ハマると危険な深場釣りで良型キンメダイ好捕 道具だけで20万円超え?
2022年02月26日 11:30
抜粋
深場釣りは誰しも一度はやってみたい釣り物の一つ。ハードルが高いのもたしかだが、ゾロゾロと針掛かりした激旨トロキンメを味わえば、あなたもきっと病みつき間違いなし。今回は深場中毒にあなたも引きずり込みたいと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)


深場釣りの魅力
置き竿で順番に投入して順番で巻くだけだと思っていないだろうか?その通り。どんな釣りでもそう。釣れる時には誰でも釣れる。
しかし時には一匹何千円もする高級魚がお隣でゾロゾロ、自分には一匹だけなんてことも。
特に冬の寒いこの時期に向けエサをたくさん食べた12月から2月頃までが旬といわれている超高級魚である下田ブランド、激旨トロキンメならなおさら。
何度も悔しい思いをして、ストイックなまでに研究の日々を送るマニアックな釣り。引き出しの多さ、テクニックがはっきり出る釣り。それが深場釣りだ。
その他にも超深海といわれる1000m以上の海底を狙う、高級料亭に行ける人か釣り人でなければ食せないベニアコウなど、深海の世界には美味しい魚があなたを待っている。
深場釣師は高級志向
乗合船で深場を専門にしている船宿には必ずレンタルタックルはあるので初心者はレンタルをおススメする。筆者のタックルは全てダイワ製で竿はマッドバイパー深海195MH、リールはシーボーグ1200MJにPEライン10号を900m巻いている。キーパーは備え付けの船宿も多いので事前に確認した方がいい。
タックルだけでも20万円オーバー(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)また、写真に写る洗濯ばさみは強風時に特に有効で、仕掛け投入時に絡まないようにする便利アイテムだ。
自己流の工夫を
下田のキンメダイ釣りは一般的に20本の針を掛け枠に巻き、2Kgの鉄筋を黒潮本流である新島沖に落とし込む。初心者はタックルを含めたエサ付きフルレンタルもあるので利用したい。
自分なりの工夫が楽しみのひとつ(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)手慣れてくると自分で仕掛けを巻きたくなり、お隣で多点掛けをしているとハリス長や針の種類、そしてなんといってもエサを選びたくなってくる。
下田漁具の金目鯛サガリと呼ばれる市販品は群れが濃い時には有効であるが、ここ最近、筆者は赤針19号ハリス10号85cm、幹糸28号枝間隔1.9mで好成績を上げている。
オマツリは当たり前
潮が速く、一般的に使われている銀針だと上がってきたときに誰の魚か全く区別がつかないくらいオマツリしていることがある。
このために赤針を使っているが、ときにはフロートパイプ等を入れ、魚にもアピールしながら自分の魚だと主張するためにも識別は行った方が良い。
エサ選びも多様
カツオのハラモが一般的だが、その他にもサバ、イカ、アナゴ、イイダコ、シャケ皮、サーモンハラスなど名前をあげたらきりがない。そこに今度は味付け、赤青緑など色付けが加わる。
100円ショップで山ほど購入したタッパーに分けて実釣で確かめる。青く染めたアナゴが良かった、赤く染めたイカが良かったなど、エサ作りは料理を作る感覚だ。
番匠高宮丸で実釣
実釣当日は凄腕、高性能装備の番匠高宮丸に乗船。
番匠高宮丸(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)下田須崎港を出港して一時間半、エンジン音が止み小澤長夫船長の「さぁ、準備しておいて~」のアナウンスで釣り人は動き出す。新島沖、通称トンガリだ。
日の出時間の投入を待つ釣り人(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)ミヨシから、石塚ダイワテスター、ダイワの鉄人である田淵テスター、筆者と続き、合計8名での釣行であった。初回はトモからの投入であったが、投入は何度やってもドキドキする。
投入
1日の投入数は8回以内と決められており、1回の失敗は命取りだ。30分以上はお休みタイムとなってしまい、貴重なキンメダイにありつく可能性が減る。
順番に投入は行い、船長の指示で投入を行わないとオマツリするので注意が必要。
投入したらすぐにスプールの糸フケが出ない様にしないと糸絡みする場合があり、うねりがあるときは特に注意が必要だ。
着底はPEラインが一瞬ふわりとフケたり、スプールの回転が緩くなるので見逃さず、着底したらすぐに10m程度巻き上げ底立ちを取ってからスタートになる。
当日の状況
「どんどん糸出して」とアナウンス。クラッチを切り、500m、600m、700mと潮に同調させ、ほどなく「それではとめて。後ろから巻いていくよ」の合図に、捨て糸が切れない程度にドラグを効かせしばしの待機。待機中に切れてしまったらゆっくりと巻き上げを行わないと周りとオマツリする。
巻き上げは、シーボーグ1200MJならばSPEEDモードでPL20が基本。先に巻き上げているお隣の方に水深を聞きながら追い越さない様にすることが大事。
取り込み
キンメダイは深海から上がってくるが取り込み時に外れることがあるので、必ずアシストしてもらった方が良い。多点掛けでは竿も大きくしなり、巻き上げ時にビクビクと竿先が揺れる。サメやイルカに横取りされないか気が気ではない。
取り込みは潮下の方がアシスト(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)また、PEラインは5%前後の伸びがあり、重ければ重いほど手前で巻き上げが止まってしまう。
しかし、この時に絶対にゼロリセットはしてはならない。もしも次回捨て糸が切れて魚が付いていなければPEラインが収縮していて竿先が折れる危険がある。
当日の最終釣果
当日は、サメにもイルカにも横取りされず、全員納得の大漁であった。
大漁の激旨トロキンメ(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)夕方からの雪予報に筆者はノーマルタイヤであったので早々と退散。旬のキンメダイのレシピを考えながらの帰宅になった。
食べれば深場地獄まっしぐら
一度でも自分で釣り上げたキンメダイを食せば、あなたも深場のトリコになるのがおわかりいただけると思う。
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<前島宣秀/TSURINEWSライター>
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