【アオリイカ】最先端のティップランシーンをリードする『EGTR Xアルティメイト』【LUXXE】
2022年01月30日 11:30
抜粋
【アオリイカ】最先端のティップランシーンをリードする『EGTR Xアルティメイト』【LUXXE】
晩秋のアオリイカ攻略法として、深場に落ちた群れを狙うのがティップラン。
激化するプレッシャーに、その釣法の進化はとどまるところを知らない。
トレンドリーダーとなっているのがラグゼEGTRシリーズ。
そのシリーズにフラッグシップモデルが追加された。
その名もEGTR Xアルティメイト。
果たしてどのように生まれた竿なのだろうか。
LUXXE史上最高感度のアジングロッド『宵姫天』でつちかった技術を投入
「ティップランエギングに必要な性能のうち、特に感度面と操作性を極限にまで引き上げること」
これが他に並ぶもののない最高峰のティップランロッド開発のメインテーマである。
ティップランエギングの大流行で、どんなエリアでも一筋縄ではいかなくなっている現状がある。
誘って止める、その瞬間にわずかでもエギの挙動が乱れれば乗ってこないほどである。
EGTR Xアルティメイトには、そんな激戦区のゲームでアドバンテージを得る使命がある。
このテーマを達成させるために必要な要素を検討し、ティップランの「究極」の形を目指すロッド開発がスタートした。
テスト地はティップランの聖地・伊勢志摩。
なかでもティップランシーンをリードする遊漁船・ＦＰ志摩で、EGTR Xアルティメイトは徹底的なテストを繰り返した。
本物のロッドは、机上の計算ではなくこうした実戦で鍛え上げる必要がある。
開発陣がイメージしたのは、アジングロッドの頂点を極めた宵姫天の存在。
最新のブランクマテリアルを活かしつつ、究極に軽量化されたこのロッドは、「反響感度」、「接触感度」、「抵抗感度」の3つの感度を飛躍的に向上させ、アジングの常識を変えた。
「アジングロッド宵姫天のコンセプトである『手感度』に、ティップランロッドEGTR Xで備えていた高い『目感度』を継承したフラッグシップティップランロッドを」というのがEGTRXアルティメイトの本質である。
必要最低限のパーツで構成。究極の操作性と感度を追求
当初は、宵姫天同様にとことんまで贅肉をそぎ落としたセッティングのプロトから始まった。
ティップランに必要なパーツなどは、あとから必要最低限のボリュームで取りつけ直すというアプローチ方法だ。
また、操作性や感度、パワーを高次元で融合させるため、ブランクには「TORAYCA(R)T1100G」と40tマテリアルの「TORAYCA(R)M40X」を採用。
重量を増すことなくパワーと張り感を上げ、よりファーストテーパーのものに仕上げられた。
この軽量ブランクに、オリジナルの極薄カーボンパイプのリールシートとリザウンドグリップ機構を組み合わせた。
「宵姫天」と同じコンセプトで採用された、極薄カーボンパイプのオリジナルリールリートは、このロッドの顔となっている。
これが象徴するように極限まで軽量化された50g台の自重は、まさに驚異的なレベル。
すべては「アルティメイト」の称号に恥じない戦闘力のためにある。
「エギのアイにスナップが擦れる感覚が伝わる」、「イカのアタリが、魚のアタリみたいに感じることがあり、最初は戸惑った（苦笑）」と開発陣が語るほどの反響・接触感度を手に入れたのである。
また、全機種50g台という極限の軽量化とバランスセッティングもあって、水中の潮目や流れの向きなどの荷重変化を捉える抵抗感度も大幅に向上している。
加えて「イカがエギの近くに寄ってきた時の水流変化を穂先の変化を見て察知できることもある」と評価されるほど、極微細な変化をとらえる目感度も継承されているので、トータルの情報収集能力が格段にアップする仕上がりとなったわけだ。
最先端のティップランにジャストマッチな『ML+』というパワー設定
新たに設定された「ML+」というパワーは、EGTR XのM級以上のバットパワーとロングステイや繊細なアタリをとれるML級のティップを融合したものである。
細かな操作は必要になるが、使えるエギウェイトの幅が広く、さまざまなポイント・状況に対応できる仕様となった。
また、バットパワー・張り感、軽量化とそれに関わるバランスの向上が備わったことで、アングラーサイドの意思に呼応する軽快なロッド操作性を獲得している。
超深場での100gエギや急流の中でもフッキングが決まるM級以上のバットパワーと、ロングステイやイカの接近すら感知する繊細なティップの完全なる融合。
これが「ML＋」という究極のパワークラスである。
これもありS510ML+-solid（標準自重53ｇ)、S65ML+-solid（標準自重58ｇ）の2機種に絞ってリリースされることになった。
パワーがアップしてよりファーストテーパーになったといっても、EGTR Xが提唱し絶大な支持を受けているロングステイにも対応する絶妙なティップバランスは健在。
ティップランエギングでは、シャクリやリトリーブで誘ったエギをいかに暴れさせずきれいに止め、姿勢を安定させるかが最大のポイントになる。
「反響感度」、「接触感度」、「抵抗感度」の劇的な向上は、水中イメージの爆発的な広がりを約束してくれる。
ますます激戦区となるティップランエギングの船上でアングラーをサポートしてくれるこのロッドの特性は、船内のライバルに差をつける強力な武器になるだろう。
