【2022関東】冬の良型スルメ釣り入門解説 タックル・釣り方・食味
2022年02月08日 11:00
抜粋
スルメイカというと夏のイメージが強いものの、通年狙うことができる沖イカの代表格。今回は良型が狙える冬のスルメイカ狙いについて、タックルや釣り方、おいしい食べ方などを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)


冬のスルメイカ釣り
冬から春にかけての沖のイカ釣りははヤリがメインとなり、スルメの影は薄くなりがちだが冬場ならではの身の厚さに加えて、大型が揃うことが特徴。
狙う水深は深く、日による釣果ムラも激しいが、やる気のある群れに捉えて、多点掛けした時のズッシリ感はこの釣りならでは。冬のスルメ釣りに注目したい。
タックル
スルメイカ狙いの基本的なタックルについて紹介しよう。
タックル図(作図:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)竿
近年は冬でも海水温が高く、狙う水深はときには250m以上。つまり、深場でもしっかりとツノをアクションさせて誘い、深場からのアタリを確実にとらえるためには、表現力の高いしなやかさ穂先かつ、穂持ちからバットにかけては張りのある力強い仕上げの専用竿。または、直結仕様に作成された沖イカ専用竿が望ましい。
ブランコ仕掛け仕様のヤリイカ専用竿でも代用可能だが、身の柔らかいヤリイカの身切れを防ぐよう仕上げられているため、深場での誘いや多点掛けにはパワー不足を感じるだろう。長さは1.5m前後。オモリ負荷150~180号前後が一般的。
リール・ミチイト
中型電動リール。多点掛け時の高負荷でも巻き上げが止まらないモデルを推奨。ミチイトはPE3~4号を最低でも400m巻きたい。シマノなら3000番以上。ダイワなら500番以上が目安。
ミチイトと仕掛けの間には仕掛けへのヨリ取り目的で小型のヨリ取りリングや仕掛けへのアクションを付けるための30号程度の中オモリを装着することがあるが、潮流が速い場合は、オマツリの原因になることもあるので臨機応変に対応。
仕掛け
仕掛けはプラヅノの14~18cm。ヤリイカ併用で狙う場合もあるため、11cmのブランコ仕掛けも準備しておきたい。また、専門で狙うなら直結仕掛けが有効。手返しが向上するので積極的に挑戦してほしい。
通年狙えるターゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)「バラシが不安」という人はブランコ仕掛けも用意しておこう。しかし、今シーズンはどの海域でもサバが多く、サバにつかまりやすい仕掛けなので、ブランコで通すなら十分な量を用意しよう。
自作仕掛け
初挑戦なら、市販仕掛けでも十分。ただ、直結仕掛けを自作する場合は、ヨレ防止とさばきやすさを考慮して、私はミキイトに張りの強いフロロカーボンライン16号前後を使用。市販ではここまで太い仕様はないが、太さによる乗りへの影響は少なく、自作するなら太めがオススメ。
ツノ間は〇cmといった数値でそろえるよりも、自分の体格で「1ヒロ」(両手いっぱいに広げた長さ)で作成すると、回収がスムーズ。
ブランコの場合には、直結ほど太さに気を使う必要ないが、それでも10~12号のミキイトにハリスは6~8号を10cm程度でセッティング。ツノの本数は、初心者なら5本程度までにして、慣れてくれば本数を増やしていく。
プラヅノ配色
配色については、好みで並べればいいが、一般的にはブルー系、ピンク系の濃淡を絡めて配色する。
オモリなど
オモリは150号が一般的だが、必ず事前に船宿に確認して準備。
ロッドキーパーや船の移動中にプラヅノを収納しておく投入器は無料で貸してくれる船宿が多いので、予約や出船確認時に合わせて確認を。
釣り方
基本的な釣り方について解説しよう。
竿の配置~投入
投入は、船長の合図と同時にオモリを自分の前方へと放り投げる。その準備として、釣り座のセッティングには特に気を配りたい。
右舷、左舷であっても自分の釣り座のミヨシ側に竿を設置し、投入器はトモ側にセット。
船首を風上に向けるため常にミヨシ側からトモ方向へ風が吹くため、投入器がトモ側にあることで仕掛けが風に吹かれて、竿先と干渉せず、手前マツリを防ぐことができる。
イカは船下からすぐに反応が消えることが多い。投入でもたついているとチャンスを逃す。そのためにもセッティングは重要だ。
誘い
投入が済んだら、竿先を下げて構える。ミチイトのガイドへの干渉も少なくなるため仕掛けをいち早く指示ダナへ届けることができる。
底反応であれば、オモリを着底させればいいが、中層反応の場合には、仕掛け全長を考慮し、ミチイトのメーターマークと潮流の速さを加味しながら仕掛けを指示タナの中へと入れていく。
仕掛けが指示ダナに入ったら、スプールをサミングして、ミチイトを止め、竿先を注視。少しでも違和感があればアワせて乗りを確認。
アタリがないまま指示ダナ下限まで入ったら、今度は強めのシャクリで、指示ダナ上限までツノを動かしながら誘う。
海面に向けた竿先を目線の位置までシャクリで誘ったあとは、必ず竿先を止めてアタリを確認。
アタリなしで指示ダナ上まで誘ったら、一気に30mほど巻き上げてからの落とし直しが有効。イカの視界から、仕掛けを一旦消して、再び落とし直すとアタることがある。
巻き上げ
巻き上げに入ると、連られて追い乗りすることがあるので、巻き上げ直後にズン、ズンッと重みが伝わったら多点掛けの合図。
乗ったら竿は手持ちで構え、電動の中速を軸にして、多点掛けで巻き上がらなければさらにレバーを倒し込んで一定のスピードで巻き上がるように調整。
取り込み
ブランコであれば、バラシは少ないので順番に上のツノから取り込めばいい。しかし、直結の場合は、ミキイトとプラヅノが直線的に配置されているため、ミキイトが緩んだり下方向へ動きが加わるとすべてのイカをバラしてしまう。
そのため、つねに仕掛けを手繰る動きをいれて回収するとバラシが減るはずだ。一朝一夕ではなかなかできる動作ではないが、仕掛けを手繰る動作を持続するように意識するだけでも、直結を扱えるようになってくるはず。
直結の回収後は、投入器に入れなくてもオモリから順に再投入すれば、絡みが少なく、手返しは向上。時合を逃すことなく狙える。
船上干しが絶品
釣ったスルメはぜひ船上干しにしてほしい。潮風と天日に干され極上の旨味を蓄える。帰宅後は軽くあぶって食せば、芳醇な旨味が広がる。
余すことなく食べられる(提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)キモと合わせたホイル焼きもオススメ。刺し身の場合、アニサキスがいることが多いため、マイナス20度以下で24時間以上冷凍し寄生虫を死滅させてから食すように。
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