夜の岸壁ブッコミ釣りで60cm級頭にアナゴ20匹超え 時合いには連発
2022年01月27日 16:30
抜粋
三重県鳥羽市の鳥羽港で、ブッコミ釣りで夜アナゴを狙った。釣行当日は、1時間半の時合いには連発もあり、釣友と2人でアナゴを優に20匹以上キャッチした。大釣りを楽しんだ当日の模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 稲沢市・谷川智)
鳥羽港でアナゴ釣り
年末の寒波で一気に厳冬に突入した感のある中部エリアだが、寒波が緩めば釣りの虫がうずきだす。1月9日は前日に急きょ予定が空いたため、釣友である小牧在住の原田さんを誘い、アナゴ釣りに出かけることにした。
問題はポイントだ。聞いた話では、近場の三重県四日市方面は雪代が入ってアナゴに限らず、全ての魚種が激渋らしい。そこで少し足を伸ばすことにし、数年前においしい思いをした三重県鳥羽市の鳥羽港でサオを出してみた。
午後5時に現地に到着し、駐車場に車を入れてポイントに向かうとルアーマンらしきアングラーが1人だけ。早速荷物を下ろし、準備を整える。
当日の仕掛け
釣り方はバスロッドでのブッコミ釣り。中通しオモリに1本バリの極めてシンプルな仕掛けだ。
付けエサは鳥羽のえさきちで仕入れたアオイソメとサンマの切り身。秋~冬にかけてアナゴはムシエサが有効とされているが、切り身は一年を通しての鉄板エサ。市販の切り身は大きすぎるので、ハサミでさらに細く切って使用する。
早々に40cm級アナゴ
早速原田さんと並んで計4本のサオを並べ、遠近投げ分けてアタリを待つ。所々に藻場があるため、あまり仕掛けは動かさない。
周囲が完全に闇に包まれたころ、バスロッドの穂先に付けた鈴が勢いよく鳴った。じっくり待ってからアワせると、予想外に軽い。だが魚は掛かっているようだ。上がってきたのは、鳥羽らしからぬ小指ほどのメソ。
そして続けざまにメソがもう1匹。原田さんにもメソがヒットする。大型は着き場が変わったか……と思っていると、左端のサオの鈴がけたたましく鳴り、穂先が大きく引き込まれた。
すかさずサオを持って軽くラインテンションをかけると、ゴツゴツッと持っていく感触。大きくアワせると、確かな重量感。上がってきたのは、デンスケではないが40cm級の良型だ。
時合いにアタリ連発!
ここから時合いに突入したようで、ひっきりなしアタリが出てもう大忙し。40cmクラスの良型が次々穂先の鈴を鳴らしてくれる。2本同時にアタリが出れば、もうパニックだ。
1匹取り込んで、ハリスを切ってバケツにほうり込み、もう1本のサオを手に取るとこれがかなりの重量感。
4号のハリスにモノを言わせ、一気に抜き上げたのは60cm近いデンスケだ。長さよりもその太さが際立つ魚体に驚く。そして原田さんにもヒット。こちらも同型のデンスケアナゴだ。
2人でアナゴ20匹以上
フタ付きのバケツをのぞき込むと、底が見えないほどのアナゴで埋め尽くされている。もう3密どころの騒ぎではない。エアポンプを入れているとはいえ、さすがにこれ以上入れると酸欠になりそうだ。
時計を見るとまだ7時30分。時合いは時間にして1時間半ほどだったが、2人でキャッチしたアナゴは優に20匹以上。その後単発で3匹ほど追加し、アタリが完全に遠のいた8時半に納竿とした。
グルメも堪能
最後に水の入れ替えのため、アナゴを全て網に入れ最初に釣れたメソを含め、小ぶりのものはリリースし持ち帰りは2人で18匹。
翌日は煮アナゴ、白焼き、かば焼き、てんぷらとアナゴ尽くしを堪能できた。
今回は鳥羽まで足を伸ばしたが、伊勢湾奥や名古屋港などでもアナゴは十分狙える。決して難易度の高い釣りではないので、ぜひ挑戦してみてほしい。
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<週刊つりニュース中部版 稲沢市・谷川智/TSURINEWS編>
鳥羽港