タイラバ&ティップランのリレー釣行 35cmアマダイに1.1kgアオリイカ
2022年04月11日 11:30
抜粋
三寒四温の「温」にあたり、春一番の風が吹く予報だった3月5日、三重県・南伊勢の贄浦(にえうら)出船の船に乗り、アマダイとアオリイカ狙いの贅沢リレープランを楽しんだので、その模様をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本智也)


アマダイ&アオリのリレー釣り
贄浦周辺は豊かなフィールドで、漁港からすぐ沖合の100mラインには広大な砂地が広がっており、ここにアマダイの巣穴が点在している。また、有数のグレ釣りフィールドとなっている贄浦周辺の磯場は、アオリイカの絶好のポイントにもなっている。
当日は、午前中のできるだけ早い時間帯に沖でアマラバをやり、風が吹き始めたら湾内に避難してティップランエギングを行う作戦だった。
まずはタイラバ開始
午前6時半、無風ベタナギのなか、船は快適に走って贄浦沖のポイントに到着。満潮は午前7時2分、潮回りは中潮、海水温は17.8度。下げ潮中心の釣りになり、期待が持てそうだが潮が流れていない。期待と不安が入り混じるなか、いつものように水温計や魚探とにらめっこしながら、タイラバとライトジギングでの砂漠ゲームがスタートした。
タイラバのセッティングは、PEライン1号、リーダーはフロロカーボンラインカーボン5号、潮が緩いなか斜めにラインを放出したかったので、タイラバのヘッドはいつものアマラバに比べて軽めの100gでスタート。ネクタイカラーはいつもの定番、地味めの黒、緑、赤系とローテーションした。
当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・山本智也)ボトムコンタクトをしっかり感知し、着底させては強く砂泥煙を上げて周辺の巣穴に潜んでいるであろうアマダイを、巣から誘い出すイメージでアクションを行った。
怪しいアタリは乗せられず
数カ所ポイントを回るうちに、ベイトが魚探に映りだすエリアにくると、マダイ、キダイ、ウッカリカサゴがポツポツとバイトしだした。これらは定期的にフッキングするが、肝心の本命がヒットしない。時折、着底と同時に「カカッ」と力強いアタリがあるもフッキングに持ち込めない。
船長が言うには、どうやらそれがアマダイのアタリのようだ。タイと名が付くものの、マダイとはアタックの出方が全く違う。特に、当日は軽く吸い込むだけでなかなかくわえ込むまで至らなかった。
この対策として、タイラバロッドではなく、バット部分に幾分パワーがあってフッキング力の強いライトジギングロッドに交換。リールのドラグも少し締め気味にし、ネクタイの長さも短く、フックもストレートポイントの小さなものにチェンジし、全体的にシルエットをコンパクトにした状態で再トライした。
ロッドを持ち替え35cm本命
軽くまとわりつくようなアタリに鋭くアワセを入れると、今度は確実にフッキングに持ち込むことに成功。外道のキダイとは全く違う重厚感、残り30mを切ったとたんに再びドラグを鳴らす独特の引きが楽しい。ただし、ハリ掛かりは浅いため、ドラグ調整をしつつ、ロッドのテンションを抜きすぎないよう、ほどよくテンションをかけながら慎重にリーリングしていった。
やがて、相手が水面に現れ無事ネットイン。 35cmのミドルサイズで、ようやく本命に出会えた。予想通りフッキングは唇の皮一枚。やはりこのパターンだった。
ショートバイト&皮一枚のバトルに勝利(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本智也)ウネリ避け湾内に移動
同じ方法でアマダイを数匹追加したころに、予報通り生暖かく強い南風が吹き始めた。同時にウネリも発生し始めたので、船長は沖での釣りは困難と判断。湾内に移動してアオリイカを狙うことになった。
アマダイをキャッチした山本さん(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本智也)贄浦周辺は地形が入り組んでおり、風裏になるワンド状のポイントもいくつかある。このなかに、早春に沖からアオリイカが入ってきて、産卵前にいったん立ち寄るという場所があり、船はその場所に入った。
ティップランでアオリ1.1kg
ここは、海中にある尾根上部の落ち込み部分にあたり、水深は20m前後。ほどなくして、ベイトの反応が強く出たり、湾内なのに青物のボイルが発生したりという状況になった。
これを見た船長から、「イカも溜まっているのでは」と声かけがあったと同時に、同船者にヒット。2.2kgのトロフィーサイズのアオリイカだ。そして、ほぼ同時に私にも1.1kgがきた。
同船者が2.2kgのビッグアオリイカを手中に(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本智也)800gを追加し納竿
さらに、船が流し直されると、同船者と私に800gが1匹ずつヒット。ティップランはフッキングが決まった瞬間に「掛けた」という何ともいえない達成感がある。だから大好きなゲームのひとつだ。
短い時間だったが、このあとも数回アタリを逃したりと、イカが群れているような雰囲気をストップフィッシングまで実感することができた。
筆者も負けじとキロアップをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本智也)今後のティップランの展望
日に日に気候も良くなってきており、水温、気温とも上昇してくればシャローもボートエギングも期待が大きくなるだろう。そして、レコード級のサイズも数多く潜んでいるとのこと。
数を釣るのは容易ではないだろうが、チャンスは確実にあると思う。レコード更新も期待大だ。
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<週刊つりニュース中部版APC・山本智也/TSURINEWS編>















