春のイシダイ釣り入門 【道具・仕掛け・場所選び・釣り方を解説】
2022年02月13日 11:30
抜粋
春磯の人気ターゲットで知られるイシダイ。春はノッコミ期にあたり、浅場に良型が接岸してくる。そこで今回は「春イシに挑戦しま専科」と題し、攻め方のキホンと食い渋り時の対処法などを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)


イシダイ釣りのタックル
タックル図(作図:TSURINEWSライター松田正記)サオとリールは専用のものを使用する。最近は安価で質のいいものが多く、ハードルも低くなった。サオは5mほどの長さで、硬さはMH(ミディアムハード)。ちなみに軟らかい順に4段階あり、M、MH、H、HH。最近はMより軟らかいL(ライト)やHHより硬いHHH(トリプルH)もある。
専用のサオとリールを使用する(提供:TSURINEWSライター松田正記)リールはカウンター付きのイシダイリールがよく、これにミチイトのPE(編み糸)を巻く。号数は12~18号と段々にあるものの、12号がおすすめ。これ以上太いと、根掛かりした時に切りにくい。
仕掛け
仕掛けは2通りあり、真空オモリ(中通し)を使う方法と捨てオモリ式に分けられる。底根が荒い場所では根掛かりが多いため、捨てオモリ式がよく、海底がフラットなところでは真空オモリがいい。初めて乗る磯は捨てオモリ式が無難だろう。
エサ
エサはまきエサ、つけエサともに赤貝がベスト。水温が低い春先はエサトリが少なく、軟らかい赤貝だけで十分。だだし、4月ごろになると、次第にエサトリが多くなってくる。
エサは赤貝オンリー(提供:TSURINEWSライター松田正記)それでも手数で勝負するなど、赤貝にこだわってほしい。何故なら、エサトリに強いガンガゼを持参しても「赤貝はすぐに取られるが、ウニは全く触りもしない」ことがよくあるからだ。
赤貝の付け方
エサの付け方は、赤貝をむき身にし、1~2個ハリに刺す。これを基本とし、エサトリの状況により、個数をかえる。
むき身にしてハリに刺す(提供:TSURINEWSライター松田正記)エサ取りが少ない時は1個。多い場合は3~4個。これでもエサが取られるときは荒割りにしたものを殻付きの状態で、3~4個付ける。
釣り場
釣り場は沖磯はもちろん、堤防からでも狙える。イシダイの住みかになる沈み瀬が豊富なところが条件だ。
釣り具店で道具などを揃える際に詳しく教えてくれる。この時、紹介してもらった渡船にたずねるのもいい。
タナ
準備ができたら、仕掛けを投入する。場所にもよるが、カウンターで15m前後から攻め、徐々に浅く。
春イシは少しでも水が温む浅場を好むためか、10m前後の浅ダナで食ってくるケースが多い。そのため、しつこく浅ダナを探ってほしい。
アタリとアワセ
アタリとアワセについて。基本的には「走るまで待つ」ものの、これが春イシで一番難しいところ。なかなか食い込まないうえ、居食いする場合もある。穂先にコツンコツンとアタリが出たら送り込み、穂先を押さえ込んで走り出したら、大きくアワセを入れる。一連の動作がしやすいよう持ちザオで挑戦しよう。
持ちザオが基本(提供:TSURINEWSライター松田正記)魚がサオに乗ったら、一気にリールを巻き上げる。ここでもたもたしていると、たちまち根に潜られるので、急いで根を切ることが大事。リールは強引にゴリ巻きする。
食い渋り時の対処法
以上が春イシの一般的な釣り方になるが、必ずと言っていいほど「食い渋り」に遭遇する。その時の対処法を2つ紹介する。
誘い上げ
1つは「誘い上げ」。方法は至ってシンプルで、アタリが出たら、ほんの少し誘うようにして仕掛け(エサ)を持ち上げる。30~70cm程度。この時、押さえ込むような魚信が出たら送り込んでやると、魚が走り出す。
最後の手段
もう1つは「跳ねアワセ」。穂先を押さえ込むが、なかなか走らない時に試す荒業だ。要領は穂先を押さえ込む時、どこかで加速する場面がある。最も加速し、魚の重さを感じた瞬間、サオ先をビュンと跳ねさせるようにアワセを入れる。
魚がハリを咥え、吐き出す前に掛けるイメージだが、難易度は高い。これが空振りし、素バリを引くと、たちまち警戒心を与えるため、最後の手段としてとっておこう。
新しいスタイル
春イシはノッコミが本格化するにつれ、型がよくなっていく。序盤は縦じま鮮やかなメスの2kg前後が釣れ、徐々に銀ワサと呼ばれるオスの成魚が上がり出す。
最近は若い人の間で、「ルアーとイシダイのリレー」、「フカセ&イシダイ」といった新しいスタイルも増えてきた。この春、入門してはいかがだろう。
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<松田正記/TSURINEWSライター>
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