【2022年】波止フカセグレ釣り入門 タックル・釣り方・仕掛け調整術
2022年04月21日 16:30
抜粋
磯のイメージが強いグレだが、実は手近な波止でも狙うことができる。今回はウキフカセで狙う波止のグレ釣りの基本タックル&釣り方と、釣れない時の仕掛けの一工夫を紹介したいと思う。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)


手軽に波止グレ
グレといえば磯から狙うフカセ釣りの好敵手。トーナメントの対象魚になるくらいゲーム性が高く、見えていてもなかなか食わせられない一面もあるが、活性が上がると入れ食いになるターゲット。
磯に比べて数が出やすい(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)小さいながらも身近な波止にもたくさん生息しているので、手軽に狙えて気持ちのいい引きを楽しめるのだ。
タックル
基本的なタックルを紹介しよう。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)サオ
磯ザオ1号クラスの5m前後が波止でもテトラ堤でも標準だが、グレの引きを少しでも楽しみたいのであれば、チヌザオの0.6号をチョイスしても構わない。25cm前後のサイズでもきれいに曲がってくれて、満足感に浸れるだろう。
極軟調子のサオで楽しさ倍増(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)リール
2500番クラスのスピニングリールで、レバーブレーキ付きのものがミチイトの出し入れがしやすく、使い勝手が良くて便利。これに1.5~2号のミチイトを150m巻いてあれば問題なく釣りができる。
ウキ
基本的には円すいウキの0~2Bの浮力で、自重が8~14gと近場から遠投ポイントまで攻められるように、幅広いサイズをそろえておいてもらいたい。
円すい型がメイン(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)まきエサ&さしエサ
半日分、約6時間の想定で、オキアミ1.5kgに集魚剤2袋が目安。長時間釣行やエサ取りの多いとき、潮が速いときなど量が欲しい場合は、米ヌカや安価なパン粉などを加えて増量してやれば問題なく使用できるだろう。
半日の釣りで集魚剤2袋が目安(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)さしエサは生オキアミをメインに使用し、加工オキアミや半ボイル。あとは集魚剤を生オキアミに絡めたものを用意すれば、ローテーションして探ることができるだろう。ハリに刺すときも、1匹掛けを基準に頭を取って胴の部分を小さく付けたり頭を2~3個付けたり、アレンジを加えて試してもらいたい。
さしエサは数種類用意したい(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)あと予備で持っておきたいのが練りエサ。クロダイを狙って形状に変化をつけて狙っていると、良型のグレが食ってくる場合があり、用意しておいて損はないと思う。
狙うポイント
堤防の先端周りは潮の動きが良く、潮目や引かれ潮が起きて一番の狙いめとなる。それでも波止でよく釣れる25cm前後のグレは、横長の変化に乏しい護岸でもまきエサでポイントを作って釣りができるのがうれしい。
アベレージサイズは20~30cm(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)しかしそのような場所だけにグレも気難しく、まきエサに群がる姿が見えてもさしエサは食ってくれない、という状況に遭遇することが多々ある。そんなときにサオ3~4本沖をポイントにして狙うと、警戒心の緩くなったグレが口を使ってくれるようになるので狙っていただきたい。
まきエサを投入
狙ったポイントに仕掛けを投入し、まきエサをウキ回りめがけて投入するのだが、さしエサを食わせるコツがいくつかある。まずは狙った所にまきエサを投入できること。潮の流れや仕掛けの流れる状況にもよるが、ウキを中心に半径1m以内に4~5発投入できる精度があると、釣果に結びつきやすい。
ウキ下2ヒロ以内のまきエサに浮いてくるグレは、まきエサの煙幕から離れたさしエサにはあまり反応してくれない傾向がある。たとえ口にしても上手にさしエサだけ取っていき、素直にハリには掛かってくれないのだ。
慣れないと難しいが、遠投したウキにバシッとまきエサが合わせられると意外と気持ちがいいのでまきエサ投入を楽しんでもらいたい。
水面でバウンドさせる
また、まきエサの打ち方にはもう1つポイントがあり、まきエサを投入するときにライナーで飛ばし、水面でバウンドさせて砕けさせる。そうすることで上層に拡散し、まきエサの煙幕ができやすくなり、グレを浅く浮かせることができて狙いやすくなる。遠投ポイントに届かせるためには少々腕力が必要になるが、習得したいテクニックだ。
時には30cmを超える良型も(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)潮の流れる状況に合わせてまきエサを打つ位置をウキの潮上、潮下に変えて投入したり、グレの浮いてくるタイミングが遅い場合などはまきエサを先打ちし、カウントを取って仕掛けを投入する対応も必要。グレ、潮との対話を楽しもう。
仕掛けの調整
素直にグレがハリ掛かりしてくれればいいのだが、食い渋るのが波止グレの常。仕掛けをどんどん調整してグレを掛けていこう。
ウキ
まずウキだが、風が弱く潮の流れが弱いときでまだグレが見えないようなときは、B~2Bの浮力を使い、4ヒロまでのタナを探っていくといい。まきエサに群がるグレが見えだしたら、浮力の弱い0~G2を使って2ヒロまでを釣るイメージとなる。
波止グレは2~3匹は素直に釣れるのだが、学習してすぐにスレてハリ掛かりしなくなる。原因はグレがさしエサをくわえて反転したときに、ウキの入水抵抗を感じてさしエサを吐き出すことが考えられる。その対策としてウキの浮力は弱めの0号、サイズも極力小粒のものにしていくとハリ掛かり率が高くなる。
ハリ
次に手を付けるのがハリ。スタート時、グレのサイズにもよるが食いが良ければグレバリの7号を使用し、グレが見えていてもさしエサが取られなくなったら、ハリのサイズを小さくしていこう。
7号から始めて状況に応じて小さくしていく(提供:週刊つりニュース中部版 濱田晃行)口に入る「ハリ」という異物を小さくして、さしエサを食わせる考えだ。ハリのサイズを落とすと沈下速度も遅くなり、グレがくわえてくれる確率が高くなる。ハリの軸を太軸から細軸に変えることも、沈下速度を遅くする変化を与えてくれる。
スレているグレはまきエサよりも早く沈むさしエサは警戒して口にしようとはしない。ハリが付いているので、早く沈むのは当たり前で極力まきエサとさしエサの沈むスピードの差を小さくすることが狙いだ。
ガン玉
次にガン玉。さしエサをくわえて反転したときに取り付けているガン玉の重みを感じ取り、さしエサを吐き出すことがある。ウキの浮力が大きいと、浮力調整用ガン玉も大きくなるため嫌われやすく、ハリスの張りを作るために打つガン玉も、重いものは避けた方がいい。
だったらなくてもいいじゃないか、と思われるかもしれないが、ハリスがたるんでいるとウキにアタリもなく、グレがさしエサだけを取っていく場合があるので、ガン玉はチョイスに悩むアイテムと言える。一概には言えないが、見えているグレには0号ウキを使用し、ハリスに打つガン玉はG5までの軽いもので狙うのがベターといえる。取り付ける位置も、ハリに近づけたり離したりして探ってほしい。
ハリス
使用するフロロハリスは1.2号を基準に、テトラ堤など障害物がある場所では1.5号。グレが見えていて食わないときは、1号まで落としてみるといい。細いので掛かったときはやり取りを慎重にしなければならないが、食わせることを優先してチャレンジしていただきたい。
ライフジャケットと後片付け
波止釣りでも浸透してきたライフジャケットの着用。手軽に釣行できる波止でも、ふとした気の緩みやつまずきによって落水する危険性は常にある。運悪く落下時に頭を打って気を失ったまま落水すると取り返しのつかないことになるので、必ず着用して楽しんでいただきたい。
フカセ釣りではどうしても避けては通れない釣り座にこぼれるまきエサ。釣りが終わったら必ず清掃を忘れずに行ってもらいたい。私の場合、バッカンなどを洗うブラシで軽く掃いた後、海水で洗い流して終了。納竿時のルーティーンになっている。いつまでも釣りができる環境を維持するために、必ず行ってもらいたい。
20cm前後のグレだと、飽きずに釣れてくれることは割と遭遇するが、少しでもいいサイズを釣ろうとすれば、それなりのテクニックが必要となる。その駆け引きが面白い波止グレ釣り。見えている相手を紹介したアイテムのタイプを変え、組み合わせて使用することで多彩なパターンを演出すればグレにさしエサを食わせられるので、反応がなければどんどん変化させて常に攻めて釣果につなげていただきたい。
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