シーバスゲームにおける不人気カラー『黒色』ルアーの魅力と使いどころ
2022年01月29日 17:00
抜粋
シーバスルアーはメーカーによって差はあるがだいたい8色~くらいがラインナップされている。マニアックなカラーもあるルアーなら32色もバリエーションがあるものも。それだけ色があれば不人気カラーが出てくるというもの。今回はその不人気カラーの魅力をお伝えする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
不動の不人気カラー「ブラック」
シーバスルアーの黒は売れない。元釣具店勤務でルアー担当をしていた筆者自身が体験した事だ。売れない=単純に人気がないということになるため、メーカーも定番カラーとしてのブラックを作らないところも多い。そうすると量販店の棚からも黒が減っていく。買うことすらできなくなってくるのだ。
ブラックが不人気なのは釣れないからではなく、なんとなく釣れなさそうだからというのが大方の理由だろう。「黒じゃ魚が見つけられないんじゃないか?」という質問も受けたことがある。
だが、ブラックは釣れる。ナイトゲームでのブラックはシルエットがくっきり見え、下から見上げるシーバスにとっては逆に見つけやすい色となる。いつでもマストなカラーとは言えないが、持っておいて損はない色である。
なぜか不人気「金黒」
こちらも不人気カラーの一つ。上述の黒が入っているためだろうか。しかしこちらも使い所をわかっていれば強い味方となる。
金色は反射した光を水中で遠くまで届けてくれる。広範囲へのアピールが期待できるのだ。それに加えてシルエットのハッキリ出る黒が入っているので、明暗部や常夜灯周りで水が濁っているなら最もアピール力の高いカラーの一つとなる。
スレにくい?
不人気カラーの有利なポイントの一つにスレにくさがある。ブラックバスではまだ誰も使ってない新作ルアーが釣れる理由の一つに、そのルアーにまだバスがスレてないから、というのがあるそうだ。
海の場合は潮の満ち引きがあり、それとともに魚の群れは入れかわる。そのため、ここでのスレにくさとは先行者がいた場合や居着きの個体を狙う時である。先行者にポイントを打たれた後でも、ブラックは効きやすい。先行者が同じブラックを投げている確率が低く、その色を魚が見ていない可能性が高い。
キラキラするわけでも無く膨張色でもない黒はいい意味で目立ちすぎないというのもミソのようにも思う。
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黒が救世主になることも
なかなか釣れない状況下で、カラーの差がシーバスの食い気にかかわってくることがたまにある。ブラックがハマるのは上述の通り濁りがあるときや先行者にたたかれた後など。ほか、バチ抜け時の特定のベイトに偏食している時にも効果がある。もちろん違うタイミングでも釣れることはある。
よく使うルアーなら、ボックスの中に黒を一つ追加しておくと厳しい状況を打破してくれるかもしれない。
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<檜垣修平/TSURINEWSライター>
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