メジナ狙い沖磯フカセ釣りで想定外の良型クロダイ5連続ヒット
2022年04月12日 11:30
抜粋
いよいよ終盤を迎えつつある産卵期のメジナ釣りで、「どのようなポイントを狙うべきか」、「狙い方は」、「その仕掛けは」を解説していきたい。それと、最近釣行した静岡県西伊豆町仁科地区での釣行模様も併せて紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)


産卵期終盤に狙うべきポイント
条件として、潮の色、潮流の速さ、水温などいろいろな状況があるのでこれだとは言い切れないが、深場、浅場に関係はないと考えている。状況次第で2ヒロくらいの水深でも食ってくることもあったし、竿2本以上も入れ込んでようやく食わせられたこともあった。すべてではないが、潮色は多少濁っているとき、潮流はあまり速くないとき、それと多少荒れ気味のときに釣果がよかったように感じている。
釣り場の特徴としては、底根が複雑に入り組んでいるポイント、沈み根が点在し、磯際から切り立っていて、なおかつエグれているような地形がある磯が、産卵期の大型メジナには格好の場所となっている。
渡船風景(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)狙い方
コマセは一日分として、高活性期のようにエサ取り対策用に十分準備する必要はない。ただそうは言いつつも、フグなど低水温でも元気な魚が居着いていることがあるので、上がる予定の磯の状況を考えたコマセを持参したい。分量としてオキアミ6kgに対して、配合エサは3袋を目安にしている。
作り方は、オキアミを全解凍にし、粒のままのオキアミ5kgに1袋ずつ配合エサを入れて混ぜ、3袋を綺麗に混ぜ合わせる。そこへ海水を少量ずつ入れ、少し軟らかめに仕上げる。最後に出来上がったコマセバッカンの手前側に、残こしていた粒のままのオキアミ1kgを入れて完成。配合と混ぜないオキアミは単独で時々まくことで、食い渋るメジナに対してアピール効果が期待できる。
まき方は、大量に入れるのではなく、少量をエサ取りのあるなしを見ながら、本命ポイントへまくことが大事。釣り方は、まずはタナをしっかり取った仕掛けで磯際から狙う。エサの取られ方やエサ取りが居るようならエサ取り対策をしながら狙うポイントをあちこち探っていく。そこから得られた情報を基に、次なる一手を繰り出し、結果が出ればよし、出ないときは更なる一手といった具合にあの手この手で食わせるように狙うことが肝心。
狙う距離もベタ際から自分が遠投できるエリア全てを平面とするなら、タナは縦のラインと考え、水深分を立体的に狙える仕掛けで探ることだ。
仕掛け
磯ザオの1.25号5mを基本に、シモリ根だらけの中を狙うなら、強引に寄せて浮かせ易い1.5号以上のサオの選択もありだと思う。要は、自分がどのようなやり取りをして取りたいか。取れる取れないではなく、あくまでも釣り人側の釣りに対する流儀と考えたい。そう考えると使うミチイトやハリスの各号数も決まる。私の場合、基本はミチイト1.75号にハリスは2号または1.7号を使用している。
ハリに関しては、エサの取られ方を観察しながら、パイロット的に最初はグレバリの6号から始めて、そのまま1日使うときもあれば、4号くらいまで落とすことも多々ある。
肝心のウキは、ベタ際1本しか狙わない釣り場のとき以外はMサイズからLサイズのG2号またはB号を基本にセットしている。釣りをする中で潮況次第で00号にしたり、マイナス浮力のものにしたりすることもある。いずれにしても、その釣り場の潮況で使える最低限の浮力のウキで釣りを展開できるようにしている。
以上解説した内容はあくまでも基本形で、状況次第でいろいろなパターンを用いて対応することで釣果アップを図るようにしている。
西伊豆仁科カキハラで使用した仕掛け図(作図:TSURINEWSライター塩田哲雄)西伊豆へフカセ釣行
タイミング的には産卵期終盤となる3月、吹き続けていた季節風がどうにか収まった日に、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科地区へと釣行した。
港にはこの日を待ちわびていた多くの釣り人が集結していた。お世話になるのは渡船龍海丸さん。釣り場の説明やポイントなどいつも親切丁寧に教えてくれる。それと何といっても、お昼の名物おにぎり弁当。アジの味醂干しが磯で食べるおにぎりを格別なものにしてくれる。
上がった磯はカキハラという大きな島の一角。初めて上がる磯だ。釣り座になりそうなポイントは、チャカ場とハナレになった角。初めての釣り場でやることは、安全な場所に道具を置くこと。次に安全に釣りが出来る場所を見つけること。できれば取り込みもしやすい場所がいい。
選んだのはハナレの角。行き来が大変な場所なので、サオとタモだけ持って先にポイントにいき、その後バッカン類を持っていった。
磯の様子(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)当日のエサと状況
準備したコマセはオキアミ6kg。配合エサは「遠投ふかせスペシャル」「イワシパワーグレスペシャル」「グレパワー沖撃ちスペシャル」。さしエサとして「くわせオキアミスペシャルM」「くわせオキアミスーパーハードM」。磯際にコマセをパラパラとまき、エサ取りを含めた魚の動きと潮の動きを観察。僅かながら右に流れ、魚は全く見えない。
使用した配合材(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)船の水温計では16.2℃を指していた。徐々にではあるが水温が上昇しつつある。本来なら16℃台まで上昇しているとエサ取りが居てもおかしくはない。カキハラは水深5mから7mほどで、沈み根が点在している。ただ、状況が把握できたのは陽が昇ってからで、渡礁後釣り開始時はまだあまり良く見えなかった。
朝イチ第1投目から43cmメジナ
最初は沖15mほどに仕掛けを投入してみた。すると、仕掛けがなじむと同時にウキがゆっくりと沈み始めた。タナを取った仕掛けなのでウキはアタリ以外で沈まないはず。サオを少し立て気味にしてミチイトに張りを持たせた途端、サオ先まで来るダイレクトなアタリがきた。
朝イチ第1投目でのヒット!それもいい引きする魚。できるだけ慎重に寄せて浮かせてみてビックリ。これは後になって分かったことだが、磯から上がって船長に計測してもらうと43.6cm1.29kgあった。いい日になりそう。
1投目にきたメジナ(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)内心、爆釣するのではないかと心ときめきながら2投目、3投目……。あれ?魚っ気なし。挙句の果てに60cmクラスのボラがコマセをまく度に群れで寄って来る。
時刻は早くも10時過ぎ。龍海丸さんが名物おにぎり弁当を届けにきた。この際だからまだ温かいうちに頂くことにした。いつ食べても安定の極上弁当。十分休憩も取れたので釣り再開。
名物のお弁当(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)想定外のクロダイ5連発
相かわらずコマセをまくとデカイボラが集まってくる。と、投入したウキが消し込むと言うより、ウキにアタリが出るが先か竿が一気に持っていかれる感触が先か、どちらにせよ魚のアタリが久々にきた~!
心の中ではボラ!?沖に勢いよく走る引きから察するところボラ。ま、魚の姿ぐらいは拝もうと真剣な気持ちは半分。がしかし、寄せて浮かせて見てビックリ。いいサイズのクロダイだ。ボラの群れにはクロダイが居るとは良く聞く話ではあるが。まさかこんな沖磯で良型のクロダイを釣るとは思ってもみなかった。
そして、こんな夢みたいな出来事がこの後5連発。その内の1匹は姿を見てハリ外れ。もう1匹は姿を見ていない状態でハリ外れしてしまい、結局4匹のクロダイを釣り上げることに成功。
想定外のクロダイが連発(提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)最終釣果
この日最後の1投と思って投じた仕掛けで30cmクラスのメジナを釣り上げて、クロダイがメインではあったが久しぶりの爆釣を味わうことができた。磯から上がっての検量で、クロダイ4匹はそれぞれ、49.6cm1.9kg、47cm、45.7cm、44cmであった。
釣り上げたメジナ2匹とクロダイ4匹のお腹はパンパンに膨らんでいて産卵期の魚体であった。メジナだけでなくクロダイにとっても産卵期終盤になる季節。ポイントと仕掛け選択をしっかりして楽しみましょう。
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<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
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