キモ好き釣り女子がオススメする【カワハギの肝を美味しく食べる方法】
2022年01月28日 16:30
抜粋
釣りたてのカワハギを鮮度を保ち持ち帰って肝まで美味しく頂くために釣り場で簡単にできる血抜きと神経締めのやり方を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮部愛美)
カワハギの血抜き方法
釣り上げたカワハギは調理ハサミを使ってエラから血抜きをします。エラ上部にある血管を傷つけます。ハサミを入れる角度を間違えると肝を傷つけてしまうので注意。うまく行くと血が出てくるのでわかりやすいです。
ナイフなどを使用して血抜きを行っても良いですが安全と船のデッキを傷つけないためにもハサミの使用をおすすめします。
ハサミを入れて血が出てきたらバケツに海水を汲んだ中で泳がせて血抜きをします。しばらくするとバケツの中は真っ赤になり血が抜けたことがわかります。
船によってはまな板を用意してくれている所もあります。ナイフの場合はエラからエラにナイフが抜けるように差し込みます。
神経締めの方法
0.8mmの神経締めワイヤーを準備します。カワハギの目の先端に鼻の穴があるのでそこからワイヤーを尾びれまで通します。鼻から目の後ろを通り目玉が動く所がポイントです。うまく入らない時はワイヤーの角度を変えてみてすっと入る所を見つけてみてください。
うまく神経を通るとヒレがヒラヒラと動き魚体の色がさーっと白くなります。他の魚よりもカワハギはあまり暴れたりしないので比較的簡単に締められます。神経締めワイヤーをタックルボックスに一つ忍ばせておくと便利です!締めた魚は氷が直接触れないようにクーラーへ
船上での下処理の意味は?
血抜き、神経締めは魚の鮮度を保つために行います。血抜きは臭みの元となる血を抜くことで腐敗を遅らせることができ、神経締めは魚の脊髄を破壊し魚が暴れるのを防ぎ死後硬直を遅らせることができます。
ちょっとした手間で美味しく鮮度よく持ち帰れるのでおすすめです。
肝の処理
カワハギと言えばやっぱり肝!肝を傷つけないように取り出します。ハサミで肝の付け根を切ると綺麗に外せます。肝と一緒に苦玉がついているので潰さないように取り除きましょう。
肝の中には血管があり血が気になる場合は肝はぶつ切りにしてしばらく水につけておくと綺麗に血が抜け臭みがなく美味しく食べられます(長時間水に浸けておくと水臭くなってしまうので注意)。
刺身と肝をぶつ切りにして食べる肝あえならぬ肝刺しが絶品です!!アラは味噌汁や煮付けにして頂きました。
カワハギの旨味を堪能しよう
カワハギは名前の通り皮以外捨てるところがほとんどなく、鱗も付いていないので本当に調理しやすい魚です。白身は淡白で持ち帰った当日は歯ごたえがあり、2日目以降は旨味が増してさらに美味しく頂けます。
血抜きや神経締めで新鮮な魚をさらに美味しく頂けるので今シーズン肝パンカワハギを釣って肝あえならぬ肝刺しを堪能してみてはいかがでしょうか?
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<宮部愛美/TSURINEWSライター>
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