【日立沖2020】いよいよシーズンインの『オキメバル』 キホンをおさらい

2020年02月22日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

茨城日立~鹿島にかけてこの時期に登場するオキメバルは徐々に釣果が上向いてきて、いよいよシーズンイン。常陸沖の基本のオキメバルタックルと釣り方を紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

日立沖のオキメバルタックル

浅場のオキメバルはズラズラの多点掛けが醍醐味だ。

茨城オキメバルタックル例(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

竿

竿は、食い込みを重視し、魚が掛かったら胴に乗ってくるものが理想的。オモリ負荷20~80号、6対4か5対5調子で3m前後が扱いやすい。

リール&ミチイト

リールは、ミチイトのPEライン3~4号が200m以上巻ける小型電動。

仕掛け

仕掛けは、5~10本バリ構成で飾りは付けず、シンプルなものが好ましい。

ミキイトはフロロカーボンライン3~5号、枝スは同2~3号で20~25cm。あまり短くすると食いが落ちる。枝間は40~60cm。ミキイトと枝スの接続は直結または絡み防止用のクロスビーズ(M)を使う。枝スの交換も容易になるのでお勧め。イトにヨレや縮れが生じると食いが落ちるので、その場合は新しいものに交換しよう。

中深場で使われるトリプルサルカンやクレン親子サルカンは、浅場では目立ちすぎて警戒心をあおるのでNG。ハリは付けエサの種類にもよるがメバルもしくは細地ムツ10~20号か丸セイゴ、丸カイズ12~14号など。

仕掛けの予備を持参したり、船で購入する必要があるので事前に確認を。オモリは船中統一になっているので、船長の指示に従おう。

エサ

付けエサは、ほとんどの船にサバやサンマの切り身が用意されている。日立、大洗ではアカエビやオキアミ、鹿島では活エビや冷凍小魚を使う場合があるので、どんなエサが船宿に用意されているか、事前に確認を。ほかに青イソメや岩イソメなども有効。

枝スがミキイトに絡みつくと極端に食いが落ちる。どんなエサでも回らないよう配慮し、先端、中央部に真っすぐになるよう、ていねいに付けること。

エサの付け方(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

オキメバルの釣り方

オキメバルの釣り方は、合図と同時の素早い投入がカギとなる。この魚は荒根や魚礁、沈船周りなど、海底に障害物があるところを好んで集まり、これらも好ポイント。

船長の指示に従って根掛かりに注意して釣ることが大事で、本命以外にもアイナメやカサゴなどが交じる。船はメバルが着いている根の上などをゆっくり流す。ポイントが外れるとアタリがなくなるので、合図と同時に素早く投入することが大切。

タナの取り方

ポイントによっては根掛かり防止のため、船長から下まで落とさずに海面からオモリを止める位置の水深が指示されることがある。あらかじめ仕掛けの長さを把握しておき、ミチイトのマークを確認しながら落とし込み、正確な位置で止め、アタリを待とう。

指示がない場合はオモリを着底させ、イトフケを取り、さらに1mタナを切ってアタリを待つ。ベタナギで船の上下動がない時は、時折ゆっくり竿をあおり、誘いをかけると効果的。

タナの取り方(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

アワセの必要なし

多くの場合、船は揺れながらポイント上をゆっくり流していくので、ホルダーにかけて置き竿にしていても、群れに当たり、活性が高ければすぐにゴツゴツと小気味いいシグナルがくる。この時点で向こうアワセでハリ掛かりしているので、アワセは必要ない。

根掛かりはタイムロス

最初に掛かった魚が暴れることでエサが躍り、誘いになるので、周囲の魚が次々に飛びついてくる。

注意しなければならないのは、エサを食わえたメバルは必ず横穴や魚礁内に逃げ込もうとすること。根掛かりは必至なので、竿の曲がり具合を見ながら、引き込みのあるたびに1~2mずつ巻き上げ、根に持ち込まれるのを回避しよう。仕掛けを失うのは魚を失うのみならずタイムロスにもなる。

取り込みは上から順に

取り込みは、仕掛けのサキイトが見えてきたあたりで竿を立てて引き寄せ、上から順に魚を外してはエサを付ける。

枝ス間だけを巻き取り、次の魚を外していくと仕掛けが吹き流し状態になるので、すぐに次の投入に備えられる。

お薦めの船宿紹介

今回の情報提供いただいた、お薦めの船宿の最近の釣況をご紹介する。

モンロー号

モンロー号は良型主体に日並みでトップ35尾ほどと上々の結果。

▼この釣り船について
モンロー号
出船場所:日立港久慈漁港

大貫丸

▼この釣り船について:大貫丸

明進丸

▼この釣り船について:明進丸

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年2月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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