渡船利用の「磯釣り」超入門 【予約〜釣行当日の1日の流れと注意点】
2022年01月30日 11:30
抜粋
夢の大物と巡り合える可能性の高い沖の磯。船でしか渡ることのできないポイントはプレッシャーが低く様々な魚と巡り合うことができる。しかし、船を使い沖合の離れ小島で釣りをするというのは初めての人にとっては結構ハードルが高く感じるだろう。今回は磯釣りでの1日の動き方と注意点を解説していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
予約~乗船まで
まず近隣で瀬渡しをしてくれる船を探すところからだ。これはネットで検索してもいいし、人伝いに調べてみてもいい。年配の船頭さんが営む船宿も多く、検索しても見つからないところも多いので、近くの釣具店に聞いてみるのが1番確実だろう。必要な仕掛け類もそのまま聞いてしまえば一石二鳥だ。
電話での予約ではまず希望日時と人数を伝える。予約できたら、出船時間と乗船場所を聞いておく。さらに釣り場の水深や狙い物などまで聞いておけばベストだろう。
出船の30分前には乗船場へ
当日は出船時間の30分前には乗船場所に着くようにしよう。お客さんは自分だけではないので、全員分の荷物の積み込みや船宿によっては乗船名簿の記入などをする必要がある。荷物の積み込みは自分の荷物だけ運ばずに全員の分を手分けして積み込む連携作業となるので、周りを見ながら動くといい。
乗船~磯上がりまで
全員分の荷物の積み込みが終わったら乗船する。移動中は危険なので、船の後部で待機だ。自分の名前が呼ばれたら降りる順番だ。他の乗船者が先に降りる場合は荷物降ろしを手伝うが、慣れない間は周りの動きを見て覚えるといい。
船宿によっては途中で瀬がわりできる。瀬がわりの有無と時間を降りる前に確認しておこう。
渡礁時の注意
磯に降りる時は絶対に片手は手すりを持って移動しよう。波打ち際は船が揺れる上に、船体を磯に押しつけて固定するので転びやすい。無理に焦って降りる必要はないので、安全を優先して行動しよう。
磯上がり後にまずすること
磯に上がったら、まずは荷物を安全な場所に移動させる。貝や海藻が付着しているところはそこまで波がくるということなので、ここならいいだろうと思うところよりもう少し上に置いておく。特に坂になっているような磯場は予想をはるかに超えるところまで波がくることがあるので、気をつけよう。
瀬がわり
最初に降りた磯場で思ったように釣れなかったり、風向きで釣りにくくなったりした場合は、瀬がわりを利用する。船宿によっては瀬がわりが無いこともあるので、しっかり確認しておくようにしたい。
瀬がわりの時間が近づいたら、ある程度荷物を片付けておく。仕掛けは切らなくてもいいが絡まないようにしておく。
もちろん降りた場所でよく釣れているなら瀬がわりしなくてもいい。その時は巡回してきた船長にハンドサインで船長に合図すればいい。
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釣り終了~下船まで
終了時間が近づいてきたら、余裕を持って片付けに入ろう。事前に回収時間は伝えられるが、回収の順番で前後する。あくまで目安の時間であるため、余裕を持って片付けをする。
この時も他の乗船者の荷物の積み込みは可能ならなるべく手伝ってあげよう。帰着し、荷物を下ろし終えたら船代金を清算する。
分からないことは船長に
ここまでが大まかな1日の流れとなる。どの船宿でも大まかな流れは同じであるが、前払いだったり瀬がわりがなかったり多少の違いはある。乗船前にキッチリと船長に初心者であることを伝えれば船長も色々と説明してくれる。
最後に、特に磯際での乗り降りの際に船長の語気が荒いことがたまにあるが、これは仕方のないことだ。少しのミスが命に関わる事になりかねないので、船長も安全を第一に行動している。船長の指示はしっかり聞いて動くようにしよう。
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<檜垣修平/TSURINEWSライター>
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