大鮎を求めて~激釣ロマン九頭竜~高速瀬釣りロッド【がま鮎 パワースペシャルV】

2021年12月26日 18:00

[FISHING JAPAN]

抜粋

大鮎を求めて~激釣ロマン九頭竜~高速瀬釣りロッド【がま鮎 パワースペシャルV】

激流と大鮎に挑むためのロッド、がま鮎パワースペシャルの5代目が登場。

激流での大鮎のあしらいやすさに加えて、オトリ操作のしやすさまで身につけた。

「竿作りに一切の妥協はない」と語る野嶋は、果たしてどんな想いでパワースペシャルVを仕上げたのか。

より早く、大きく、たくさん釣るためのパワーと“オートマチック感”を強化

パワースペシャルV

引きの強さは数ある釣魚の中でもトップクラス。

とりわけ流れに乗って一気に疾走する瀬の鮎は強烈だ。

初めて経験した人は度肝を抜かれ、それを味わったが最後、魅力にあらがうことはできないだろう。

近年の鮎釣りは、全国的にシーズン後半に追いがよくなる傾向にあり、大きく成長した魚を相手にすることが少なくない。

そうした状況下、よりパワフルな鮎を求めて流れに立ち込み、テンポよく探っては掛けた鮎を素早く引き抜くスピード感あふれる瀬釣りの人気が高まっている。

釣行の写真

そのようなスリリングな瀬釣りに夢中な鮎師がすぐさま、大きな、数多くの魚を釣りたがっているとき、その要望に応えてくれるのが「がま鮎パワースペシャルⅤ」である。

「今回の竿は、引き上げることに特別なデザインが施されています。引き上げるというのは、川底で引っ掛かった魚を水面まで引き上げる力が大変重要ということですが、魚を水面まで持ち上げるのは竿の力になります。これは釣り師の技巧でどうにかできるものではありません。引き上げる力が弱い竿では流れに飲み込まれてしまい、ハリが引っ掛かった場所の傷が大きくなってしまいます。そこで、引き上げようとすると魚が逃げてしまうのです。重要なのは、早く水面に浮かせること。そのためには力が必要なのです」

釣行の写真

瀬釣りの帝王、野嶋は語る。

従来の同じ弾性率のカーボンより強度に優れるTORAYCA(R)M40Xを適所に使い、穂先から#3にかけて軽量化された新PCS(パワークロスシステム)の採用により、力がない人でも、のされにくいバランスを実現。

それでいて、前作からパワーアップしているので、竿を立てれば川底から水面まで素早く浮かせて、あっという間に抜く態勢に入れる“オートマチック感”を強化し、より多くの釣り人が瀬での大鮎を楽しめる竿に仕上がった。

オトリの引き感覚も格段に向上し、あっという間に浮かせて飛んでくる

「パワースペシャルⅤ」は、「引抜早瀬(9m)」、「引抜急瀬(9m、または9.5m)」、「引抜荒瀬(9m、または10m)」というラインナップを備えています。

「引抜早瀬」は、軽さと使いやすさを兼ね備え、長谷川が「まるで競技用のロッドのような操作感」を提供すると述べています。

釣行の写真

「九頭竜川の飯島の瀬でテストをやったんだけど、強い流れの中から27、28cmがシューッと簡単に浮いてきたんだよ。これはもうどこも触るなってね、一発OKだったよ」と野嶋が絶賛する。

パワーも折り紙付きだ。

釣行の写真

「引抜早瀬は中小規模の河川なら25cmクラスまでを、抜きでのキャッチングでも振り子抜きでもオールマイティーに使えます。九頭竜川や神通川のような大きな河川で、オモリを使って一段深いところや速い流れを釣るなら引抜急瀬がおすすめ。強さがあるのでオトリを狙ったところへ素早く引き込め、野鮎が掛かった後も余裕を持ったやり取りができますね」と話すのは田嶋だ。

釣行の写真

そして尺鮎を視野に入れて九州方面などを攻めるなら迷わず引抜荒瀬の選択となる。

「今までの強い竿って曲がらないから反発があって強いって感覚だったんですけど、今回は引抜急瀬も引抜荒瀬もオトリを引いているときに、竿がけっこう曲がるんですよね。曲がるからオトリの操作がものすごく楽で、オトリの弱りも違います」という長谷川に、さらに詳しく説明してもらおう。

釣行の写真

「穂先があんまり曲がらないと、竿がオトリの動きを吸収しないんですよ。要はまったく、しならない竿でオトリを引いている感覚。だからものすごく繊細にオトリを操作しないと早く弱ってしまったり、きれいに泳いでいなかったりする。それが今回のパワースペシャルⅤは、オトリを引いただけで竿先が程よく曲がってくれるので、引き感覚が格段によくなった。荒い瀬の中でもオトリを操作しながら泳がせることができるんですよ」

引き釣りだけでなく、止め泳がせなどの繊細な釣りがしやすくなったことでヒット率がアップする。

そして鮎がヒットすれば、竿を立てているだけで、自分が引き抜きしやすい範囲内に魚が浮いてきて飛んでくるのだ。

釣行の写真

「取り込むときにハナカンの上をつまもうとすると、掛かり鮎の最後の抵抗で水中に突っ込まれる竿がけっこうあるんですが、この竿はそんなもたつきがない。それと重量バランスがすごくいいので、自重はあるんだけど持ち重り感がないんですよ」とは田嶋だが、こうしたこだわりもスピーディーな瀬の釣りを強力にアシストする。

さて、がま鮎のパワーロッドとしては、パワースペシャルとともに高い人気を誇る「パワーソニック」がある。

「後期の大鮎や絞り込みの瀬肩等で掛けてはバラし掛けてはバラしするのを見ていて、そういう人たちがデカい鮎を取れる竿を作ろうと思ったんだよ」と野嶋が話すように、たとえ下竿で大鮎が掛かっても、のされることのないしなやかな曲がりと強靱な粘りが特徴だ。

パワースペシャルⅤとの使用感や使い分けはどうなのか3人は語る。

「ソニックとスペシャルでは浮かせてくる時間が違うんだよ。曲がり込んだ竿がゆっくり戻りながらじわりじわりと浮かせてくるのがソニックで浮かせた後も柔軟性がある分寄せもしやすい。スペシャルは浮かせる時間がとにかく早いし抜きも早いよね」(野嶋)。

「典型的な違いは、簡単にいうとスペシャルは張りが強く必要以上に曲がらない。全体が強い。ソニックはすごくしなやかで、じっくりためながら抜いたり寄せたりという釣りに向いています。ソニックよりも高速に作業して抜きたい人はスペシャルですね」(田嶋)。

「ソニックはそこまで強い力を入れなくても、竿が掛かり鮎の泳ぎをしっかりコントロールしてくれるので取り込みやすい。スペシャルはしっかりと釣り師が竿の角度を保って立てていると、あっという間に浮かせて抜いてくれますよ」(長谷川)。

なお、パワースペシャルⅤには圧倒的な感度に優れたテクノチタントップを標準装備。

替穂として10cm 短いチューブラーのパワー穂先が付属する。

釣行の写真

がまかつ がま鮎 パワーソニック 振抜尺9.0

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