沖磯での寒グレフカセ釣りで40cm口太筆頭に好打 納竿間際にドラマ
2022年02月09日 11:00
抜粋
和歌山の大グレ量産地、樫野へ寒グレフカセ釣り釣行。思わぬ水温に苦戦したが、納竿30分前の状況変化で本命40cmを頭に連発を楽しめた釣行をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中耕二)


寒グレ狙いフカセ釣り
年明けから好調が伝えられた寒グレ、1月29日に和歌山県樫野に釣行。黒潮の影響をもろに受ける紀伊半島の先端部分は、黒潮の蛇行の影響だろうか?水温が異常となっている。紀伊大島東側の樫野では、1月中旬からの水温は19度だったそうだ。
樫野に長年通っているが、この時期にこんな水温は聞いたことがない。蛇行の前、この時期なら15度前後だったはず。黒潮が蛇行しだしてからは、潮岬の西側より高いことが多く、それでも17度だったろうか。
永田渡船で沖磯へ
6時半に永田渡船は16人を乗せて出船、この時期としては少ない。初めに沖堤に着け、続いて水タレ。水タレは港から泳げそうな距離にある磯だが、なかなかの実績場。毎年のように50cmが出る。
船は進路を変え、沖に向かう。名礁カツオを左手に見ながら船の水温計を見ると、なんと18.6度、はぁ?壊れていると思った。
船は共有区の長島や平島、臼島に着けて戻り、船内には私を入れて3人を残すのみ。船頭に水温のことを聞くと、2日前までは19度台だったらしく、この時期にコッパが山盛りとか!?異常だ。
前日は、昼から上り潮が入り水温が下がって、良型グレが食いだしたそうだ。上り潮とは、沖に向かって右に流れる逆潮でこの潮が流れると串本一帯は低調となるのだが……。もう過去の実例など、役に立たない時代に来ている。
朝焼けの空を見ながら磯を目指す(提供:TSURINEWSライター田中耕二)鷹ノ巣大島へ渡礁
私は、最後に鷹ノ巣大島に渡礁。この磯は樫野で唯一、グレを釣ったことがない磯。私の相性がよくないだけで、もちろん実績はある磯だ。
腰立との水道が釣り座の磯で、上りでも下りでも押し付けの潮が流れる。その押し付けの潮に乗せて足元の棚を舐めるように攻めると釣果が上がる。荒れ気味の日、払い出されるサラシと押し付けの潮とのヨレが水道の真ん中にできると激熱となるそう。
何度も乗っているが、そんな状況になった試しがない……。そう話すと、笑いながら磯に着けてくれた船頭は、Sだな……(笑)。行けと言われた所に行く主義なので、ここで頑張ることにする。
まきエサの下には様々な魚
水温18.6度とはいえ、前日から0.5度も下がっているので、活性は下がっているはず。タックルはロッド1.5号にミチイト磯の白1.75号、ハリスは磯フロロ1.75号を直結し、G3ウキを3ヒロにセット、ハリは身軽グレ6号とする。まきエサはオキアミ生に集魚材を混ぜて遠投が効くように硬めにした。
磯際にまきエサを入れるが、何も出てこない。これが水温15度台ならほくそ笑む状況だが、18度では不安以外の何物でもない。ロッドを握らずに30分もまきエサを入れていると、深い所にチラチラと魚影が…。
なぜか口を使わない魚たち
やっとかとロッドを持ち、さしエサを付けてもう一度まきエサを入れたら驚いた……。まきエサの下には大小様々な魚がフラフラしている。上からボラ、フグ、カワハギ、イズスミ(イスズミ)、アイゴ、サンノジ、ブダイ…、もちろんグレも!いつの間に出てきたの?こりゃ、いただきました!
入れ食いだと思ったのはつかの間で、まったく食わない。本当か?見えているのに2ヒロ固定のウキが入らない。エサがなくならない……。浅いタナでまきエサと合わすと、明らかにさしエサを避けている。マジか?
ハリスを細くしてコナガ
そうする間に弁当船が来て魚が散ったので、温かい弁当を食べて再開するとまた魚がわらわらと浮いてくる。食い渋りにはゼロスルスルだと仕掛け変更。磯ハリス1.75号4ヒロに小粒の0ウキを通した。仕掛けを入れ、追いのまきエサを打とうと下を向いた瞬間にひったくられる。オシッ、食わせたよ~とファイトするが、期待とは裏腹にガンガンガツガツの手応えでイズスミが浮上。
磯で食べる弁当は最高(提供:TSURINEWSライター田中耕二)次はグレだと意気込むが、アタリ出ない……。回収したさしエサには明らかに咥えたように潰れている。まきエサの粒は食っているので、ハリスの違和感を感じているとしか思えない……。この状況には、よりさすエサを自然に馴染ませるために軟らかいナイロンハリスが有効だが、持ち合わせはない。
食い渋るコナガ(提供:TSURINEWSライター田中耕二)では、ハリスを細く1.5号にするとやっとコナガが食ってきた。しかし、2連発した後はアタリが止まる……。ウキの下は水族館状態なんですけどね、どうなってるのか……(汗)。
見えている良型グレが食うと獲れないかも知れないが、持ちあわせのハリスで一番細い磯フロロ1号にカヤウキをセットして、ハリは元輝グレ4号。むき身でアプローチするとポツポツとコナガが食ってきた。それでも30cmは超えない……。晩酌のアテに28cmを4匹キープしていたが、納竿時間が迫る。もう白旗ですとギブアップ宣言だ。
二段ウキ仕掛け(提供:TSURINEWSライター田中耕二)押し付け潮が緩みチャンス
2時15分、ちょっと状況がかわる。押し付け潮が緩んで、払い出しが延びる。まきエサには今まで居なかったトウゴロウイワシが見えてその下の魚が消えた……。これってどういう状況なのだろうか?経験したことのない状況に基本に戻ろうとウキ2Bを3ヒロにセットして投げ入れたが、さしエサは無傷。
4ヒロまで深くした次投、払い出しの先でジワジワとウキが沈む。アタリなのかとロッドを立てたが、ハリに乗らなかった。さしエサは潰されている…、居る。オルオル!!
40cm口太登場
次もウキがジワジワと入るので見えなくなるまで待ってアワセを入れるとギューン!待っていたよ~君を。グレの引きを楽しみタモに入れたのはジャスト40cm口太で、してやったりだ。
口太40cmをキャッチ(提供:TSURINEWSライター田中耕二)これは続くと急いで入れると、ウキがズバンと入ってロッドがひん曲がる。防戦一方だったが、何とかなだめて棚の上まで浮かすと明らかな40cm超のグレ、しかも尾長だ。
尾長と分かると細ハリスが気になり弱気になる……。その隙に反転されチモトから飛ばされた…(涙)。ウキを凝視していれば、口元に掛けられたかもしれないが、あのサイズを飲まれた状態で取り込む技術は私にはない……残念だが、次だ次!
31&37cm追加し納竿
沖に迎えに行く永田渡船が過ぎるまで粘ったが、31cm尾長と37cm口太を追加して納竿。磯を洗い流し、ライブウェルのグレを写真に納めて、30cm未満をリリースして船に乗りこんだ。
上がる時が一番よさそうだったので、後30分あればキープサイズは倍になったと思う。しかし、苦手な鷹ノ巣大島で初めてグレが釣れて満足だ。他の磯では、45cmや2ケタ釣果もあったが、いずれも昼からの時合いとのこと。
水温が一定せず日ムラ磯ムラも多いが、難しくて面白い寒グレに行かれてはどうだろうか。
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<田中耕二/TSURINEWSライター>
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