コウイカエギングが人気急上昇 良型混じりで船中ヒット続出
2022年01月28日 06:00
抜粋
冬の伊良湖沖を熱くする、新ゲームとして注目されているコウイカ釣り。良型ヒットに沸いた1月10日の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
おざき丸でコウイカ釣り
1月10日、愛知県・南知多町にある片名漁港出船のおざき丸に乗船した。
午前6時半に出船、ポイントには50分ほどの航程で到着。予報に反して風波があり、底付近を丹念に探るこの釣りには、少々ハードルが高い状況だ。
20cm本命コウイカ登場
最初に入ったポイントは不発に終わったが、続いて入った伊良湖水道出口付近のポイントでは、すぐにパタパタとコウイカが登場した。
まず、胴の間の内藤さん、続いて大ドモの難波さんが胴長20cmほどの本命をゲット。さらに、右舷前部にいた人が続く。
次の流しでもヒットがあったが、バラシも頻発。コウイカはエギを抱く力が強いため、足のなかでエギが滑らず、アワセが効きにくいとのことだ。
その後も、同サイズの本命が追加されたが、小ぶりな当歳のタコが、エギにちょっかいを出してくるようになった。船長は、少しずつ船を流すラインを変え、釣り人も根気強く誘いを繰り返していった。
コウイカ釣りは底狙い
コウイカ釣りの誘いは、空アワセを兼ねて大きくしっかりシャクり、ゆっくり仕掛けを下ろしてエギが底スレスレを漂うイメージで誘っていく。
コウイカは、エビやシャコなどの底生動物を主食とし、底付近を転がるように流されている弱った小魚も食べたりしている。これらの動きをエギで演出していくことが大切だ。
なお、底狙いとは言え、仕掛けを引きずるのは厳禁。船を流しながら釣っているので、他の人とオマツリしてしまう。正確に底とりを行い、ベタ底を狙う場合もオモリは底から離し、ハリスの先のエギだけが、底と触れるように心掛けよう。
昼ごろにホットタイム到来
さて、このあと中盤にかけポツポツという状態が続いたが、型は朝マヅメよりもアップ。胴長20cmを超える個体がメインになった。
イケスとなっているオケを見ると、右舷前部にいた人はこのサイズをそろえていた。
お昼が近づいたころ、船はさらに水道の北へ移動。波高も落ち、みっちり底を攻めるには好適な状況になった。
ここで、今日一番のホットタイムが到来。船中で再びポツポツとコウイカが連打し、これまでヒットの無かった人も本命をキャッチ。
サイズも20cmからそれ以上の良型がそろい、船上は和やかなムードに包まれた。
伊良湖沖のポイントと仕掛け
当日入ったポイントは、主に水深50~60m前後、オモリは60号指定。
仕掛けは親子サルカンに直接オモリを着けるか、10cmほどの短い捨てイトを着けた胴つき仕掛けで釣果を得ている人が多かった。ちなみに、アタリの多かったエギのカラーはオレンジ系で、3.5号と大きめのものに反応が良かった。
開幕を迎えた伊良湖沖のコウイカ釣り。釣期も長く、4月ごろまで楽しめる。
ちなみに、このイカの一番の魅力は、食材としての価値の高さ。刺し身はもちろん、バター焼きや揚げ物、イカスミパスタなど、和洋問わず多彩な料理が楽しめる。釣りとともに、その魅力を味わって欲しい。
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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>