厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?

2022年01月03日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

釣り好きは寒い冬も釣りに行く。これは誰がなんと言おうとおそらくかわらない。どうせ行くのであれば、少しでも快適に釣りをしてもらいたい。今回は、厳寒期の船釣りにおける寒さを乗り切る裏技を紹介してみよう。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?

冬の船釣りは寒い

冬は寒い。これは常識だが、冬の船釣りはさらにその上をいく寒さだ。夜明け前にあちこちが凍てついた船に乗り込むのだ。このタイミングで雪や雨でも降ろうものなら、自分で申し込んだくせに「本当に今日出船するの?」と思ってしまう。それくらい冬の船釣りにおける寒さ対策は「超」重要だ。

防寒アイテムについては過去記事を確認していただくとして、今回は寒さ嫌いの筆者が実行しているちょっとした裏技を紹介していこう。

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?出船前の風景(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

1、無駄に早く乗船しない

まずは乗船タイミングでの裏技から紹介しよう。午後船を除き、大体の船宿で乗船するタイミングは早朝だ。しかも夜明け前のことが多い。ご存知の通り、この時間帯は1日の中でも最も寒い時間である。そんな気温の中、外にいる時間は少しでも短い方がいいに決まっている。

まずは船宿に乗船手順をしっかり確認(船宿によってだいぶ異なる)し、乗船可能時刻になったらまずは最低限の荷物を釣り座へ運び込み、そそくさと車内や屋内に戻ろう。そこでしっかり暖を取り、出船時間の30分前を目安に残りの荷物を持って乗船しよう。

もちろん出船時間のチェックと、船宿がアナウンスしている乗船時間は事前に必ずチェックしておこう。

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?無駄に早く乗り込まない(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

2、陽が当たる側の釣り座を選ぶ

続いては、釣り座選びのコツだ。ぶっちゃけ、これで寒さに雲泥の差が出る。秘訣はズバリ一つ、太陽が当たるサイドの席を選ぶことだ。ただ、釣り座を決めるのは大体の場合が予約時や出船前の受付時だ。そのため、どちら側に陽が当たるのかを予測する技術が必要となる。

どてら流しや全くの無風時を除いて、船首は基本的に風が吹いてくる方向を向く(向ける)。つまり、北寄りの風なら右舷、南寄りの風なら左舷が東向きとなるというわけだ。事前に風予報をチェックしておけば、予想することができる。もちろん海に出てみたら風向きが全然違うなんてことはザラ。その時は潔く諦めよう。

3、移動中は風が当たらない場所へ

いよいよ釣りの最中に使える裏技、といきたいところだが、実は移動中が最も重要な防寒タイミング。当たり前のことだが、船が動いているので常に風が当たることになる。ただでさえ低い気温の中、遠いポイントなら1時間程度風に当たり続けたら……。釣りを始めるころには全身凍えてガチガチだろう。

釣り座を決めたらそこから移動してはいけないなんてルールはない。船の移動中は風が当たらないトモ(船の最後部)やキャビンやアッパーデッキ(船長室の後ろ)などに移動して風に当たらないようにしよう。

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?キャビンをうまく活用しよう(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

釣り座移動の注意点

キャビンの仕様については感染症対策で使用禁止としている場合もあるので、事前に船長に確認をしよう。そして、移動は必ず船が動く前に行おう。船が走っている時に立ち歩くのは転倒や落水の危険があってとても危険だ。また、他人の釣り座を跨ぐ際には荷物を踏まないなど気配りも忘れずに。

4、移動中は潮が被らない場所へ

船の移動中の裏技がもう一つ。前項にてキャビンに入っている場合は関係ないが、船が走ると、波と船体がぶつかって飛沫が飛ぶ。飛んだ飛沫は風に乗って船上に降ってくるのだ。寒い中で水に濡れることは致命傷だ。釣りをする前に戦意が削がれてしまうこと間違いないだろう。

これを防ぐためには、飛沫が飛んできやすい側がどちらかを理解しておく必要がある。これは、シンプルに風が当たる側(吹いてくる側)に多く飛んでくるという理屈だ。船長によっては走り出す前に「右側の人潮被っちゃうかもだから移動しておいて」などとアナウンスしてくれる場合もある。

面倒くさいと思うかもしれないが、ちょとしたポイント移動の際にも飛沫がかからないトモなどに身を置くと濡れずに済むだろう。何度も言うが、一度濡れると致命傷だ。

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?飛沫に注意(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

5、首元・足元・裾などを締めよう

お次は防寒ウェア着用のちょっとしたコツを紹介。各端を身体にしっかり密着させてもらいたい。具体的には、ジャケットについては首元や手首をしっかり締める。パンツについては、長靴としっかり密着させること。そうすれば、体温が無駄に外に流れ出るのを防ぐことができる。

ちなみに、パンツを長靴の中に入れ込んでいる人をみかけるが、筆者はパンツの裾は長靴の外に出す派だ。これは、足元の循環パイプから出る水は不意の飛沫や降雨時に水が長靴の中に入らないようにするためだ。何度でも言うが、冬の船釣りは一度濡れると致命傷だ。

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?足元には水が流れている(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

6、マル秘テク「指湯」

最後にとっておきのマル秘テクニックを紹介。どんだけ防寒を徹底しても、釣りに関するあらゆる所作を行う指先はカバーできずに冷え切ってしまうことが多い。そんな時に嬉しいのが「指湯」だ。そう。足湯の指バージョンである。足湯ほど大袈裟な設備がいらない点も嬉しい。

必要なのは、お湯の入ったカップ付き魔法瓶(保温水筒)だけ。適量をカップに注ぎ、そこに指をつけよう。温泉旅行で露天風呂に浸かった時のあの幸福感に包まれるだろう。もちろん火傷しない程度の温度のお湯を入れていこう。

それでもやっぱり釣りに行く

最低気温が0度前後で、おまけに雨まで降っている。それでも風が吹いてなければ釣りに行く。それが愛すべき釣りバカだ。ジャケットやパンツの中まで水が染み込み、散々な思いをして帰宅しても翌週にはまた釣りに出かけてしまうものだ。

どうせ行くなら、できるだけ快適に釣りを楽しんでもらいたい。

厳寒期の船釣りで寒さを乗り切る裏技6選 一度でも濡れたらアウト?過酷でもやっぱり釣りに行ってしまう(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)

<小菊/TSURINEWS編集部>

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