琵琶湖の部長「奥村哲史」の奥の手。20年以上使い続け、そしてこの先何十年も釣れ続けるであろうゲーリー4インチヤマセンコーの使い方

2022年06月17日 19:00

[釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」]

抜粋

「それを使うのは反則やわ〜」

そう言わしめてしまうくらい、良く釣れるワームの代名詞が「ゲーリーヤマモト」だということに、特にワタシくらいの世代の皆さんは異論はないと思います。

で、そのゲーリーヤマモトのワームシリーズの中で1、2を争う反則ワームが「ヤマセンコー」だということに異論がある方も少ないと思います。

奥村 哲史(Satoshi Okumura) プロフィール

アークロイヤルボートクラブをベース基地とする琵琶湖プロガイド(オーエスジーエス・おくむらさとしガイドサービス)、愛称は部長(ぶちょう)。ライトリグ全般を得意としつつ、ハネジャコ攻め、デカバス率の高いハネジャラビー攻めなど独自テクも多数輩出。近年はYouTuberとしても活躍中! 1971年生まれ、京都府出身、滋賀県在住。

ゲーリーヤマモトワームシリーズの四天王

「ヤマセンコー」は、きっとカットテールとグラブとレッグワームを合わせてゲーリーヤマモト反則ワーム四天王でしょう。

…と言えるほどに、ワタシもヤマセンコーに全幅の信頼を置いておりまして。さらに言えば、たくさんある大きさの中でも4インチが筆頭格となっていて、デビュー以来20年以上一軍ワームから外れたことがなく、毎年キッチリと出番のあるワームとなっています。

ただし、だからといって一年中使うのはではなく、「ここぞ!」って季節に集中して使い、その使い方はヤマセンコーだからこその使い方になっております。

奥村流ヤマセンコーの使い方

①:シーズンは春後半~初夏

まず4インチヤマセンコーを使う季節としては「春後半から初夏」となります。この季節はご存じかと思いますが、バスの産卵期間中期から後期に重なり、所謂、ポストスポーンからアフタースポーンの季節になります。

では、どうしてその季節に4インチヤマセンコーを使うのか。それはバスが一年で一番ボトムを意識する季節になるからです。その理由は…そうです、産卵です。バスはこの季節にボトムに産卵床を作り産卵し、そこに産み付けられた卵を守ります。ですので、耐えずボトムを意識しています。

逆に言えば、産卵期以外はすべてではないかもしれませんが、バスは視界の関係上、自分と同一レンジや上方向を意識します。ボトムを意識するとなると視界を確保するのに頭を下げる必要がありとても面倒くさいのです。バスに聞いたワケじゃないですが、喰い方等々を観察しているとそう感じます。

②:キモはスローとボトムからあまり浮かせないこと=「超絶スローズル引き&完全放置」

そして、そんなポストスポーンからアフタースポーンでボトムを常に意識しているバス達にしっかりボトムで存在感を発揮してくれるのが、元祖高比重であるゲーリーヤマモトのワーム達、その中でもより重量があり余計なパーツがなく過度にアピールしない4インチヤマセンコーなのです。

とにかく高比重にプラスして過度にアピールしないってのがキモで、アングラーから見るとなんとも頼りなく感じてしまうその姿が、ポストスポーンからアフタースポーンのバスには「あ〜たまらん」ってことで喰っちゃうのだと思います。シランケド。

なので、4インチヤマセンコーの使い方で大事なことは「スロー」と「ボトムからあまり浮かせない」ってことになります。そのためワタシの使い方はノーシンカーで、ボトムを超絶スローズル引きと完全放置の組み合わせになります。

具体的には「おりゃー!」と遠投してボトムまで落とし、あとは横方向へのロッドを捌いての超絶スローズル引きを行い、1ストロークが終了後、ラインスラックを処理しているタイミングを利用して放置を行い、また横方向に超絶スローズル引きを行うというもの。ときに放置時間を1分くらい取ったりして放置時間を長くしたりしますが、そんなロングステイ中でもちゃんとバス達喰ってきます。ぶっちゃけ、非常に地味な使い方ですが、釣れてしまうので仕方ありませんね。

③:使用する場所

4インチヤマセンコーで狙う場所は、ポストスポーンやアフタースポーンを狙っているということから、ハードボトムが主流となります。

どれくらいのハードボトムか?それは4インチヤマセンコーをノーシンカーでズル引いたときに、多少引っ掛かり感を感じるくらいのハードボトムとなります。場所によってはズル引くだけで引っ掛かってしまうハードボトムもありますが、それはそれでナイスなハードボトムなので逃げずにズル引き時のロッド捌きを縦にしたりして狙ってください。…と、もし可能であれば、それらのハードボトムが台地状になっているところは、さらに可能性ありですのでお見逃しなく。

ということは、「浚渫エリア」はグッドスポットだらけってことになりますね。 まぁそんなところが4インチヤマセンコーの使い所です。

タックルについて

ワタシの超絶スローズル引きはスピニングタックルを使います。ベイトタックルでも使うことは可能ですが、放置時のラインスラックの出しやすやを考えるとスピニングのほうがやりやすいかと思います。

使うロッドはワイルドサイドのWSS-66Lです。リールはシマノ・コンプレックス2500HG、ラインはサンライン・スーパーFCスナイパーBMS5lb、そしてリーダーを組みます。極小スイベルにリーダーはフロロ12以上、フックはZAPPUのリングドパイルドライバー 2/0です。

フロロのメインラインにリーダーを組む理由

リーダーを組む理由には2つあります。

まずはラインブレイクの防止です。これはリングドパイルドライバーも同じ役目を果たしています。ラインを太くすることによって一番ラインブレイクを起こす可能性が高いノットに強度を持たせつつ、リングによってノットが稼働するのでさらにノットへの負担を減らします。

2つ目の理由はシンカーの代わりです。フロロカーボンは比重が高いので沈みやすいラインと言えます。太くすればより沈みやすくなり、ノーシンカーの4インチヤマセンコーがよりボトムに留まりやすくなります。使ってみれば良く分かると思いますが、5lbと例えば12lbでもその沈み込みの差が大きいですよ。

 

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この先何十年も釣れ続くであろうメソッド

というわけで、4インチヤマセンコーの使い方等々の紹介&解説をしてきました。

ワタシの紹介させていただいたメソッドは先述しましたが、とても地味です。人によってはあまりの地味加減に嫌気が差してしまうかもしれません。なので過去にも各方面で紹介してきましたが、全くもってメジャーなモノにはなりませんでした。

だからこそ、多くのアングラーが積極的に使うことがなく隙が生まれ、20年以上ポストスポーンからアフタースポーンに掛けて無類の強さを誇っているのかもしれませんし、きっとこの先何十年も釣れ続くと確信しています。

ゲーリーインターナショナル (Gary International)

トップアングラーとして知られる河辺裕和が代表をつとめる米国・アリゾナ州に本社を置くゲーリーヤマモトカスタムベイツの日本支社。ゲーリーグラブやカットテールワーム、ヤマセンコーなど超ロングラン人気を誇るGaryYAMAMOTOワームなどを中心に扱っているほか、YABIA BRANDなどで独自のアイテムも人気を集めている。

 

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