釣り超初心者が【五島列島ヒラマサジギング遠征釣行】にチャレンジ
2022年05月16日 17:00
抜粋
春マサシーズン終盤の五島列島で、釣り超初心者がオフショアジギングゲームに挑んだ模様をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)


釣り超初心者がヒラマサゲームへ
筆者の友人のまっちゃん。まともな釣りはほぼ未経験なのに好奇心が旺盛で、ことあるごとに、「一度でいいから五島列島のヒラマサ釣りの空気を体感してみたい」と筆者にしつこく言い続けてきた。「たとえ、自分は釣れなくても宮ちゃん(筆者)か誰かが釣るところを見ているだけでもいい」という。どうやら本気らしい。
筆者の五島通いは今年で7年目。まっちゃんが言い続けてきた期間もそれに近い。やや根負けしたのと、こちらもいったいどういう展開になるのだろうという別の好奇心も生まれ、今年の春マサ狙いの遠征釣行に試しに誘ってみたところ二つ返事で同行することになってしまった。いつも五島に同行している寺さんも快諾してくれた。ただ、筆者は自分の釣りに没頭したいため、基本的にまっちゃんの面倒は見られないということを条件にさせてもらった。
港近くの風景(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)まずは船長のレクチャーから
チャーターした遊漁船は今回で4回目となるMANA。朝6時前に福江島北部の水之浦港出港。最初のポイントはキャスティングゲームでスタート。筆者と寺さんは100g前後のダイビングペンシルをブラインドキャスト開始。朝一番のチャンスタイム。
筆者は事前の約束通りまっちゃんにはかまっていられない。超初心者のまっちゃんには、山口船長の「(仮称)初心者船上釣り教室」がさっそく開講された。まっちゃんのタックルはもちろんオールレンタル。レンタルではあるがリールはステラなので筆者のタックルよりもモノがいい(笑)。ジグとダイビングペンシルは筆者が実績のあるものを用意した。
山口船長は早々にまっちゃんのキャスティングの素養には見切りをつけ、ジギングに絞ってのレクチャーが始まった。竿の持ち方、シャクリ方、リールの巻き方、疲れずシャクり続けるコツなど実に親切丁寧に分かりやすく手取り足取りご指導いただいている。山口船長がまっちゃんの面倒を見てくれるおかげで筆者らは自分の釣りに没頭できる。本当にありがたい限りだ。
ほどなく、まっちゃんも、ぎくしゃくとしたアクションでジギングの実釣を開始した。
ぎこちないゆるふわジャークで開始(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)初心者にネリゴがヒット
渋めの出足で朝のチャンスタイムはキャスティング不発。何回かポイントを移動したあと、今度は全員ジギングで海中を探ってみる。水深は最大で100m位。
9時頃筆者がジギングでファーストフィッシュとなる5kgのマダイをキャッチ。これに続いたのはなんとスーパービギナーのまっちゃん。予想外すぎるヒット(笑)。ぎくしゃくしたゆるふわジャークがマッチしたようだ。皆の声援のなか、必死にリールをゴリ巻きし、船長のタモに納まったのはネリゴ(小カンパチ)だ。初ヒットで擦れ掛かりだったせいもあり、まっちゃん的には相当な重量感だったようだ。早すぎるビギナーズラック炸裂。
ビギナーの釣友がネリゴをキャッチ(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)気付けばジャークも自然に
このあとも船長の釣り教室は断続的に続いた。まっちゃんの釣り座は右舷胴の間やや前方。つまり船長のすぐ目の前。絶えず船長の視線と声を受け続け、気が抜けない(笑)。まるで監督がずっと後ろからついて来る中で走り続ける大学駅伝の選手のようである。
そんなまっちゃんに何度かヒットが出始めた。途中でバレたり、リリースサイズの根魚だったりしたが、釣りらしくなってきた。「アタったらアワせてくださーい。アワせんかったらバレますよー」と船長。結局、まっちゃんは朝マヅメから夕マヅメまで休まず愚直にロッドをシャクり続けた。最初は「ギクシャク」という音が聞こえていたジャークアクションも、いつのまにか不自然さがなくなっていた。
かなり上達したジギングのシャクリ(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)2日目にビッグヒット到来
2日目は短時間釣行だが、できればヒラマサ全員安打を狙いたい。せっかくなのでまっちゃんにもヒラマサの顔を拝んでもらいたい。ほぼまともな釣り経験がないまっちゃんではあったが、わずか1日にして目覚ましい成長を遂げており、かなりジギングアクションがさまになってきた。いつヒラマサが釣れてもおかしくないジャークになっていると感じる。
と思っていたら案の定まっちゃんに強烈なヒット!竿先が海に突き刺さり、船長がセットした強めのドラグからギューンとラインが垂直方向に走る。ヒラマサだ。相当デカい。
ヒラマサらしき大物ヒット(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)必死のやり取り
強い引きに必死に耐えるまっちゃん。船長「巻いて!巻いて!巻いて!」。まっちゃん「でも!」。船長「どんどん巻いて~!」。まっちゃん「巻きたいけど……ぜんぜん……巻けない(汗)」。筆者「テンションキープね。巻けるときに巻いて」。まっちゃん、とにかく必死。
船長「反対側に回れますかー?」前日の筆者を真似てステップを登って船首側を通過しようとしたとき、一瞬ラインのテンションが緩んでしまった。筆者「テンション!テンションかけて!」筆者の言葉もむなしく、竿先の曲線が直線に戻り生命反応が消えた。まっちゃん「凄かった……」残念ながらバレてしまったが、人生で初めて体感した大型魚とのファイトに感激し、興奮おさまらぬまっちゃん。その後は、すっかり要領をつかみ、リリースサイズながらアカハタもキャッチしリリース。
すっかり釣りの虜に
結局、まっちゃんはヒラマサを釣り上げることはできなかったものの、落胆の色は微塵もなく、大型魚とのファイトを体感できたことに満足げだった。そして、なにより特筆すべきは、超初心者のまっちゃんが2日間見事にロッドをシャクり続けたことだ。「体力自慢の若い人でも途中でバテるのに大したもんですね~」と船長も褒めてくれた。
スピードスケート日本代表の小平奈緒選手の名言のように、成し遂げることはできなかったが、やり遂げることはできたといえよう。遠征後、まっちゃんからの電話ではバラした大物の感触が手にまだ残っているらしい。もしかしたら、まっちゃんも筆者と同じ五月病ならぬ「五島病」になるのではないかと内心期待している(笑)。
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<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
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