エリアトラウトで60cm級抱卵ニジマスを手中 タックル拝借が決め手?
2022年01月27日 16:00
抜粋
少し遅くなってしまった2022年初釣りは、静岡東山湖フィッシングエリアで。1月18日に数も型も楽しめた様子をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)
エリアトラウトで初釣り
東山湖フィッシングエリアは静岡県御殿場市にある人造湖の管理釣り場だ。ポンドは1つのみだが非常に広い。また多くの大会が開かれるのもあり数釣りにはもってこいだが、大型のマスも多く放たれておりそれを狙うアングラーも多い。
最大の特徴はレギュレーションの緩さだろう。割となんでもありだ。今は流石に禁止になったが以前はソフトルアーも使えたのだ。私はこちらに訪れるのは約3年ぶりとなる。今回は釣友2人とオープン時間から参戦した。我々は投げる方向の自由度が高い桟橋に入ることにした。
縦釣りで手堅くキャッチ
氷点下の気温というのもあり魚は下の方にいるだろうと思っていたが、タナを見るためにスプーンを投じた。しかし竿先があっという間に凍りつくため、上手く巻けずに断念。どうせ凍るんだからスプーンなんて、という視線を私に送りつつ、はなっから縦釣りに勤しむ釣友2人に続く形で私もルアーを変える。
フォールでアタリを待っていると底付近や着底後のアタリが多いが中層でもアタリが出る。思いの外魚の活性はあるようだ。既に魚をネットインする釣友を追いかけるように私もキャッチ。東山湖のアベレージサイズの小マスだ。
この釣り場は各種フェザージグも使えるため、とりあえず釣りたい時や初心者にもオススメだ。私も釣友もフェザージグで数を伸ばす展開。
釣友の竿で当日最大魚浮上
ここで釣友の1人がトイレに。私は釣友の置いた竿が気になり少し拝借。(嫌がる人もいるので皆様は気をつけて下さい)。私の竿よりパワーがあるなぁと思いながら、フォールさせているとアタリ。合わせを入れるとグッと動かない。
東山湖のアベレージサイズの20cmクラスの引きに慣れたころというのもあり、40cm位あるかもな~と釣友と話しながらニコニコやりとり。するとトイレから戻りながら私のやりとりを見ていた釣友は私達の所に来るなり「その竿で上がってこないしデカいぞ」と。
いや、まさかねと思いながらも浮かんで来た魚影を見てビックリ。40cmクラスどころか60cm近い丸々とした魚が浮いてきた。語彙力が「ヤバい」の連呼に低下するも釣友2人のフォローもありネットイン。私のような未熟者が慣れない竿を使うと感覚が狂って良くないものだ。
余談ながら私の釣りでの唯一の得意技が人の竿で釣るのこと。買いたての竿とかを、使ってみる?と言われてその竿を握ったが最後。初釣果だったり記録級を私が上げてしまうことがしばしばだ。今回も例に漏れず人の竿での釣果。
バッチリ記念撮影をして釣り再開。日が出てきて竿先も凍らなくなってきたので巻きの釣りに転向だ。
スプーンで連発
まずはクランクで魚を狙うもポツリポツリ状態。対して相変わらずフェザーで連発する釣友から悪魔の誘いが。なんとかそれを振り切りスプーンに転向。
まずはフェザージグ、クランクで比較的反応の良かったオリーブカラーをチョイス。タナを見つつ底から巻き上げとフォールを繰り返すとすぐにヒット。
しばらくオリーブカラーで釣れ続き反応が鈍くなったかな?というところで赤金にチェンジ。赤金はバタバタっと数投だけ好反応ですぐに静まってしまう。
静まったところでカラーはそのままに振り返り、今度は後ろにキャスト。こちらも赤金でバタバタっと釣れ盛った後、オリーブカラーでコンスタントに拾い、渋くなったら振り返る。というローテーションをしていると明らかにフェザージグでゾーンに入った釣友を除いては周囲を置いておくペースで数を重ねていけるようになった。
この釣り方ができるのも広くて魚影の濃い東山湖ならではだ。スプーンでかなり釣果を出した後はフェザーも含め色々なルアーで楽しみ、日が傾いたため納竿とした。
抱卵個体で満足
捌き場で持ち帰りの魚を開いていると、私が序盤に釣った大型マスは抱卵個体だったようで沢山の鱒子が回収できた(450g)。身は卵に吸われてしまったのかやや薄い色をしていたものの、脂の乗り切った美味しそうな身で既に大満足!
それ以外にも焼き物やフライ用に小マスも数匹持ち帰り。釣友2人も、もう沢山という顔で片付けているため、聞かずとも大釣りしたことがわかる。全員釣果数を数えていないものの、私ともう1人は二桁後半は釣ったと思われる。釣友の1人は三桁かもしれない勢いだった。
個人的には数も型にも恵まれて2022年の初釣りは満足の釣りであることに言うまでもない。全体的に多くの人が数釣りを楽しめたようで大物狙いの人も2人に1人くらいは大型マスを釣っていたように見受けられた。
東山湖フィッシングパークは前述の通りレギュレーションが緩く色々試せるだけでなく、多くの人が楽しめる釣り場だ。夏季は営業していないため釣りものの少ない冬の今こそ訪れたい釣り場だろう。
<永井航/TSURINEWSライター>
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