遭遇率アップ術を徹底解説塩屋海岸での釣果(提供:TSURINEWSライター牧野博)

落ちギス遭遇率アップ術

次に落ちギスとの遭遇チャンスを増やすためのさまざまな方法についても解説してみたい。

落ちギスとの遭遇条件

春先や盛期の釣行と異なり、落ちギスの動きはなかなか読めないが、これまで落ちギスの群れに遭遇した時の状況などを考えると、次のようなことが挙げられると思う。

1、落ちギスはある程度の群れで行動しているが、そのポイントはかなり局所的である。

ある程度のキス釣り可能な広いサーフのエリア、いいかえればキス釣り場として認識されているポイント(砂浜海岸、防波堤、磯周りの砂泥底などすべて含む)の中で、どこでも満遍なくアタリがあるのではなく、よく釣れるポイントは比較的限定されている。

2、落ちギスの群れはそんなに長くとどまっていない。せいぜい1週間程度ではないかと思う。

3、年内だとまだ海水温が高めなので、上げ潮時などはニアポイントに接岸していることもある。

遭遇しやすい釣行パターン

これらのことを考え合わせたとき、落ちギスに遭遇しやすい釣行パターンとして、次のようなことが挙げられると思う。

まず1つは、落ちギスが釣れたという情報を入手した時(落ちギス情報は、釣具店にはなかなか入ってこないが、例えば知り合いのアングラーの情報など)、もし釣行可能であれば、ポイントを確かめてできるだけ早く釣行してみるといい。

2点目は、自身の釣行メモなどから、過去に落ちギスが釣れた時期とポイントを把握していたら、一つの目安になる。直近の情報や過去のデータを参考にすることにより、ポイントを絞り込むことができる。釣行メモは釣り場を選ぶ時の目安になる。

3点目は、釣行して、魚信がないとき、周辺の状況を大きく見渡して、いま自身が釣っているポイントと条件の異なる場所があれば、即移動してサオを入れてみることをおすすめする。

例えば、水深のある波止や磯周りから投げていて、20~30分探ってもまったくアタリがないとき、徒歩で移動できる範囲に風裏になる小さな砂浜があったとすると、まず移動して投げてみるといったパターン。平成30年11月の田辺・芳養の釣行で、このパターンで良型をまとめ釣りした。

投げ釣りで狙う【落ちギス】攻略 群れとの遭遇率アップ術を徹底解説短時間の間に広い範囲に探りを入れる(提供:TSURINEWSライター牧野博)

さらに、落ちギスの群れを探るには、できるだけ短い時間の間に広い範囲に探りを入れるようにするほうがいい。遠浅の砂浜などでも、近くに深場や磯場があれば、波打ち際に群れていることもある。水温が高めで推移しているならば、まず近投から探る方がいいだろう。逆に、水深のある防波堤などでは、潮の動きに左右されるし、寒くなった時などでは遠投のみで釣れる場合もある。

とにかく波口から自身の遠投可能なゾーンまで、広い範囲をできるだけ早く探り、ポイントまでの距離を突き止めてしまうことが必要である。

自身の少ない経験をもとに、落ちギスとの接近遭遇チャンスを高める可能性についてまとめてみた。落ちギスは良型をまとめ釣りできるまたとないチャンスである。本格的な水温低下までは、まだ時間があるので、チャレンジされてはいかがだろうか。うまく群れに当たると、忘れられない釣行になると思う

<牧野博/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
紀ノ川河口
▼この釣り場について
北塩屋海岸
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