釣り人がよく使う「ツ抜け」とは?正しい「ツ抜け」の使い方をマスターしよう!
2020年02月21日 16:34
抜粋
釣り人がよく使う「ツ抜け」とは?正しい「ツ抜け」の使い方をマスターしよう!
釣りが終わったときや釣っている最中に「ようやくツ抜けした」とか、「今日はツ抜けもしなかった」とか、そんな言葉を耳にすることはありませんか??
釣り人たちの間でよく交わされる「ツ抜け」という表現。
この「ツ抜け」の意味をご存知でしょうか?
意外な使い方もご紹介します!
「ツ抜け」とは釣った魚を数える時に用いる言葉
数を数えるときに、みなさんこう数えますよね??
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、そして「とお」。
この最後の10で「つ」が取れる(抜ける)ので「ツ抜け」と呼ぶのが由来になります。
つまり、釣りで「ツ抜け」というのは、10匹以上釣れたということを意味します。
しかし、それはあくまでも辞書に載っている解釈になります。
釣り人感覚でいうなら「つ」を入れて数えるのは幼い子供たちに多いですね。
そのため「ツ抜け」には一人前になったという意味でも使われています。
魚を10匹釣って一人前の釣り師というニュアンスが含まれているということになりますね。
釣れていない時に使うことも
しかし、「ツ抜け」の使い方とニュアンスも時と場合で異なります。
船に乗ってマダイを釣りに出かけ「今日はツ抜けもしなかった」とはあまりいいません。
なぜならマダイそのものが常時10匹以上釣れる、ツ抜けする釣りではないからです。
反対に、キスを釣って「ツ抜けもしなかった」と同じ言い方をしても不自然ではありません。
キスそのものが10匹以上、20~30匹くらいは釣れてあたりまえという感覚が釣り人たちにはあるので、釣れていない状況を嘆いているという意味に使います。
そのときの釣果の状態をチェック
つまり、例えば釣るのが難しいとされるカワハギやメバルも最近では「ツ抜け」したとかしなかったなどといわれることがあります。
その人の技量、潮まわり、水温、地域、釣り方、時期などによって平均釣果も変ってきますので「ツ抜け」はそれらを考慮した使い方をしないとトンチンカンな事になってしまうので気をつけて下さいね。