船での「イシダイ五目釣り」シーズン到来 多彩ゲストでお土産十分
2021年12月27日 11:30
抜粋
剱崎沖のイシダイ五目船に乗ってきました。剱崎沖は仕立て船でしか狙うことができない、かなりコアなこの釣り、釣り方を含めレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)


剱崎沖のイシダイ釣り
磯の王者・イシダイを船で狙うという、結構マニアックな釣り物。しかし、実際に体験してみたところ、釣り方は80号のプラビシにオキアミコマセ、付けエサもコマセから拾ったオキアミと、釣り方は「ワラサ釣りの改良版」といった雰囲気を感じました。
オキアミエサということで当然ゲストも豊富。イシダイを本命にしつつ、裏本命にマダイ、イナワラ、イサキ、アジといったゲストも同時に狙っていきましょう、といった、五目要素も満載。35Lクーラーでは小さすぎてしまう日も少なくないそうです。
シーズンインは水温が下がる12月。幹事さんに予約状況を聞いてみると、何と土日は1年前から、平日でも半年前から予約が埋まっていくという大人気の釣り船・釣り物とのこと。
私は今回、知人(今回の幹事さん)がこの仕立て船(利一丸)を半年前におさえ、偶然出船2週間前に欠員がでたところに、これまた偶然に私の平日休みが重なり……といった超強運が重なって乗ることができました。
利一丸は仕立て専門の船宿(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)イシダイ五目釣りタックル
磯の王者イシダイとはいえ、デカパン(50cm以上のイシダイ)を狙うのではなく、1kg、最大でもせいぜい2kgの「食べごろサイズ」を狙おうという釣り。タックルは一日中コマセワークを必要とすることも考慮し、ライトな仕様が多かったです。
とはいえ、イシダイは口が硬くアタリも繊細。感度がいい8:2、少なくとも7:3のものでないとしっかり口に掛けるのは厳しいとのことでした。
リールはPEライン3~4号を巻いた両軸リール。ポイントは最深部で60mと、そこそこ深いので小型電動がおすすめ。もちろん、手巻きでも頑張れば問題ないです。
仕掛け
仕掛けはハリス4号3.5mにグレ7号バリ、先バリから1m地点に30cmのエダスをプラスした2本バリ。今回は一応6セット自作しましたが、船にも積んであるとのことでした(有料)。
付けエサはコマセから拾えますが、ハリがグレ7号と小さいので、持ち込むとしたらSやMサイズといった小さめがいいらしいです。ご参考まで。
仕掛けは自作しました(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)因みに3m前後の2~3本バリの仕掛けなら「スプールシート中サイズ」を使うことが多いと思いますが、仕掛けケースにはB5のクリアファイルを使うと丁度いいです。
写真のクリアファイルは100均で10枚セットのもの。
基本の釣り方
出船前に船長よりレクチャーがあったので、内容を中心に書き残します。
プラビシは80号で黄色のものなら7割、赤なら5割コマセ詰める。窓は、下は2目盛、上は全開。
ビシを指示ダナ下限まで下ろし、サオ先を海面スレスレまでもっていき、目線より上まで「ス~ッ」とシャクって2~3秒静止、サオ先を下げながらリール一回転巻く。
これを指示ダナ上限まで続け、アタリがなければ更にもう1回繰り返して、それでもアタリがなければ回収。
なのですが、エサ取りが多いので実際は1回の指示ダナ通過で回収した方がよさそうです。
アタリとアワセ
アタリは明確なアタリから微妙なアタリまであるとのこと。違和感があったら躊躇なくアワセを入れます。ただしゲストも豊富なので、口が軟らかいアジやイサキのアタリ(ブルブルッ?キュンキョン?)ならアワセは禁物。
とはいえ、よっぽど慣れていないとイシダイのアタリなんてまずわからないので、基本アタッたらイシダイだと思ってアワセを入れるようにし、周りでアジやイサキがバタバタ釣れているときは控えるなど、状況にあわせてフレキシブルな対応をとることが最善。
ここは考えるのではなく、感じてください。
目線より上までス~ッと(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)前半戦は好ゲスト連発
出船前に船長「水温高いので本命は型が見られれば」とポツリ。HPの釣果情報を確認していたので何となくわかってはいたのですが、改めて一抹の不安がよぎります。とはいえ、ゲスト豊富な剱崎沖。今日はイシダイにこだわらずにやっていこうと決心。
港内で待機していた船は朝7時に走り出し、すぐにポイント到着。早速出船前のレクチャー通りにやってみます。
指示ダナは18~23mと浅め。2回指示ダナを通過させて仕掛けを回収するも、エサはそのまま。朝イチはエサ取りお留守のようです。しかし、周りではポツポツイナダやクロダイ、メジナが上がり始めていました。そして私も後に続きます。
31cmの丸々太ったクロダイ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)残念ながら本命かどうかはさっぱりわからなかったのですが、悔しいすっぽ抜けも2度はさみつつ、しっかり晩御飯分のお土産は確保。
ワラササイズまで6cm足りないイナダも!(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)中盤戦にアジ入れ食い
日が高くなり、エサ取りが活発になってきた頃合いを見計らって、船長ちょっと深めの水深60mのポイントに移動。こうなるとちょっと手巻きは厳しいかも。次回は電動リール持ち込もうと思います。
仕掛けを下ろし、だいぶ慣れてきた船長直伝のシャクリを再開。すると、サオ先がブルブルッ。直感的に「これはアワセを入れてはいけないな」って思いリールを巻くと、予想通り正体はアジ。そしてここから20~25cmサイズが入れ食いとなりました。
船中1尾目のイシダイ登場
みなさんある程度のお土産を確保。すると幹事さん、「もうアジはいいよ、イシダイのポイントに行こうぜ」とは言いませんでしたが、明らかにこういったオーラをかもし出していました(笑)船長もそのオーラを読み取って、アジの入れ食いタイムはまだ続いているにもかかわらず移動を決断。朝イチのポイントに戻ります。
予想通りアタリはほぼなくなってしまいましたが、エサ取りの活性はさらに上がり、付けエサの消費がさらに早くなっていきます。この状況がしばらく続き、我慢のコマセワークを続けていると、周りでポツポツクロダイやウマヅラが上がりはじめます。
そして残り時間1時間を切ったところで船の反対側で歓声が!
仲間に値千金の本命が(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)30cmに満たないサイズですが、イシダイはイシダイ。本命の浮上に船中大盛り上がり(笑)
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最終釣果
その後は船中アタリが少なくなっていき、沖上がりの時間が近づいてきました。ポイントが港からすぐ近くということで、早々にクーラーボックス内の写真撮影をし、氷をまんべんなく魚にあてつつ沖上がりの準備をしていると、いきなりサオがズドン!最後にこの日2本目のイナダを確保しゲームセットとなりました。
この時点でお土産十二分!(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)クロダイ1匹(31cm)、イナダ2匹(48、54cm)、アジ15匹(22~26cm)。私自身、本命を釣ることは叶いませんでしたが、もうダメかと思われた終了1時間前に、仲間の手により1匹浮上し、船中大盛り上がりになった光景は正に仕立て船ならでは。もう、自分が釣ったかのような嬉しさでした。
さらにイナダ1匹追加!(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)塩イナダ
帰港後、船長が釣り以上に熱い口調?で勧めてくれた塩イナダ(塩ワラサ)という料理法。帰宅後もちろん作ってみました。
作り方は簡単。しっかり血抜きした(これ重要!)イナダに塩を適量ぬり、ビニール袋に入れて一晩冷蔵庫に入れておくだけ。
基本、頭もウロコも内臓も取らないそうですが、一晩より長く冷蔵庫に入れておく場合は内臓のみ取るそうです。この時の注意点は、皮目のみに塩を塗り、腹内部には塗らないこと。
1週間くらいは大丈夫と言っていましたが、我が家はお刺し身としゃぶしゃぶにして、翌日の晩に全て消費してしまいました。
塩をたっぷり塗りたくる!(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)イナダの身は適度な水分が抜け、脂分と旨味がしっかり凝縮され、少々飴色を帯びたモチモチのそれに変身。お刺身はもちろん、しゃぶしゃぶも絶品でしたよ!
寝かせた後は普通に捌くだけ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)イナダ(ワラサ)が釣れた時は是非試してみてください。
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<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
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